吉川トリコさんの中編小説『コンビニエンス・ラブ』をデジタル配信開始
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吉川トリコさんの中編小説『コンビニエンス・ラブ』をデジタル配信開始

2023.09.08 12:00

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2年連続山本周五郎賞にノミネートされるなど、ストーリーテリングに定評のある吉川トリコさんの中編小説『コンビニエンス・ラブ』が、2023年9月8日(金)よりU-NEXTで先行配信される。

恋愛小説でありながら、単純な恋愛小説ではなく、推すこと、マチズモ、コンプラなどもテーマに含めた、恋愛の消費面を描いた内容で、2023年4月にスタートした中編小説の季刊レーベル「100 min. NOVELLA」の第3弾として10月に紙の本として発売することが決まっている。

コンビニエンス・ラブ_書影

吉川トリコ『コンビニエンス・ラブ』

「アーティストであって、アイドルじゃない」5人組ダンスグループGAME BREAKERSに所属する成瀬愛生(通称:アッキー)はそんなプライドを持っている。
しかしファンから届くのは、イケメンだとか、メンバー間のカップリングを尊ぶものとか、〝本質〟以外を褒めたてる声ばかり。
ある日、メンバーの灰人が噂レベルのゴシップで炎上すると、より一層、推されることの現実と理想のちがいに悩むことに。
そんな折、自宅近くのコンビニに勤める青木マユと知り合い、素のまま付き合える彼女に徐々に惹かれていき…。


<著者プロフィール>
吉川トリコ(よしかわ・とりこ)
1977年生まれ。2004年「ねむりひめ」で<女による女のためのR-18文学賞>第三回大賞および読者賞を受賞、同作収録の『しゃぼん』でデビュー。著書に『グッモーエビアン!』『戦場のガールズライフ』『ミドリのミ』『ずっと名古屋』『マリー・アントワネットの日記 Rose』『女優の娘』『夢で逢えたら』『あわのまにまに』など多数。2022年『余命一年、男をかう』で第28回島清恋愛文学賞を受賞。エッセイ『おんなのじかん』所収「流産あるあるすごく言いたい」で第1回PEPジャーナリズム大賞2021オピニオン部門受賞。

試し読みも公開中。

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