広瀬すず主演映画『遠い山なみの光』二階堂ふみ出演が決定
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広瀬すず主演映画『遠い山なみの光』二階堂ふみ出演が決定

2024.12.25 07:00

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ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロの鮮烈なデビュー作を、『ある男』で第46回日本アカデミー賞最優秀作品賞含む最多8部門の受賞を果たした石川慶監督が映画化、広瀬すず主演で2025年夏に公開される『遠い山なみの光』に二階堂ふみが出演することが発表された。

★遠い山なみの光_広瀬すず1ショット

本作で主人公の悦子を務めるのは、抜群の演技力と表現力で映画・ドラマと幅広く活躍する広瀬すず。この度追加キャストとして、悦子がまだ長崎にいた頃に出会った謎多き女性、幼い娘と暮らす佐知子役で二階堂ふみが出演することが発表された。イギリスで暮らす悦子の夢にたびたび登場するこの女性と悦子の間には、いったい何があったのか――。

映画『ヒミズ』(12)では第68回ヴェネチア国際映画祭にて最優秀新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞、『私の男』(14)、『翔んで埼玉』(19)で日本アカデミー賞優秀主演女優賞、『月』(23)で第97回キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞を受賞。第76回エミー賞で史上最多18部門を受賞し、先日ゴールデングローブ賞へのノミネートも発表されたばかりのドラマ『SHOGUN 将軍』にも出演するなど、主演・助演、そしてフィールドを問わず確かな演技力で存在感を放ち活動の幅を広げている二階堂ふみ。石川監督は「二階堂さんが放つその異彩が、いかにこの映画を彩り豊かなものにしてくれているかを実感しています」と二階堂ふみに絶大な信頼を寄せている。

★遠い山なみの光_二階堂ふみ1ショット

<二階堂ふみ コメント>

この作品に参加させて頂き、改めて、当時の女性たちが何を抱えて生きていたのかを、登場人物を通じて感じていくような経験でした。

石川監督はじめ素晴らしいスタッフの方々とご一緒できたこと、とても光栄に思います。

<石川慶監督 プロフィール/コメント全文>

Kei-Ishikawa

1977年6月20日生まれ。ポーランド国立映画大学で演出を学ぶ。『愚行録』(17)が、ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門に選出されたほか、新藤兼人賞銀賞、ヨコハマ映画祭新人監督賞など受賞。『蜜蜂と遠雷』(19)では、毎日映画コンクール日本映画大賞、日本アカデミー賞優秀作品賞など受賞。2021年には、世界的なSF作家であるケン・リュウ原作の『Arcアーク』を監督。『ある男』(22)は、ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門、釜山国際映画祭ではクロージングに選出され、日本アカデミー賞で最優秀作品賞含む最多8冠を飾るなど、国内外から大きな注目を集めた。

●コメント全文

ネタバレになってしまうので、なかなか役の話ができないのがもどかしいのですが、二階堂さんに演じてもらった佐知子は、この映画の登場人物としても、この時代に生きた女性としてもひときわ異彩を放つ、非常に重要な役です。鮮烈な印象を残す必要もありながら、高い抽象度を求められる困難な役でしたが、二階堂さんの役に対する、そして映画全体に対する理解度には毎シーン驚かされました。

今、編集室で、二階堂さんが放つその異彩が、いかにこの映画を彩り豊かなものにしてくれているかを実感しています。そしてなにより、広瀬すず、二階堂ふみという現代日本映画界の最高峰のふたりが、同じフレームにおさまっているのを見るだけでも、震えるような感動を覚えます。早く、みなさんとこの感動を共有できるよう、もう一息がんばります!

<カズオ・イシグロ プロフィール>

Kazuo-Ishiguro

ノーベル賞受賞作家、脚本家。1954年に長崎で生まれ、5歳の時に両親とともに英国に移住。50カ国語以上に翻訳され、世界的ベストセラーとなった著書の数々は、世界各国で多数の賞や栄誉を獲得しており、高い評価を得た「日の名残り」と「わたしを離さないで」は映画化されている。文学への貢献により英国からナイト爵位を授与されたほか、フランスから芸術文化勲章シュヴァリエ、日本から旭日重光章を受章している。映画『生きる LIVING』(23)の脚本は、米アカデミー賞🄬のほか、英国アカデミー賞(BAFTA)にもノミネートされた。

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