⽇韓合同アイドルボーイズバンド結成プロジェクト=『THE IDOL BAND︓BOY'S BATTLE』で⾒事優勝を果たした5⼈組ボーイズバンド、Hi-Fi Un!corn(ハイ・ファイ・ユニコーン)が待望の1st ALBUM『FANTASIA』をリリース。そんな彼らの魅力に迫ります!
――デビューから1年が経ったいま、メンバーの成長したところを教えてもらえますか?
ソン・ギユン(以下 ギユン):僕たちのリーダー、ヒョンユル(キム・ヒョンユル)は、ステージの上ではものすごくカリスマ性があるんです。でも、プライベートでは一番優しくて、家庭的で料理も上手くできるんですよ。
――どんな料理が一番上手なんですか?
オム・テミン(以下 テミン):韓国料理の“ククス”という麺料理がすごく上手なんです! 僕が“食べたい!”とお願いすると、いつも作ってくれるんですけど、これが本当に美味しくて! それに、好きなものは追求するタイプなんですよ。ギタリストとしては、1つのフレーズを1,000回練習するくらい、努力家です。
――ストイックなんですね!
ギユン:とってもストイックです。ステージ上のヒョンユルと、生活を共にしているヒョンユルでは、大きなギャップがあるんですが、そこが大きな魅力です!
テミン:オフの時は、自分だけの世界にグッと入っちゃうんです。趣味が多いので、それらに夢中になっている姿は面白いですよ。
――最近は何に夢中になりましたか?
キム・ヒョンユル(以下 ヒョンユル):最近はiPadが欲しかったので、iPadの歴史を全部調査して、どれが一番いい選択になるのかを勉強しました。買ったら絶対に後悔したくないんです。
――今まで買って後悔をしたことはないですか?
ヒョンユル:はい! 自分で買ったものは全部満足しています(笑)。
ヒョンユル:それでは僕はシュウト(福嶌崇人)を紹介しますね。シュウトは最初、すごく緊張していて、ステージに上がった時もピリッとしていたんです。でも最近はその緊張が見えなくなりました。パフォーマンスのアベレージも大きくなってきましたし、僕が後ろから見ていると、本当にカリスマ性がでてきたと思うんです。どんなステージでもいろんなところに駆け回って、すごく活気があるからこそ、盛り上がるんですよ。
――そこは気をつけているところですか?
福嶌崇人(以下 シュウト):そうですね。一体感を作るためにも、会場と僕たちの間にある壁を壊したいと思っていて。たくさんの先輩の映像を観たり、実際にライブに行ったりして、テミンくんとボーカルふたりで研究しながら臨んでいます。
――緊張はしなくなりましたか?
シュウト:すごく緊張します!(笑) でも、毎回メンバーに気合いを入れてもらったり、一緒に円陣を組んだりして気分を高めてステージに臨めるようになりました。
ヒョンユル:ただ、シュウトはいつも可愛いんです。ビジュアルも可愛いし、すごくポジティブで、僕が何をいっても“はい!”って言って。すごく純粋なんです。
シュウト:あはは。僕はこのグループの“AI担当”で、何かを聞かれたら一度ちゃんと受け止めて、絶対に返事をしようと決めています!
シュウト:では、僕から見たテミンくんを紹介しますね。テミンくんは、同じボーカルとしていつもステージをリードしてくれます。
この1年で僕たちはたくさんのステージに立ってきたんですが、リハーサルで僕が緊張したときに、ツインボーカルとしてたくさんアドバイスをしてくれて。それに、バンドを組んでから、テミンくんのキーがより高くなったんです! これは本当に努力の証ですよね。そして、なによりも歌声が優しいんですよ。それが曲の表現力に繋がり、僕たちの素敵な音楽の理由の1つになっていると思います。
オム・テミン(以下 テミン):それはシュウトも同じだよ!
シュウト:わ、ありがとう!
――おふたりとも自分たちなりのトレーニングを重ねているんですね。
テミン:この1年、僕たちは頑張って練習をしました。最初は高音があまり出なくて、これでは楽器の音に負けてしまうと思ったんです。それもあって頑張って練習して、以前より高音が出るようになりました。
シュウト:テミンくんの可愛いところもたくさんありますよ。まずは笑った時の顔が子犬みたいでかわいいんです! 金髪にしてから、“ワンコ感”が増しました(笑)。さらに、夜は必ずミストを顔に浴びて寝るんですが、自分でセットしているのに、浴びすぎてむせる時があるんです!(笑)
一同:あはは!
テミン:では僕はミン(ホ・ミン)さんを紹介しますね。ミンさんはドラム担当なんですが、実力は最初から完璧でした! 5才からドラムをやっていたんだよね。
ホ・ミン(以下 ミン):うん。
テミン:ドラムの天才です。僕たちボーカル二人は歌い始めたばかりなので、今は成長する時期だと思いますが、ミンくんは最初から実力が高くて驚きました。さらにパフォーマンスがどんどん良くなっているのもすごいです。どんなに上手くても甘んじることなく、いっぱい練習して研究し続けている証拠です。性格は…一番テンションが高いです(笑)。MV撮影をするときに、どんなに遅い時間になっても一番元気なので、お兄さんたちが疲れている様子だと、愛嬌や冗談をしてくれるんです。
――グループに1人ムードメイカーがいると助かりますよね。
ギユン:本当に助かっています。例えば僕が少し休憩したい時に、“ミン、ダンスして!”というと、すぐ踊ってくれるんですよ(笑)。
――それは、嫌じゃないんですか?
ミン:大好きです(笑)。
一同:あはは!
ミン:ギユンさんも、ずっとベースを演奏していたのでものすごい実力者なんです。ただ、1年前は演奏だけに集中していたんですが、今はパフォーマンスをしながら自分のカッコよさも見せられるようになっています。
――ふたりはリズム隊だからこそわかることもありますよね。
ミン:そうですね。ギユンさんは、僕が踊るとめっちゃ笑ってくれるんです。その顔が可愛いです!
ギユン:だから踊ってくれるのか~!(笑)
――あはは。本当にこの1年で大きく成長されたんですね。
――そんな中、1st ALBUM『FANTASIA』を完成させた今の心境を教えてください。
テミン:今作は僕たちがデビューするきっかけとなった曲やデビュー曲、初めて発売したCDの曲など、メモリアルな曲が詰まっています。ワクワクと郷愁、どちらも感じますし、そこに新曲も入っているので、これからどんな思い出が作られるのか?という期待感が詰まったアルバムになりました。
――みなさんそれぞれの思い入れの強い曲を教えてください。
ギユン:僕は「DoReMiFa-Soul」です。この曲は僕たちが参加したオーディションで優勝まで連れていってくれた曲なんです。
シュウト:導いてくれた曲だよね。
ギユン:うん。この曲は最初からいつも一緒にいてくれたので思い出も多いですし、尊敬するジョン・ヨンファ先輩が作ってくれた曲なんです。曲の中で“これからみんなで仲良く、いい音楽を作ってね”という意味を込めてくれたので、僕たちの道標のような曲になりました。
シュウト:歌っていたら、泣きたくなるような、本当に涙が出てきそうになるくらい好きな曲です。あの過酷なオーディションを勝ち抜いたことも思い出しますし…。
テミン:歌詞には、メンバーたちの話もたくさん入っていますし、“これから楽しんでいきましょう“という想いが詰まっています。みんなで集まって間もない頃にこの曲を歌ったので、最初はただ”いい曲だな“と思っていたんですが、今、歌うと、まったく違う気持ちになるんです。メンバーたちと1年間一緒にいて、いい思い出を積み上げていったからこそ、僕も泣きそうになります。
――これからも大切な曲なんですね。
ヒョンユル:僕からは「Left or Right」を紹介します。すごくいい曲なんですが、歌詞には、2人の女性の間で揺れているダメな男性の心理を歌っているんです。でも、個人的なポイントは、その男性が最後まで女性をどちらか選ばないところなんです。人生の中でいろんな選択がありますが、この曲のように選ばないこともひとつの選択肢になるのかも?と思いました。そういったメッセージが伝わったら嬉しいです。
――ヒョンユルさんとテミンさんは、この曲がオープニングテーマになっているドラマ『さっちゃん、僕は。』に出演されていますよね。
ヒョンユル:はい。まさか出演できると思っていなかったのですごくいい経験になりました。実際に僕ではないキャラクターを演じるのはすごく楽しいですし、現場ではアドリブもたくさんあったんですが、その場でそのキャラクターがどうするかを考えることって音楽とすごく似ていると思いました。本当に楽しかったので、また挑戦したいです。次は医者や弁護士など、普段とは全く違う役を演じてみたいです!
テミン:僕もセリフは少なかったんですが、人生で初めてお芝居に挑戦して、とてもいい経験になりました。最初は緊張して何もできなかったんですけど…手もすごく震えていて! でも、ヒョンユルさんが一緒に撮影現場にいてくれたので、すごく心強かったです。次第にどんどん楽しくなりましたし、韓国人の役だったので、韓国語でアドリブをいれたりして、楽しく撮影することができました。
――他のメンバーから見て、おふたりのお芝居はいかがでしたか?
シュウト:すごくしっかり演じられていたと思います。自然だったよね!?
ミン:本当に自然だった!
ギユン:医者と弁護士も見たいです!
シュウト:絶対にカッコいいと思います!
――この『さっちゃん、僕は。』では、オープニングテーマとエンディングテーマで歯がゆい恋の世界観がぎゅっと詰まっていますよね。それにしても、オープニングとエンディングを同じバンドが担当するのは珍しいですよね。
テミン:すごくありがたいです。それに、僕たちふたりの声が、ドラマのいいところで流れるんです。それは今も信じられないくらい不思議です! 家族にも自慢して、“この声が僕だよ!”と話しています(笑)。
シュウト:僕は「U&I」がすごく好きです。この曲は僕が出演させていただいたドラマ『君には届かない。』の主題歌だったんですが、レコーディングをするにあたって、“自分が言いたい気持ちを伝えられない、言えない”という気持ちがよくわからなかったんです。そこでどう表現しようかすごく悩んでいたんですけど、メンバーと話して、歌詞の世界観をしっかりと意識して歌うことが何より大事だと言うことを再確認して、原作を全部読ませていただき、これまで以上に気持ちを込めて歌いました。改めて、歌詞を考えながら歌うことが大事だと考えさせられた楽曲になりました。
――ドラマ『君には届かない。』もかわいらしいお話でしたね。
シュウト:僕もすごく好きな作品で楽しく見ることができました。ドラマの撮影ではすごく緊張していましたし、もともと人見知りなので大変だったんですが、主演の柏木悠くんが同じ熊本県出身だったので、地元話をして盛り上がりました。
――悠くんは、人見知りとは別世界のタイプですよね。
シュウト:そうなんです! とてもフレンドリーで、僕より年下なのにチームのムードメイカーで、ドラマの現場の雰囲気も盛り上げてくれたんです。上手くできたのも、悠くんのおかげだと思っています。
テミン:僕は「Stay With You」を紹介します。この曲はファンのみなさんと一緒に楽しめる曲だからこそ、ツアーをしたときに最初の曲としてよく演奏していました。ただ、キーがすごく高くて、最初は歌えないかも…って思ったんです。でも、頑張って練習していくうちにどんどん声が出るようになって、今では大好きな曲になりました。
ヒョンユル:本当にキーが高いんです。そのままだったらなかなか出ないキーなんですが、裏声で歌ったらダメだと思い、努力して歌ってくれました。
テミン:ヒョンユルくんって、ギター担当なのに、なぜか高音が出る方法を知っているんです! 本当に不思議でした。実際に高音がでなくて悩んだときにヒョンユルくんに相談したら、いろいろ教えてくれたんですよ。何で知っていたの!?
ヒョンユル:僕は高校生の時から歌うことが好きで、そこも研究していたんです(笑)。
――さすが、研究好きなだけありますね!
ヒョンユル:はい(笑)。今はiPhoneの全機種を比較していて、その結果、iPhone SE を使っています! あとは、僕はギタリストなので、趣味としてもギターが大好きなんです。なので、好きなパーツペダルも探しています。あとは…
――あはは。また趣味について聞かせてくださいね。ではミンさん、好きな曲を教えてください。
――ではミンさん、好きな曲を教えてください。
ミン:僕は「ABC is」が大好きです。この曲は毎日を頑張る人達に贈る応援歌になっているんですが、僕たちも疲れた時や大変な時は「ABC is」を聴いてパワーをもらっています。
シュウト:この曲はみんなのエナジーソングです!
――ほんとうに素敵な曲がたくさん収録されていますね。
――さて、最後にみなさんが好きなカルチャー作品も教えてください。
ギユン:僕はSF映画が大好きで、なかでも『インセプション』が好きです。
想像力を働かせてくれる作品が好きですし、壮大な音楽もあっていてすごく引き込まれました。あとは、『インターステラー』もすごく好きです。
最初に見たのは中学生の頃だったんですが、最初は難しくて4回くらい映画館に観に行ってやっと理解しました(笑)。
ヒョンユル:僕はアニメが好きで、『ぼっち・ざ・ろっく!』、『ONE PIECE』、『ハイキュー!!』、『鬼滅の刃』、あと、『呪術廻戦』に『ドラえもん』…本当にいろんな作品を見ています。
日本のアニメが好きになったきっかけは、ジブリ映画です。大人になってからも好きなので、なぜかと思って宮崎駿さんについて調べてみたら、本当に匠の精神で、自分が満足するまで絶対に妥協しない方だと知ったんです。
僕が子どもの時から、今になっても感動するのは、その精神があるからだと思いました。僕も自分で表現したいことがあったら、絶対に妥協したくないので、その匠の精神を見習いたいと思っています。
シュウト:僕はドラマや映画だが大好きで、韓国のドラマも日本のドラマもたくさん見ています。その中でも一番好きなのが『ドクターX』なんです。
米倉涼子さんが演じる大門美智子が、“私、失敗しないので”って言いますよね。あのセリフを最初に聞いたときの衝撃がものすごくて! 僕もそう言えるくらい自信を持てるような何かを得なくちゃって思いました。そんな大門先生のように、インパクトのある音楽を届けていきたいです。
テミン:最近、メンバーみんなで映画『ボヘミアン・ラブソディ』を見たんです。
あと、レディー・ガガさんの『アリー/ スター誕生(A Star Is Born)』など、音楽映画もよく見ます。
『ラ・ラ・ランド』は、音楽が良すぎて映画館で3回くらい見ました!
――いつか映画音楽もやってみたいですか?
テミン:やってみたいです! なんでも挑戦してみたいです。
ミン:僕は映画『SING/シング』が大好きです。
高校生の時に初めてこの作品を見たんですが、歌がとっても良くて、演奏したら楽しそうだなって思ったんです。実際に演奏したこともあるんですよ。ぜひ、僕たちがオススメの作品を見てみて下さい!
写真/野﨑 慧嗣
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