「(錦織)圭は、全然やらないのになんでこんなに上手いんだって思いますね」添田豪が語る自身とテニス界のゴルフ事情
元プロテニスプレーヤーの添田豪さんは、テニス界屈指のゴルフの名手として知られています。そんな添田さんに、ご自身のゴルフへの向き合い方と、現役テニス選手のゴルフ事情について教えてもらいました!
元プロ野球選手で、現在は解説者、MLBのシアトル・マリナーズ特任コーチ・アドバイザーとしても活躍する岩隈久志さんに、ゴルフとの出会いや、日本一に輝いた甥っ子・広橋璃人くんとの関係についてなどを教えてもらいました!
ゴルフをはじめたのはプロの世界に入ってから。オフの納会で「ゴルフをするから(準備を)やっとけよ」と言われたのがきっかけです。
一番最初に回ったときのスコアは、たしか135だったかな。(現役時代は)基本的にはオフシーズンになったらやるって感じだったので、12月から1月の本当に寒いシーズンしかできませんでしたね。
当時はやっぱりチームメートと行くことが多かったです。いま広島(東洋カープ)でヘッドコーチをされている藤井彰人さんなんかと「ゴルフはスポーツとして楽しいよね」みたいな会話をしながらプレーしていました。普段野球をやっている仲間と、ゴルフっていう別競技でプレーできるのが楽しかったですね。
そのころはなかなか100が切れなくて、100切りを目標でずっとやっていました。オフシーズンだけだから、年間10回もできないくらいなんですよ。だから、100を切ったのはゴルフをはじめて3年目くらいです。
野球をやってきたのでボールに当てることはできるのですが、なかなかコントロールできない。普段はスライスなのに、左から回そうとしたときに限って真っすぐ行ってしまったり(笑)。
ゴルフは野球と似ている部分は絶対あると思うんです。道具を使ってボールを打ちますし、感覚的にも似ている部分はあるのかなって。ただ、フルスイングはよくても距離感を出すのはすごく難しかったです。とくに若いころは100ヤード以内とか、近くなればなるほど(スウィングが)ゆるんでしまって、距離感が出せなかったんです。
(MLBシアトル)マリナーズ時代はキャンプ中によく行きました。アリゾナでキャンプをしていたんですが、チームの全体練習が始まる前のバッテリー組だけの時期は、午前中で練習が終わってしまうので午後からゴルフしていました。
引退してからは、ちょっとずつドライバーが曲がらなくなってきて、ちょっとずつ芯に当たるようになってきました。あとはアプローチとパターの感覚が良くなってきましたね。
今はアベレージが83とか84とかそれくらい。ベストスコアは去年出て、73です。100ヤード以内のアプローチは好きになりましたが、野球のコントロールより難しいと思います(笑)。
甥っ子(2024年『第17回全国小学生ゴルフ大会』男子の部で優勝した広橋璃人くん)も最初は野球をやっていたんですが、なかなか上手くならずに、彼のお父さんがゴルフをやらせようと言ったらハマちゃったみたいです。
試合に出始めた小学3年生頃は出ても最下位に近かったんですが、好きだからこそすごい練習をするようになって、6年生で日本一。たまに一緒に回るんですが、今はもうまったく勝てないですね。
僕の平均のドライバー飛距離は285ヤードくらいですが、270ヤードくらい飛んでますしね。パワーもありますし、上手くなるスピードがすごいです。まだ勝っているのはドライバーの飛距離くらいです。
ゴルフはいろいろな方とつながれますし、なにより楽しいのがいいなと思っています。この先も、ゴルフを楽しみながら続けたいですね。
インタビュー動画は以下でご覧いただけます
撮影:野村知也
インタビュアー:今井敬太
元プロテニスプレーヤーの添田豪さんは、テニス界屈指のゴルフの名手として知られています。そんな添田さんに、ご自身のゴルフへの向き合い方と、現役テニス選手のゴルフ事情について教えてもらいました!
2024年にDPワールドツアーに戦いの場を移し、ツアー1勝、オリンピック出場と飛躍を遂げた中島啓太。しかし、その裏では腰痛に苦しめられ、心が折れる経験も。激動の1年をたっぷり語ってもらいました!
独占インタビュー後編では、腰痛で苦しんだシーズン後半戦について語ってもらいました。
インタビュー後編は、米女子ツアーやメジャーへの想いや、そのために準備していることを教えてもらいました!
インタビュー前編は、大ブレイクを果たした2024年シーズンを振り返ってもらいました!