『青の祓魔師』熱が再燃!改めて知りたい『青エク』の魅力とは?
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『青の祓魔師』熱が再燃!改めて知りたい『青エク』の魅力とは?

2024.03.04 17:00

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2009年から集英社「ジャンプSQ.」で連載されている大ヒットコミック『青の祓魔師』(以下『青エク』)。連載第1話から圧倒的な人気を獲得し、2011年には初のテレビアニメ化、その翌年には『青の祓魔師 劇場版』も公開されました。それから5年の時を経て2017年に『青の祓魔師 京都不浄王篇』が放送され、そして今回、なんと7年ぶりに「京都不浄王篇」に続くエピソードとなるTVアニメ『青の祓魔師 島根啓明結社篇』がスタートしました。
そこで、新シリーズの見どころや、10年以上ファンに愛され続ける本作の魅力の再確認。これまでの『青エク』の物語についてもおさらいします!

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©加藤和恵/集英社・「青の祓魔師」製作委員会

7年ぶりの新シリーズ「島根啓明結社篇」はあのキャラに注目!

『青の祓魔師 島根啓明結社篇』は、TVシリーズ第2作目「京都不浄王篇」から続く物語。京都で復活した不浄王を討伐し、再び日常へと戻った奥村燐たちの前に、啓明結社イルミナティの総帥にして光の王・ルシフェルが姿を現します。ルシフェルは、魔神サタンの復活と、人間の住む物質界(アッシャー)と悪魔の住む虚無界(ゲヘナ)を融和することを、正十字騎士團に宣戦布告。さらに、ある計画のために必要な人物として、燐たちと同じ祓魔塾生の少女・神木出雲を連れ去ってしまいます。しかも彼女を連れ去るため潜り込んでいたスパイは、なんと——。新シリーズは、裏切りから幕を開ける衝撃展開となっています。

本作で大きくフォーカスされるのが神木出雲と志摩廉造の2人。

神木出雲は「御饌津(ミケ)」「保食(ウケ)」という2体の白狐を使役する、巫女の血統を持つ少女です。本作で明かされる彼女の出自と、家族にまつわるドラマは最大の見どころ。いつも気が強く、毒舌でもありますが、仲間想いの優しい一面が強く描かれるのもポイント。大きく成長していく彼女から目が離せません。

志摩廉造は明陀宗僧正血統・志摩家の五男坊で、勝呂や子猫丸と幼馴染みの少年。女性好きかつ飄々とした性格の持ち主です。これまでは調子の良さと面倒ごとを嫌うシーンが目立っていた彼は、今作ではどのように関わってくるのか。そして、これまで隠されてきた彼の真の実力とは?試される仲間たちの絆にも注目です。

『青の祓魔師 島根啓明結社篇』を観る前に『青エク』をおさらいしたい!

『青エク』のTVシリーズ第1作目が放送されたのは2011年。『青の祓魔師 京都不浄王篇』も2017年ということで、改めて『青エク』のおさらいをしていきましょう!

養父・藤本獅郎に育てられた主人公・奥村燐と、その双子の弟・雪男。物語は、ある日燐が悪魔の存在を知ったところから大きく動き始めました。

悪魔と対峙した燐は自身の体から青い炎が発現したことをきっかけに、神父であり祓魔師(エクソシスト)でもあった獅郎から、自分たちが魔神(サタン)の落胤であることを告げられます。その後、獅郎に憑依した魔神が燐を虚無界へ連れ去ろうとし、燐は自らの身に宿った魔神の青い炎を解放することで撃退。しかし獅郎はその一連の戦いで命を落としてしまいます。

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TVアニメ『青の祓魔師』第1話より ©加藤和恵/集英社・「青の祓魔師」製作委員会・MBS

燐は獅郎の葬儀で出会った謎の男メフィスト・フェレスの前で、祓魔師となって魔神を倒すことを宣言。メフィストの指示で、弟・雪男が通うことも決まっている名門・正十字学園へ入学することに。そして学園内にある祓魔師の養成所・祓魔塾に入った燐は、そこで雪男が祓魔塾の講師であり、すでに経験を積んだ祓魔師だったことを知りました。

その後、仲間たちとともに祓魔師の候補生(エクスワイア)へと昇格したり、悪魔である地の王・アマイモンとの戦いで魔神の力を知られてしまったりと、一難去ってまた一難の連続。そして燐と雪男、兄弟の絆を揺るがす、壮絶な事件へ。

アニメ第1作目はアニメオリジナル要素が織り交ぜられており、「青の祓魔師 劇場版」へと続きます。原作とはひと味異なるストーリー展開も、視聴者の間では話題を呼びました。

TVシリーズ第2作目となる『青の祓魔師 京都不浄王篇

テレビアニメ第1作目から6年ぶりとなる2017年、原作5~9巻にあたる「京都・不浄王編」をアニメ化した『青の祓魔師 京都不浄王篇』がスタートしました。

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TVアニメ『青の祓魔師 京都不浄王篇』第1話より ©加藤和恵/集英社・「青の祓魔師」製作委員会・MBS

物語はアマイモンとの戦いの後、学園の最深部に封印されていた「不浄王の左目」が盗まれたところから始まります。京都に封印されている「不浄王の右目」の警備のため、燐たちは京都へ。不浄王復活を阻止しようと奮闘する燐たちですが、策謀によりついに不浄王は復活してしまいます。青い炎を暴走させて以降、自らの悪魔の力が封印された降魔剣を抜けず十分に戦うことができない燐は、どう立ち向かうのか。燐の葛藤と苦悩、そして仲間とともに大きく成長する重要な戦いとなりました。

不浄王との壮絶なスケールの戦いは迫力も満点。また、燐と同じ祓魔塾生の中でも、京都出身の勝呂や志摩、子猫丸といった面々にもスポットが当たり、キャラクターや世界観が深掘りされたのも印象的なエピソードです。

改めて見る『青エク』の魅力とは?

2011年のアニメ第1作目から6年後にTVシリーズ第2作目が、さらに7年を経て第3作目が制作される『青エク』。長くファンに愛され続けているからこそですが、そんな本作が愛されている理由はどこにあるのでしょうか?

その理由の大きな1つは、燐と雪男の2人が紡ぐ絆のドラマです。

魔神の青い炎を継いだ兄・燐と、その双子の弟・雪男。幼い頃から悪魔の姿が見えていた雪男は、養父である獅郎に自分たちが魔神の落胤であることを教えられていました。「闇に怯えて生きるより、強くなって人や兄さんを守りたくないか」という獅郎の言葉に、雪男は祓魔師になることを決意。その後史上最年少で祓魔師となります。燐もまた、粗暴な面がありながらも兄として雪男のことを常に気にかけています。それは燐が青い炎に目覚めてからも変わりません。

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TVアニメ『青の祓魔師 京都不浄王篇』第1話より ©加藤和恵/集英社・「青の祓魔師」製作委員会・MBS

とはいえ出生の複雑さや、燐の無鉄砲な行動と力の使い方でよく衝突し、苦悩・葛藤もしてしまう2人。粗野で熱くなりやすい燐と、真面目で冷静な雪男、正反対な2人が不器用ながらも互いに助け合い、時にぶつかり合い、大切な兄弟として想い合っている描写の数々は本作の大きな魅力となっています。

また、奥村兄弟の周囲を固める登場人物たちの、繊細で丁寧な人間ドラマも見ごたえ抜群です。赤の他人から友達、親友へと育まれていく友情。悪魔との戦いの中で苦悩しながら、能力はもちろん、精神的に大きく成長していく姿。衝突を繰り返しながら、もっと固く強い絆で結ばれていく燐と仲間たちの姿は、感情移入させられるものばかり。まさに少年漫画の王道ドラマ。ダークな世界観と、大迫力のアクションの数々もその魅力を倍増させています。

そういった『青エク』が持つ魅力はTVシリーズ第3作目となる『青の祓魔師 島根啓明結社篇』でも存分に、もしかすると今まで以上に発揮されるかもしれません。より一層燃えあがる『青エク』熱。『青の祓魔師 島根啓明結社篇』をぜひお見逃しなく!

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『青の祓魔師 島根啓明結社篇』 ©加藤和恵/集英社・「青の祓魔師」製作委員会

1月6日よりTOKYO MXほかにて放送中
公式サイト

『青の祓魔師』シリーズはこちら

原作コミック『青の祓魔師』はこちら

文/リワークス

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