【11月韓国・アジアドラマランキングTOP20】ファン・イニョプの最新作『組み立て式家族~僕らの恋の在処~』が1位!
『酔いしれるロマンス』『愛は一歩橋で』『結婚してYOU 』などの新作も続々ランクイン!
15年前、テニスの世界ジュニア選手権の決勝戦に、天才テニス少年イ・グンの姿があった。優勝まであと1ポイントという時に、相手選手のラケットが手から離れ、ボールボーイとしてコート上にいた弟のシンを目掛けて飛んでいき…。弟をかばって飛び込んだグンは、その拍子に手首を負傷。優勝はしたものの、彼のテニス選手としての未来は閉ざされてしまった。
大人になったグンは、テニスプレーヤーとして活躍するシンのマネージャーとして働くが、自尊心ゼロの暗い男性になっていた。ある日、彼は同窓会に参加するかについて悩んでいた。初恋の相手に会いたいというポジティブな気持ちと、今の自分ではどうせ嫌われるだけというネガティブな気持ちがせめぎあう。
一方、精神科医のキョン・ジュヨンは、かねてより進めていた「悪い記憶の消しゴム」の研究成果を発表する大事な日を迎える。しかし、セミナーの直前に検体のマウスが事故死。動揺するジュヨンだったが、研究続行の承認を得るため、集まった医師たちに「次は人体実験を行う」と宣言する。
そんななか、脳の損傷が疑われるほどの状態でグンが病院に運ばれてくる。そして、彼に対して悪い記憶を消す手術が行われることに――。目覚めたグンは自信に満ち溢れ、全くの別人格になっていた。それだけでなく、主治医のジュヨンを抱きしめると、「久しぶり。俺の初恋の人」と、熱い視線を向けるのだった…。
「悪い記憶の消しゴム」によって “自尊心MAX、自信MAX、存在感MAX”な男性に生まれ変わるイ・グン。そんな手術前後で別人級の演技を披露したのは、約7年ぶりのドラマ復帰となるジェジュンだ。
彼の全力ナルシスト演技はもはやギャグの域!甘いマスクと完璧な身のこなしでチン・セヨン演じるジュヨンに対して猛アプローチをかけるのだが、それがかなり暑苦しい…。
おまけに服装が入院着のままだったり、肝心なところでダサかったり、そのミスマッチぶりが笑いを誘う。どちらかといえば三枚目な場面が多いが、思わず応援したくなるチャーミングなキャラになりきるジェジュンに、釘付けになること間違いなし!
本作は“記憶”をめぐるストーリーで、恋愛を中心に様々な要素を織り交ぜながらテンポよく展開されていく。
グンが記憶を操作され、初恋の人ジュヨンに猛烈アプローチをかける一方で、弟のシンもジュヨンに恋心を抱くようになり、三角関係が勃発!ジュヨンのことを「お姉さん」と慕うセヤンもシンと過去に何かあるようで、どうやらグンの初恋にも関係していそう…。
さらに、グンが記憶を消す手術を受ける前のことが謎に包まれているというのも気になるポイント。隠された真実と、その先の展開を期待せずにはいられない。
2024年は2つのドラマで主演を務めるなど今もっとも勢いのある俳優のひとり、イ・ジョンウォン。彼が扮するのは、ジュヨンをめぐって兄のグンと恋敵になるイ・シンだ。ジュヨンに惹かれていく姿が、まるで子犬のようでキュンとさせられる。
セヤン役はヤン・ヘジが担当。ドラマの序盤では今後の展開にどう関わるか想像がつかないが、愛嬌たっぷりの笑顔で存在感を放つ気になるキャラクターだ。
そのほか、ジュヨンの片想い相手であるテオ先輩役のキム・ジェヨンや、女子高生テニスプレーヤーのチャ・シオン役のイ・ルビなど、若手俳優陣が演じる個性豊かなキャラクターにも注目したい。
将来を期待された天才テニス少年だったが、13歳の頃に怪我をしてすべてを失う。世間の注目どころか、両親からも見放されて自尊心はゼロに。あることをきっかけに川に落ちて意識を失い、搬送先の病院で悪い記憶を消す手術を受ける。その結果、超ポジティブな男性に変身。主治医のジュヨンを見て「初恋の人」だと確信する。
キャスト:ジェジュン
1986年生。2003年に「東方神起」のメンバーとしてデビュー。2013年に韓国で、2018年に日本でソロデビューも果たす。初めてのドラマ出演は2010年にフジテレビで放送された『素直になれなくて』。その後も、韓国や日本の作品に俳優や主題歌歌手として参加。本作は2017年以来の本格的なドラマ出演となる。
◆代表作:『スパイ~愛を守るもの~』『マンホール~不思議な国のピル~』『素直になれなくて』
精神科医であり脳科学研究センターのドクター。「悪い記憶の消しゴム」を実現させるため、ろくに家に帰らず、熱心に研究を続けてきた。臨床試験の被験者であるグンに記憶を消す手術を施すと、どういうわけか彼から初恋の人と認識されてしまう。先輩のテオに片想い中のため、そんなグンからの熱烈アプローチを迷惑に思っている。
キャスト:チン・セヨン
1994年生。2010年『大丈夫!パパの娘だから』でドラマ初出演を果たすと、翌年には『私の娘コンニム』で主演の座を射止める。2013年、舞台『クローザー』で女性主人公でストリッパーのアリス役に抜擢され演劇界にも進出。2016年の『オクニョ 運命の女(ひと)』で初めて時代劇の主演を務め、一気に知名度を上げる。
◆代表作:『カンテク~運命の愛~』『オクニョ 運命の女(ひと)』『蒼のピアニスト』
グンの弟で世界ランキング1位のテニスプレーヤー。両親や所属事務所、スポンサー、ファンの期待に応えたいと思うあまり、自分の気持ちを犠牲にすることもしばしば。そんななかで、ジュヨンからかけられた言葉が胸に響き、彼女に好意を抱くようになる。グンが川に落ちた日の真相を知りながら、そのことを隠したがっている。
キャスト:イ・ジョンウォン
1994年生。2017年にモデルデビュー。翌年から多くのWebドラマに出演し、俳優としてのキャリアを積む。2021年に『賢い医師生活』シーズン2、2022年に『ゴールデンスプーン』でメインキャラを演じたのち、2024年1月から本国で放送された時代劇『夜に咲く花』や、11月に放送予定の『酔いしれるロマンス(原題)』で主演を務める。
◆代表作:『夜に咲く花』『ゴールデンスプーン』『賢い医師生活』シーズン2
裕福な家庭に育てられて質の高い教育を受けてきたため、5カ国語を操ることができ、経済に関する知識も豊富。しかし、会社経営者である両親の仕事には興味がない。ある目的で韓国に帰国し、幼馴染みのジュヨンの実家に居候しはじめる。愛嬌たっぷりで老若男女誰にでも愛されるラブリーな性格。意外にもビールが大好きな酒豪という一面を持つ。
キャスト:ヤン・ヘジ
1996年生。2016年にWebドラマ『全知的片思いの時点』シーズン2で女優デビューを果たす。2021年の『わかっていても』や2023年の『悪鬼』では主人公の友人役を演じるなど、着実にキャリアを重ねる。本作で主演を務めるジェジュンが所属していた「東方神起」の大ファン。
◆代表作:『悪鬼』『わかっていても』『Sweet Home -俺と世界の絶望-』
注目の若手
脳科学研究センターの神経外科医でジュヨンの憧れの先輩。パリ出張のお土産として同僚たちに安っぽいエッフェル塔のキーホルダーを配ったことで、看護師からはケチな性格だと思われている。自分に好意を寄せているジュヨンを都合よく扱いつつ、自分は別の後輩と職場恋愛を楽しんでいる。
キャスト:キム・ジェヨン
1994年生。2014年に6人組アイドルグループHALOのメンバーとしてデビュー。2018年の『私たちが出会った奇跡』から俳優としてのキャリアもスタートさせ、いくつかの作品に出演。本作と同じくU-NEXTで独占配信中の『ゴースト・ドクター』でも医師役を演じている。
◆代表作:『ゴースト・ドクター』『私たちが出会った奇跡』
注目の若手
“国民の妖精”として人気を集める女子高生テニスプレーヤー。世間の好感度は高いが、実力以上の評価を受けている節があり、本人もそれを自覚している。隠していた膝の痛みをグンに見抜かれて以来、彼に対して信頼感を抱くようになる。
キャスト: イ・ルビ
2000年生。2020年に『メモリスト』でドラマ初出演を果たす。同年に大ヒットWebtoon原作のドラマ『恋愛革命』で主演を務めたことで、広くその名を知られるようになる。2024年1月から放送された時代劇『夜に咲く花』では、イ・シン役のイ・ジョンウォンと共演。猫が好きで本人のInstagramにもよく登場している。
作品名:『悪い記憶の消しゴム~My Memories~』
原題:나쁜기억지우개
製作年:2022年/製作国:韓国
ジャンル:ラブコメディ
『酔いしれるロマンス』『愛は一歩橋で』『結婚してYOU 』などの新作も続々ランクイン!
キム・セジョンの出演作品から、特におすすめのドラマ5作品をご紹介。恋愛ドラマから、ミステリー、アクションまで幅広いジャンルに挑戦しているが、太陽のようなキム・セジョンらしさはどの作品でも健在だ。