プレーオフ最終戦、松山英樹は最終日「69」で29位 苦しいシーズン、それでも復調の兆し「いいゴルフはでき始めている」|ツアー選手権
PGAツアープレーオフシリーズ最終戦『ツアー選手権』(8月21〜24日/イーストレイクGC)が閉幕し、松山英樹は最終日を5バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「69」でホールアウト。通算スコア+3の29位で、米ツアーの今季を終えた。
前楽天ゴールデンイーグルス監督の今江敏晃さんはベストスコア72の腕前を誇るゴルファー。一体どんなクラブを使っているのか、こだわりを聞きました。
まずドライバーですが、今はテーラーメイドの「SiM2」を使っています。いろいろなメーカーのドライバーを使ってきましたが、これが一番フィットしたんです。ウッド系はテーラーメイドが一番好きですね。
ロフトは9度で、球は低めです。角度が上がったほうが飛距離が出るかもしれませんが、そのぶん横にも曲がりやすくなってしまう。とにかく次(セカンドショット)が打てるところに置きたいので、このロフトにしています。
シャフトはテンセイのオレンジで、フレックスは「6X」です。ちょっとハードめですかね。でも、今思い返すと、波留敏夫さん(現・オリックス二軍監督)がロッテに在籍されていたころにドライバーをいただいたのですが、それにはスチールシャフトのダイナミックゴールドが刺さっていました。今思うととんでもないものを使っていたなって(笑)。
ヘッドスピードは思い切り振ると50m/sを超えますが、抑えて振るので46、47くらいじゃないですかね。スコアを重視して。
スプーンはテーラーメイドの「M6」です。これを使って以来、ほかのものを使おうという気になれないですね。ドライバーが苦手なので、パー5のセカンドに限らず、ティショットでもよく使います。(曲がりを抑える効果がある)「ツイストフェース」がミスをカバーしてくれる感じがして、安心感をM6には感じるんです。これがないと今はゴルフが成り立たないですね。飛距離は230〜240ヤードくらいで、ちょっとでもティショットに不安を感じるとこれを持ちます。
クリークも同じM6で揃えています。飛距離は220ヤードくらいなので、ティショットで220ヤード以上打てないホールなどで使いますし、ラフからでも抜けが良いので、パー5のセカンドでボールがラフにあるときにも使います。ラフからでも抜けがいいですし、フライヤーしてスプーンより飛んでくれることも多いんです。パー5はフェアウェイからはスプーン、ラフからはクリークという使い分けです。
ユーティリティはオノフ(オノフ ユーティリティウイングス KURO ※2021年発売モデル)の3番で、ロフトは21度です。食いつくような打感がすごくよかったので、ずっと使っています。場面的には長いパー3、200とか210ヤードくらいのときのティショット。あとは、パー4でティショットをミスして、つま先下がりの傾斜から200ヤード弱くらいを打つとき。このクラブを使うときはティショットをミスしたときなので、本当は出番が多かったらダメなクラブなんですが(笑)、ライが悪いときに飛距離を稼いでくれる、自分のなかではお助けクラブですね。
アイアンは5番から「G」までPXG(0311 XP GEN6アイアン)を使っています。Gがなんの意味かはよくわからないのですが……(注:Gap Wedgeの意)。中空の飛び系アイアンなのですが、いろいろなアイアンを使ってきた中で、ミスをカバーしてくれるので僕にとっては非常に大きな安心感があります。昔はマッスルバックのような薄いアイアンをカッコつけて使っていたのですが、スコアをまとめるためにはカッコつけてる場合じゃないなと(笑)、やさしいクラブに行きつきました。ゴルフはクラブと自分の共同作業だと思っていますから。
ウェッジ(PXG SUGAR DADDY II 0311 ミルドウェッジ)は54度、58度を入れています。もともとは58、54、48と入れていたんですが、アイアンセットに「G(47度)」があるので、ウェッジは2本にしました。54で90〜110ヤード。58で80ヤードから下を打つ感じですね。60度も何回かプロに憧れて試しましたが、難しくて(笑)。アマチュアらしく一番使いやすい58にしています。ウェッジはめちゃくちゃハイバウンスで、バウンス角が13度あるんです。昔はローバウンスを使っていましたが、ハイバウンスのウェッジのほうが助けてくれますから。
最後はパター(テーラーメイド スパイダー GT ブラック TM2 トラスセンター パター)ですが、1番のこだわりは長さで、36インチなんです。パターも元々苦手で、パチンと打ってしまうクセがあったんですが、それを改善するためにもともと34インチだったのを36インチに伸ばして使っています。シャフトが長いと前傾角度が起きる分、視野が広がって距離感が合いやすくなるんです。
トラスにしてからめちゃくちゃ変わりました。大きな面でボールをとらえる感覚が出て、自分のなかではトラスがマストになっています。しかもセンターシャフトがいいですね。手首を使わなくなる感覚があるんです。長くして、センターシャフトにしたトラスパターが、自分の中では一番やさしいと思っています。
<今江敏晃さんのクラブセッティング>
1W:テーラーメイド SiM2
3W:テーラーメイド M6
5W:テーラーメイド M6
3UT:オノフ ユーティリティウイングス KURO
5-G:PXG 0311 XP GEN6アイアン
54、58:PXG SUGAR DADDY II 0311 ミルドウェッジ
PUTTER:テーラーメイド スパイダー GT ブラック TM2 トラスセンター パター
撮影:片倉京輔/インタビュアー:今井敬太
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