4年ぶりのTBSドラマ主演で深田恭子が挑むのは、年の差を超えた女性同士の絆『18/40~ふたりなら夢も恋も~』
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4年ぶりのTBSドラマ主演で深田恭子が挑むのは、年の差を超えた女性同士の絆『18/40~ふたりなら夢も恋も~』

7月11日からスタートのTBS系火曜ドラマ『18/40(エイティーン/フォーティ)~ふたりなら夢も恋も~』で、福原遥とW主演を務める深田恭子。本作は、夢に向かって歩き始めた18歳の妊婦と、仕事一筋で恋愛は後回しにしてきたアラフォー女性が年の差を超えてシスターフッド(=女性の絆)を築き、それぞれが訳あり男子と恋に落ちるラブストーリーです。タイトルの“18/40”は主人公2人の年齢を表し、人生のターニングポイントで出会った2人の女性を通して、今を生きる女性たちの苦悩や葛藤を描いています。アラフォーのアートスペシャリスト成瀬瞳子役を演じる深田は、近作のPrime Videoで配信中のドラマ『A2Z』が好評で、TBSドラマへの出演は2019年放送の火曜ドラマ『初めて恋をした日に読む話』以来、4年ぶり。そんな彼女に、作品への意気込みや見どころなどをうかがいました。


現場でもドラマさながらのシスターフッド構築中!?

——本作はシスターフッドという女性同士の友情や絆をテーマにしたドラマですが、台本を読んでの感想をお聞かせください。

深田:有栖と瞳子の関係性というのが、最初のうちはあまりないものじゃないかと思ったんです。シスターフッドという言葉は馴染みのない言葉でしたし。でも、台本を読んで、2人に何か通じるものがあったからこそ、年が離れていても絆を育んでいくような関係性が築かれていったんじゃないかと思いました。

——福原遥さんとは初共演ですね。第一印象と、お仕事をしてみての印象を教えてください。

深田:とにかくとてもかわいらしい方だと感じました。いつもニコニコしていて、撮影が始まって疲れているだろうに、笑顔を絶やさない。それがとても微笑ましくて。現場ではいつも遥ちゃんから元気をもらっています。

——実際も、瞳子と有栖のような関係になれそうですか?

深田:そうですね。遥ちゃんとは撮影の合間もおしゃべりしていて、とても楽しい時間を過ごしています。2人とも好きな食べ物があって、その話ばかりしています。お互い、お気に入りのお店を勧め合ったり。私、ここは美味しいと聞くと気になるので、すぐ行きたくなっちゃうんです。それで今、遥ちゃんのことが気になっちゃって。いつ一緒に食べに行けるかなとか考えちゃって。ネットニュースで遥ちゃんのことを検索したり。なので、私の閲覧履歴は遥ちゃんばっかりになってます(笑)。

18/40~ふたりなら夢も恋も~_09
©TBS

どんな世代にも刺さるメッセージがある

——深田さんが演じている瞳子について、どんな魅力を感じますか?

深田:現実には瞳子のような女性ってなかなかいないんじゃないかなと思うぐらい、瞳子は有栖にお節介を焼いてしまって、少し不思議な感覚がありました。でも、演じているうちに、有栖のことを何とかしてあげたいと思う瞳子の気持ちもわかる気がしてきました。人の人生に踏み込むことは難しいことですが、思い切ったことができるカッコいい女性だなと思います。

——瞳子に共感できる部分はありますか?

深田:私はとても瞳子のようにはなれませんけど、年齢的なことで彼女が、これからどうやって生きていこうかなとか、これからの人生、どうなっていくのかなと思い悩むことは私にもあります。それは、同世代の方はもちろん、人生の選択や迷いについては多くの方が共感するんじゃないかなと思います。

——前の質問につながるのですが、深田さん自身は、どんな時にこれからのことを考えられたのでしょう。これまでの人生でターニングポイントになったと感じたのは何ですか?

深田:私にとってターニングポイントとは、常に新しい作品に挑む時だと思っています。作品によって今まで知らなかったことを知り、自分の考え方が変わったり、新しい世界を知ったり。そういう意味では、毎回作品に入る度にターニングポイントだと考えています。

——今回の作品ではどんな発見や新しいチャレンジがありましたか?

深田:たとえば、第1話から婦人科でのやり取りがありますが、今までそういったシーンを演じたことはなかったように思います。また、今の18歳の女の子がどういったことを考えているのかということ。普段、なかなか知ることはありませんからね。

——深田さんの18歳の頃はどうでしたか?

深田:高校に行きながらお仕事していたので、毎日が目まぐるしく過ぎていってあまり記憶もないんですけど、ただお仕事に関して、怖いもの知らずで、もっと迷うこともなかった気がします。

——その頃に戻ってみたいですか?

深田:あの頃だからこそできたことだったと思うんです。それに、若い頃は大人に囲まれてお仕事をしている感じでした。今はスタッフの方が自分と同世代だったり、私の方が年上だったり。違った意味で、今の現場も楽しいです。

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©TBS

大事にしているのは家族との絆

——深田さん自身は年下の妹タイプですか、それとも姐御肌タイプですか?

深田:私は年下タイプと思われがちなんです。兄がいるとか思われたり…。でも、実際には妹がいて2人姉妹。でも、姐御肌というのではないですね、姉です。

——妹さんのことはかまってあげたくなりますか?

深田:甥っ子がいるんですけど、でも、いまだに妹が一番かわいいですね。

——今回、女性同士の絆=シスターフッドが描かれますが、深田さんは世代や立場が違っても絆は結べると思いますか?

深田:とくに年齢は気にしません。なぜか仲良くなる人もいるから、あまり年齢や世代って関係ないんじゃないかと思います。

——プライベートで、最近、絆を感じるような出来事はありましたか?

深田:私の場合、絆というと家族とのことになります。両親や妹とはよく会うのですが、家族と過ごす時間が自分にとってはとても大切で、必要な時間。やはり家族っていいなと思います。

アラフォー世代の夢が詰まった瞳子のロマンスに期待!?

——本作は、瞳子と、上杉柊平さん演じる加瀬息吹の恋の行方も描かれます。アラフォー世代の恋についてどう思いますか、また本作での見どころを教えてください。

深田:同世代の友人と話していると、「恋したい気持ちやドキドキしたい気持ちって疲れるよね。穏やかに付き合えたらいいよね」という話になるんです。この年で、ドキドキしちゃうと疲れちゃうみたいな…。だけど、ドラマでは加瀬と予期せぬ形で恋が始まっていく。瞳子の中では、もうどうしたらいいかわからなくて爆発しちゃうと思うんです(笑)。きっと、40歳女性の夢が詰まった恋が描かれると思います、そのあたりは見てのお楽しみです。

——まだ撮影の途中だと思いますが、瞳子さんを演じてみて、深田さんが今、感じていることを教えてください。

深田:40歳って、こんなにしっかりしてなきゃいけないんだなということをちょっと感じています。私は自分のことと、犬のことで手一杯なので。瞳子みたいに責任をもって、有栖を引き受けるなんてことは言えない。もうちょっとしっかりしなきゃと自分で悔い改めているところです(笑)。

——最後に、ドラマを楽しみにしている方たちにメッセージをお願いします。

深田:有栖と瞳子の出会いから、2人がどんな選択をして、どういった人生を歩んでいくのか。アートでつながった2人が自分の夢と現実どう両立させていくのか。思いも寄らない試練や困難が立ちはだかってきますが、それを2人が互いにどう支え合っていくのか。楽しみにしていただけたらと思います。

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©TBS



プロフィール

深田恭子(ふかだ きょうこ)

1982年11月2日生まれ。東京都出身。98年『神様、もう少しだけ』で一躍注目を浴び、以降主演ドラマは『ダメな私に恋してください』『ルパンの娘』など多数。近作に、Amazonオリジナルドラマ『A2Z』がある。本作は2019年放送の火曜ドラマ『初めて恋をした日に読む話』以来、4年ぶりのTBSドラマ主演作となる。



『18/40~ふたりなら夢も恋も~』あらすじ

仲川有栖(なかがわ・ありす/福原遥)は、亡き母の影響によって美術館の学芸員となり海外で活躍できるキュレーターになることを夢見る平凡な高校3年生。消防士の父と2人暮らしの彼女は推薦で大学進学が決まっていた。その最中、予期せぬ妊娠で18歳の人生が一変してしまう。一方、成瀬瞳子(なるせ・とうこ/深田恭子)は、40歳目前。現代アートを扱う会社でやり手のアートスペシャリストとして活躍しているが、プライベートは味気なく恋愛からも遠ざかったまま。年も立場も全く異なる2人が偶然出会い、お互いの人生が大きく変わることになる…。


W主演・福原遥さんの単独インタビューはこちらから

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