「チームの粘り強さを証明した」ブライトン ウェストハム戦勝利の立役者、ダンクとウェルベックが胸中を語る
リーグ戦6試合ぶりの勝利を掴んだブライトン。重要な役割を果たしたベテラン選手2人が若手の躍動が目立った一戦を振り返った。
プレミアリーグの厳しい環境で手応えをつかみ始めた鎌田大地が、クリスタルパレスでの苦闘と成長について語った。かつてはプレミアリーグのフィジカルサッカーに懸念を示していた日本代表FWだが、グラスナー監督の存在を頼りに移籍を決断。今ではチームの躍進を支える重要な戦力として地位を確立しつつある。
「正直、パレスの試合を見て、こういうチームに行くのは自分は間違いなくダメだろうなと思いながら見ていた」。クリスタルパレスへの移籍前、鎌田はそう考えていた。2016年にクリスタルパレスの試合をベンチ裏で観戦した際の印象は「フィジカルサッカーでザ・プレミア」というものだった。強烈な個人能力を持つ選手が揃う中、自分のプレイスタイルが合うとは思えなかったという。
しかし、フランクフルト時代の恩師であるグラスナー監督がパレスの指揮官に就任したことが、移籍を決断する大きな要因となった。「パレスはやっぱり監督が来てからすごい昨シーズン良かったというのもあるし、監督と常にやり取りもしていた中で、彼がパレスにいるから来たというのは間違いなかった」と鎌田は明かした。
プレミア参戦から半年以上が経過し、鎌田の印象は大きく変わった。「アストン・ヴィラ、ニューカッスル、フラム、ボーンマスなど、ボール保持もしっかりできるチームが多い。入る前までは意外とロングボール使ったりフィジカルサッカーというイメージだった」と語る彼は、「こんなにちゃんとサッカーするんだ、ボール大事にしてやるんだと思った」と驚きを隠さなかった。
一方で、テクニカルな面だけでなくアスリート能力の高さにも驚かされた。「技術の部分ですごくうまいというよりも、やっぱりアスリート能力が高い。練習のポジションやクオリティは今まで自分がやってきたチームの中で一番ではないと思うが、いざ試合するとそういう部分以外がすごく大事だと思わされる」と鎌田は語った。
チーム内での立ち位置にも変化があった。当初はトップ下での起用も視野に入れられていたが、実際にプレーする中で自分の適性を見出した。「シーズン始まる前からトップ下は基本的にはやりたくないと言っていた。このロングボール主体でトップ下でやるとなると、プレミア選手を自分自身が抑えて、収めて前に運ぶ作業は僕のプレイスタイル上なかなかできない」と現実的な分析を示す。
一方でボランチに関しては手応えをつかみ始めた。「ボランチで出ている時は自分的には悪くないパフォーマンスはできている」と自信を見せる鎌田。守備面でも冬頃から改善を感じているという。「取られたらすぐボールにアタックしに行っちゃうと剥がされたりスペースを開けちゃう。逆に行かずにスペース埋めたり、アタックしに行くタイミングも変えないとダメだった」と戦術理解を深めていることを語った。
クリスタルパレスは年明けから好調を維持していると言える。「チームとして乗っている」と語る鎌田だが、勝因については「本当になんか分からない」と率直な感想も。「シーズン始まった時も同じ戦術でやっていた。多少の違いはあると思うが、勝てない時は相手のスーパーゴールが入ったり、今は逆に(自分たちの出来が)よくなくても失点しなくて、セットプレー1発で入っちゃったり」と、運も影響していると分析する。
今後については「個人としては数字を残せればと思うが、チームとしてはFAカップでタイトルを狙える位置にいる。ヨーロッパを目指せるところまで戻ってきた。パレスとしてはなかなかそういう舞台に立てることがなかったチームなので、新しいパレスの歴史を刻めるようなことをできれば」と意欲を見せた。プレミアでの初ゴールも期待されるなか、鎌田のさらなる飛躍に注目だ。
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