19歳のスジョンは勉学に励みながら、亡き母の分まで家族の面倒を見ながら生きていた。ある時、スジョンは弟の代わりにオンラインゲームのレベルアップをすることに。そのゲーム内で「黒炎竜」というプレイヤーに出会い、抜群のコンビネーションで協力プレイを重ねるうちに心を通わせていった。
待ちに待ったゲーム仲間とのオフ会の日。スジョンは黒炎竜との初対面に胸を躍らせていたが、そこで衝撃の事実が発覚する。黒炎竜の正体は、中二病全開の15歳の中学生だったのだ。黒炎竜が年上だと思っていたスジョンは失望し、その場を去ろうとする。黒炎竜に引き止められた挙句、公開告白をされたスジョンは彼を激しく拒絶。この出来事はお互いにとって「黒歴史」となった。
それから長い年月が経ち、スジョンはキャリアウーマンとして、ヨンソンデパートの企画チーム長を務めていた。そんなある日、スジョンは後続車に追突される。車に乗っていたのは傲慢な態度の男で、スジョンは憤りを覚える。
翌日。新任の本部長が着任したことを知り、スジョンは挨拶に向かう。すると、そこにいたのは、昨夜の追突事故を起こした張本人、パン・ジュヨンだった。さらに彼こそが、かつての「黒炎竜」その人であった。スジョンは彼の正体に気づかないまま、上司と部下として共に働くことに…。
主人公スジョンを演じるのは、『女神降臨』で外見にコンプレックスを抱くヒロインを熱演し、一躍注目を集めたムン・ガヨンだ。同作で姉妹役を演じたイム・セミと再共演を果たすほか、第1話にはオ・ウィシクがカメオ出演している。また、『女神降臨』の小ネタが散りばめられており、ファン必見の作品となっている。
ムン・ガヨンが演じるスジョンは、理不尽を許さず「本部長キラー」と呼ばれるヨンソンデパートの企画チーム長。はっきりと自己主張し、チームを率いる姿には、憧れを抱く人も多いはず。
一方で、学生時代から一家の大黒柱として家族を支え、様々なことを我慢しながら、がむしゃらに努力してきた過去も持っているスジョン。そんなヒロインの芯の強さや複雑な心情を、ムン・ガヨンが見事に表現している。
本作は、互いに「黒歴史」の相手だと気づかぬまま惹かれ合っていく二人の姿をユーモラスに描いている。初恋が黒歴史となり、恋に消極的だった二人が再び惹かれ合う過程をロマンティックに表現しつつ、気づきそうで気づかないもどかしい展開が笑いを誘う。
一方、厳しい家庭環境を乗り越えて強く成長した二人が共感し合う姿や、ジュヨンの趣味をスジョンが自然に受け入れていく過程など、心温まるシーンも多い。
ジュヨンは財閥三世としてふさわしい生き方を求められ、スジョン同様に自分を押し殺して生きてきた。そんな二人が「認められたいし、うまくやりたいし、見下されたくない」と本音を打ち明ける場面は、二人の距離が一気に縮まる印象的なシーンとなっている。
幼い頃に両親を亡くしたジュヨンにとって、漫画やアニメ、音楽は心の支えだ。しかし、財閥の後継者として、普段はオタクであることを隠して生きている。日中は完璧な後継者を演じながらも、仕事が終わるとオタクに早変わり。そんな二重生活を送るジュヨンのギャップに、思わずクスっと笑ってしまう。
また、ジュヨンの「オタク」というキャラ設定が細部まで作り込まれている点も見どころのひとつだ。例えば、彼が夢中になっているバンドが実在していたり、日本のコンテンツを愛するあまり、セリフの中に日本語が混ざったり、視聴者を楽しませる仕掛けがふんだんに盛り込まれている。「オタク」を表現するための細かい演出にもぜひ注目してほしい。
ヨンソンデパートの企画チーム長。「目には目を歯には歯を」がモットーで、不条理なことが許せない性格。理不尽な態度をとる歴代の本部長を追い込んできたことで、周りからは「本部長キラー」と呼ばれている。成果を出すためには妥協せずとことん努力するタイプ。亡くなった母に代わって学生時代から父と弟を支えており、今でも家族仲が良い。
キャスト:ムン・ガヨン
1996年生。2006年に映画『師の恩』で子役としてデビュー。その後キャリアを積み、2014年にドラマ『Mimi』で初主演を飾る。2020年の『女神降臨』では外見にコンプレックスを抱くヒロインを演じ、高い評価を得た。幼少期はドイツで過ごしたため、語学が堪能であることでも有名。
◆代表作:『女神降臨』『その男の記憶法』『愛と、利と』
ヨンソンデパートの戦略企画本部に配属になった本部長。実はヨンソングループ会長の孫で、財閥三世だ。ゲームや漫画が大好きで、オタクグッズをコレクションする隠し部屋を持っている。厳格な会長から、ヨンソングループの後継者として恥ずかしい行動を慎むように言われており、オタクであることは隠して生活している。
キャスト:チェ・ヒョヌク
2002年生。2019年にウェブドラマ『リアル:タイム:ラブ』でデビュー。同作はシーズン4まで制作されたが、すべてのシーズンに出演し、韓国内での知名度を獲得した。『ラケット少年団』と『復讐代行人~模範タクシー~』に出演した2021年には、SBS演技大賞の男性新人賞を受賞。デビューして間もないが、主演級の役を次々に射止めて注目を集める若手俳優。
◆代表作:『輝くウォーターメロン~僕らをつなぐ恋うた~』『弱いヒーロー Class1』『リアル:タイム:ラブ』
キャスト:ムン・ウジン
2009年生。2016年に航空会社のCMでデビュー。その後、子役として30本以上のドラマに出演している。『私のIDはカンナム美人』のチャ・ウヌ、『キム秘書はいったい、なぜ?』のパク・ソジュンなど、これまでに数多くのドラマで主人公の少年時代を演じてきた。2025年に出演した『トリガー ニュースの裏側』では自身初の悪役に挑戦。成長とともに役柄の幅も広がり、今後の活躍が期待されている。
◆代表作:『トリガー ニュースの裏側』『私のIDはカンナム美人』『キム秘書は一体、なぜ?』
居酒屋「SULLO」の店長。スジョンが19歳の時にオンラインゲーム上で知り合って以来の仲で、まるで姉妹のよう。バツイチで恋愛は当分しないつもりでおり、自分にアプローチしてくるシンウォンのことをあしらい続けている。
キャスト:イム・セミ
1987年生。2004年にモデルとしてデビュー。翌年から俳優業も開始し、2014年に出演した『ずっと恋したい』では、初めてヒロインを演じた。ムン・ガヨンとは『オレのことスキでしょ。』『女神降臨』以来3度目の共演となる。
◆代表作:『最悪の悪』『天気がよければ会いにゆきます』『ショッピング王ルイ』
ヨンソンデパートのデザイン室長。社内にファンクラブができるほど、女性からの人気が高いプレイボーイ。多くの女性から告白され付き合ってきたが、長く続かなかったなりゆきで一夜をともにしたハジンのことが忘れられず、SULLOに通っている。ジュヨンとは古くからの知り合いで、彼の過去を知る人物。
キャスト:クァク・シヤン
1987年生。2014年に映画『夜間飛行』で演技デビュー。翌年、俳優グループ「One O One」に加入した。過去には「One O One」としてアン・ヒョソプらとともに来日イベントを行ったことも。二枚目の役から悪役まで幅広い役柄をこなし、特に2024年に出演した『グッド・パートナー~離婚のお悩み解決します』ではDV男を演じて話題となった。
◆代表作:『美男堂の事件手帳』『ホン・チョンギ』『アリス-運命のタイムトラベル-』
作品名:『あいつは黒炎竜』
原題:그놈은 흑염룡
製作年/制作国:2025年/韓国
ジャンル:ラブコメディ
※配信日時は予告なく変更する場合があります。
第1話:2025年2月17日 23:20~
第2話:2025年2月18日 23:20~
第3話:2025年2月24日 23:20~
第4話:2025年2月25日 23:20~
第5話:2025年3月3日 23:20~
第6話:2025年3月4日 23:20~
第7話:2025年3月10日 23:20~
第8話:2025年3月11日 23:20~
第9話:2025年3月17日 23:20~
第10話:2025年3月18日 23:20~
第11話:2025年3月24日 23:20~
第12話:2025年3月25日 00:50~
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