杉咲花主演『朽ちないサクラ』、トークイベントに萩原利久、原廣利監督が登壇
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杉咲花主演『朽ちないサクラ』、トークイベントに萩原利久、原廣利監督が登壇

2024.07.11 19:00

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6月21日(金)よりTOHOシネマズ日比谷他全国にて公開されている杉咲花主演の映画『朽ちないサクラ』。

全国での絶賛公開記念トークイベントとして、7月8日(月)、本作の撮影地である愛知に凱旋して舞台挨拶を開催。MOVIX三好、ミッドランドシネマの2会場にて計4回のトークイベントが実施され、平日の昼間にも関わらず、大入りの客席から登壇した俳優・萩原利久、原廣利監督は、毎回温かい拍手で迎えられた。どの上映回も、2人の人柄が滲み出る温かく穏やかな空気に包まれた中で行われた。

愛知での撮影時の思い出を聞かれると萩原は「あまり時間がなかったので、ホテルの周辺を散歩しました」と話し、原監督は「以前愛知の桜をドラマで撮影したことがあったので、今回も愛知で撮影がしたいと希望を出しました」と愛知オールロケになった経緯を語った。

朽ちないサクラ_メイン
©2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会

本編を観た感想を聞かれると萩原は「普段は自分自身の出演作を見るのは恥ずかしくなってしまい観るのに照れるが、役柄もあり客観的に観られる役で、できあがって初めて観るシーンも多かったので楽しみながら観ることができました」と話した。

撮影現場での萩原の様子を原監督は「撮影中にカットがかかるとモニター横にきて、モニターを見るのではなく、子犬のように僕をずっと見ていた(笑)」と語り、それに対して萩原は「ソワソワするんです」と微笑ましいエピソードを明かした。

この日は観客からのティーチインが行われ、観客から「一番難しかったシーンは?」と問われると、萩原ひとりでの撮影となった屋上のシーンをピックアップ。杉咲演じる泉との電話をするシーンを振り返り、撮影全体の序盤であったため、想像を膨らませながら挑んだと答えた。また、海でのシーンは、潮が満ちてきて濡れそうになりながら撮影した話や、水面の照り返しでとにかく眩しかったと撮影裏話を語った。

朽ちないサクラ_場面_03
©2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会

さらに観客から「磯川の存在が泉の支えとなっていることに救われる、杉咲演じる泉への恋心をどのように意識して演じたか?」を聞かれると、「泉への恋心に関しては、監督とも話し合いました。磯川はまっすぐでクリーンな存在なので、あまり表に恋心が出過ぎてしまうと濁ってしまうと思い、磯川自身の意思で寄り添うと決めて、まっすぐに芯を通すことは意識しました。それが綺麗に伝わったと思う。泉と対峙している時よりも、磯川ひとりでいる時の方が、泉のことを思っていたのではないかな」と語り、監督も、「磯川はとても上品に泉を思っているところが好き」と話した。

『朽ちないサクラ』

「疑いは絶対に晴らすから」 そう⾔って⽴ち去った親友は、⼀週間後に変死体で発⾒された──
愛知県平井市在住の⼥子大生が、度重なるストーカー被害の末に、神社の⻑男に殺害された。地元新聞の独占スクープ記事により、警察が⼥子大生からの被害届の受理を先延ばしにし、その間に慰安旅⾏に⾏っていたことが明らかになる。県警広報広聴課の森⼝泉は、親友の新聞記者・津村千佳が約束を破って記事にしたと疑い、 身の潔白を証明しようとした千佳は、1週間後に変死体で発⾒される。⾃分が疑わなければ、千佳は殺されずに済んだのに──。⾃責と後悔の念に突き動かされた泉は、⾃らの⼿で千佳を殺した犯⼈を捕まえることを誓う。

6月21日(⾦)TOHO シネマズ日比谷他全国公開中

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