”クズ夫”役もコミカルな役もお手の物! イ・イギョンの演技力が光るドラマ&映画6選
“最悪”という言葉では足りないほどの性格がひねくれたキャラから、その場をパッと明るくしてくれるお調子者キャラまで——イ・イギョンの演技力が光る映画・ドラマを6作ご紹介!
主人公は2人の父を持つ3人の子どもたち。仲睦まじくひとつ屋根の下で暮らす彼らだが、血のつながりはない。
1人目の兄のサナは両親の留守中に目の前で妹を亡くし、その後精神を病んでしまった母に捨てられた。2人目の兄のヘジュンは経済的に追い込まれた母親が出稼ぎに行ったきり、戻ってこない。妹のジュウォンは幼い頃に母親を亡くし、その顔すら覚えていない。
3人はそれぞれ心の傷を抱えているが、ジュウォンの父ジョンジェとサナの父デウクの深い愛情のもとで、実の兄妹同然に育てられてきた。
やがて高校生になった3人。クールで聡明なサナと明るく活発なヘジュンは女子生徒に大人気だ。一方、ジュウォンは兄たちへのラブレターを渡すよう頼まれたり、兄たちと苗字が違うことで関係を勘ぐられ困ることも。しかし、サナもヘジュンもかわいいい妹であるジュウォンのことを何よりも大切に想っていて、ジュウォンも2人の兄が大好きである。
そんな温かく平穏な日々が、ある日突然揺らぎ始める。
ヘジュンのもとを実の父親であるドングが訪ねてきたのだ。ヘジュンはサナだけに複雑な心境を明かす。さらに、この出来事がきっかけで過去を思い返すサナのもとにも実の母親が現れて…。大学受験を控え、人生の岐路に立つ彼らの選択とは?
リメイク元の中国ドラマ『家族の名において』は、中国で全国テレビ同時間帯リアルタイム視聴率1位(※中国視聴大数拠(CVB)調べ)を連発し、配信では50億回超の再生回数を記録(※2020年9月時点)した大ヒット作品。
40話にわたって家族愛を丁寧に描く中国版、トキメキと涙の緩急に惹き込まれる韓国リメイク版、それぞれ異なる魅力がある。
また、中国の文化を韓国に適応させるリメイクならではの工夫も面白い。中国版の父は麺屋を営んでいるのに対して韓国版はカルグクス(韓国の麺料理)屋だったり、中国版で「月ちゃん」と呼ばれる友人の名前が韓国版では「タル」(韓国語で月の意味)であったりと、原作へのリスペクトや繋がりを感じられる。
母に憎まれ捨てられたサナ、母に置いて行かれたヘジュン、母を亡くしたジュウォン。辛い過去を持つ3人の子どもたちは、互いに支え合って生きてきた。
この3人が仲良く真っ直ぐに育ったのは、2人の父親の存在があったからだ。カルグクス屋を営む温かい心の持ち主ジョンジェと、巡査という忙しい仕事をこなしながら家族を支えるデウクだ。彼らは、血の繋がりの有無に関係なく、3人の子どもたちへ平等に愛情を注いでいる。
周囲から心無い言葉を浴びせられることもあるけれど、5人で築いた特別な家族の絆で乗り越えていく姿にグッとくること間違いなし。
ファン・イニョプ演じるサナはクールな頭脳派で面倒見がよい。女の子にモテるが妹のジュウォン以外には関心を示さず、ジュウォンに対してだけ優しさを見せる。頼りがいのある“メロい”男だ。
ペ・ヒョンソン演じるヘジュンは、素直で明るいバスケ少年で、部活動のメンバーとも仲が良い。ジュウォンとは共にはしゃいだりからかったりし合う、親友のような関係。サナと同様に妹を第一に考え、ピンチの時には一目散に駆けつけてくれる。
月と太陽、猫と犬のように対照的な2人がどのように成長していくのかも見どころのひとつだ。
一見クールで落ち着いた印象だが、実は家族想いの優しい心の持ち主。容姿端麗な上に知性も兼ね備え、高校での成績はトップ。もちろん女子にモテモテだが、当人はあまり恋愛に関心がない。幼少期、一緒に留守番をしていた実の妹が亡くなり、そのことを責める母親に捨てられるという悲しい過去を持つ。子どもの頃からどこか大人びている。
キャスト:ファン・イニョプ
1991年生。185cmの長身を生かしモデルとしてキャリアをスタート。2018年にウェブドラマで俳優デビュー。新人らしからぬ演技で注目を集める。2020年、超人気ドラマ『女神降臨』でチャウヌ演じる主人公のライバル役に抜擢され一気に知名度を上げた。所属事務所は『冬のソナタ』でお馴染みのペ・ヨンジュンが代表を務める大手事務所キーイースト。
◆代表作:『女神降臨』『18アゲイン』『なぜオ・スジェなのか?』
明るく素直で、愛嬌のある性格。勉強はできないが、バスケットボール部のスター選手で、高校ではサナに負けないくらいモテモテ。5人家族の誰とも血が繋がっていないが、育ててくれた父親たちや平等に接してくれる兄妹のことが大好き。幼少期に自分を叔母に預けて去っていった母親の帰りを、心のどこかで待ち続けている。
キャスト:ペ・ヒョンソン
1999年生。サッカー選手を夢見て中学時代は学校代表で大会に出場したが、周囲に実力者たちが多かったこともあり断念した。2018年に『キム秘書はいったい、なぜ?』で、俳優デビューを果たす。同年から翌年にかけて配信されたウェブドラマ『恋愛プレイリスト』(シーズン3&4)で注目を集める。同じ事務所のパク・ソジュンには弟分としてかわいがられている。
◆代表作:『Dear.M』『ガウス電子〜僕らの社内恋愛マニュアル〜』『奇跡の兄弟』
ポジティブで飾らない、自然な愛くるしさを持つ女の子。幼少期から実父ジョンジェの愛情をたっぷり受け、母親がいないものの幸せな幼少期を過ごす。優しくて頼れるサナ、一緒にふざけられるヘジュンの2人を本当の兄のように慕っている。そのため2人が仲違いをすると、自分も落ち込んでしまったり、全身全霊で仲直りさせようとしたりする。
キャスト:チョン・チェヨン
1997年生。ガールズグループDIAのメンバーとしてデビューするが自身のスキルアップのため暫定脱退して、アイドルオーディション番組『PRODUCE101』に参加。見事合格し、11人組ガールズグループI.O.Iとして活動した。“エンディング妖精”という流行語のきっかけになった人物でもある。現在は女優やモデルとして、さらなる活躍の場を広げている。
◆代表作:『109 不思議な出会い』『アイアム』『ゴールデンスプーン』
ジュウォンの実父。妻を亡くし、カルグクス店を営みながら男手ひとつで娘ジュウォンを育ててきた。近所に越してきた一家の息子サナの面倒を見ることと、お見合い相手の息子ヘジュンを引き取って育てることを決意する。慈愛に満ちた人物だが、周囲からは“他人の子どもを育てているお人よし”だと評されることが多い。
キャスト:チェ・ウォニョン
1976年生。2002年に俳優としてデビューし、名バイプレイヤーとして韓国エンタメ界に欠かせない存在となる。映画、演劇、バラエティ、ミュージックビデオなど幅広い活躍を見せているが、中でもドラマに引っ張りだこ。『花郎 〈ファラン〉』や『サンガプ屋台』などの人気作での好演によって、日本での知名度も高い。
◆代表作:『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』『ドクタープリズナー』『花が咲けば、月を想い』
サナの実父で交番勤務の警察官。もともとは妻と息子、娘と暮らす4人家族だったが、留守中に娘を亡くすという辛い過去を持つ。幼いサナを責めて家を出て行った妻と離婚し、その後、同じアパートの階下に住むジョンジェとともに3人の子どもを育てることになる。ストレートな愛情表現が苦手で少し不器用だが、子どもたちへの愛情は変わらない。
キャスト:チェ・ムソン
1968年生。元々は映画監督志望で、高校の青少年劇団では芝居をしながら演出も担当していた。日本に渡り、東京ビジュアルアーツアカデミーで映画監督になるための学科を専攻するも、韓国へ帰国後に、芝居への気持ちが湧き、俳優としての道を選択。善人も悪人も演じ分けるルックスと説得力のある演技力が強み。
◆代表作:『奇皇后』『緑豆の花』『刑務所のルールブック』
ジュウォンの親友。控えめな性格だが、バスケットボールをするヘジュンに淡い恋心を抱くようになる。ジュウォンの後押しもあって、少しずつアピールを始める。教育熱心な母親からの期待に応え、将来は弁護士になるべく真面目に学校生活を送っているが、たまに「塾に行く」と噓をついてジュウォンやヘジュンとの遊びに出かけたりもする。
キャスト:ソ・ジヘ
1996年生。恋愛リアリティ番組『HEART SIGNAL』の第1シーズンに出演したのち、2018年に『私のIDはカンナム美人』で俳優デビュー。以降、Webドラマを中心に演技のキャリアを積み重ねる。『偶然出会った、あなた』では、チン・ギジュ演じる主人公の母親(学生時代)役を務め、殺人事件に巻き込まれる複雑な役どころを、見事に表現した。
◆代表作:『私のIDはカンナム美人』『偶然出会った、あなた』『時速493キロの恋』
作品名:『組み立て式家族~僕らの恋の在処~』
原題:조립식 가족
製作年/制作国:2024年/韓国
ジャンル:青春、ロマンス
※配信日時は予告なく変更する場合があります。
第1話 2024年10月9日 23:30~
第2話 2024年10月9日 23:30~
第3話 2024年10月16日 23:30~
第4話 2024年10月16日 23:30~
第5話 2024年10月23日 23:30~
第6話 2024年10月23日 23:30~
第7話 2024年10月30日 23:30~
第8話 2024年10月30日 23:30~
第9話 2024年11月6日 23:30~
第10話 2024年11月6日 23:30~
第11話 2024年11月13日 23:30~
第12話 2024年11月13日 23:30~
第13話 2024年11月20日 23:30~
第14話 2024年11月20日 23:30~
第15話 2024年11月27日 23:30~
第16話 2024年11月27日 23:30~
“最悪”という言葉では足りないほどの性格がひねくれたキャラから、その場をパッと明るくしてくれるお調子者キャラまで——イ・イギョンの演技力が光る映画・ドラマを6作ご紹介!