Hi-Fi Un!corn『FANTASIA』インタビュー――この1年で大きく成長した5人が完成させた『FANTASIA』
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倖田來未が2020年にリリースした2枚組アルバム『monsteR+angeL』と、2022年に発売したアルバム『heart』をコンセプトにした全国ホールツアー『KODA KUMI LIVE TOUR 2023 ~angeL & monsteR~』。ツアー千秋楽の7月30日に東京国際フォーラム ホールAにて開催された2公演がU-NEXTでライブ配信される。3枚のアルバムをもとに、2つの異なるタイトルの公演を同一ツアーで1日2公演、被り曲なしで実施されたスペシャルステージ。2つの公演を観て初めて完結する、倖田來未にしかできない新たなエンターテイメントの完成となりました。倖田來未に本公演を楽しむポイントを聞きました。
━━今回配信されるツアー『KODA KUMI LIVE TOUR 2023 ~angeL & monsteR~』のコンセプトを教えてください。
倖田:コロナ禍に自宅でレコーディングをした『angeL[MY NAME IS...]』、『monsteR[MY NAME IS...]』というミニアルバムが2枚あって。そこから、ちょうど20周年も重なったんですけど、angeLとmonsteRをテーマにしたツアーができなかったんですよ。なので今回、満を持してツアーをやることになりました。20周年での経験を、angeLは光で、monsteRは闇としてイメージを広げていきました。angeLにもmonsteRにも羽があって同じ翼なんだけど、見た目が違うだけでも印象は変わっていて。そんな想いを、ライブやメッセージとして伝えていけたらと。ツアーでは1日2公演、angeLが前編でmonsteRが後編としてストーリーをつなげたライブになっています。そこに、2022年にリリースをしたアルバム『heart』も重なっていきますね。
━━ツアーでは、ダークな世界観を描いた『KODA KUMI LIVE TOUR 2023 ~monsteR~』と、ポップな世界観を描いた『KODA KUMI LIVE TOUR 2023 ~angeL~』という、2つの異なるコンセプトの演目を同日に開催するという、ファンにとっては2倍嬉しいチャレンジングな構成になっています。どうやって実現していったのでしょう?
倖田:ミニアルバムがをひとつの公演として作れたかもしれないのですが、昼から夜まで丸一日、倖田來未のエンターテイメントランドに来た気分になってほしくて、angeLとmonsteR をテーマに1日2公演、全曲異なる演目で堪能してほしいと思いつきました。1日、40曲以上ですよ。ちょっと前に『re(LIVE)』という、昔やったライブを復活させる企画があったのですが、その時は3幕が共通の内容だったのですが、今回は、angeLとmonsteRとして、白と黒でまったく違うコンセプトだったので、あえて異なる内容、選曲として作っていきました。
━━1日2公演で、演目やコンセプトも異なると、内容のバランスを考えるなど大変な面もあったと思います。選曲や曲順決めにあたって、特にこだわったポイントを教えてください。
倖田:選曲は意外にも、monsteRの方が選びやすかったですね。強い倖田來未といいますか、イメージしやすい倖田來未っぽい曲が多かったので構成しやすかったです。かわいい曲がそんなに多いわけではないので、angeLのライブ構成には不安があったのですが、蓋を開いてみると評判がよくて。そんな意味では、monsteRは魅せるライブで、angeLは一緒に楽しめるライブになったんじゃないかなと思います。いい意味で、それぞれバランスが取れました。
━━ツアーにまつわる3作品を生み出したコロナ禍を経て、ようやくオーディエンスの声出しが可能なライブになりました。全国をツアーで巡られてみてコール&レスポンスや生の歓声など、どんなご感想でしたか?
倖田:倖田來未のライブといえば、“お客さんとひとつになる”というのが毎回の楽しみだったので、やっと皆さんの声を聴けるようになって感慨深かったです。マスクも取れて、皆さんの泣いたり笑ったりする顔がステージからも見えて。これぞライブだよねっていう印象を強く受けました。
━━8月6日の配信で、特に観てほしい曲はどの曲ですか?
倖田:もちろん全曲なんですけど、あえて言えば、同期であるAIちゃんとコラボした「GOOD TIME feat.AI」ですね。それこそ、ライブハウスやクラブを回っていた時代に一緒だったことが多かったんですよ。作品では初共演となりました。ステージに招待して一緒に歌えたことは、わたし的には胸熱なシーンでした。
━━1日2演目という、演目やコンセプトの異なる公演の実現、ツアーの完走に驚きます。來未さんは、良い意味で自分を追い込んで伸ばしていくタイプなのでしょうか?
倖田:なんなんでしょうか(苦笑)。わたしは、人が喜んでいる姿を見ることが大好きで。1日2公演。歌は大丈夫なんですが、体力的にはとても大変で。2回やり切った後は、かなり体力が消耗して、次の日はずっと寝てました(笑)。ツアー、毎年ハードになっていますよね(苦笑)。うん、今年はなかでも1番ハードだったと思います。なので、貴重な公演だと思いますね。
━━來未さんのパワフルさの秘訣や、思いをやり遂げるモチベーションの保ち方を教えてください。日常生活での心がけや、ライブ前にやられるルーティーンなどに秘密があるのでしょうか?
倖田:ライブの前日、前々日は、家庭内でのわたしのトークがなくなります(苦笑)。喋り声と歌声は違う声帯を使っているんですが、喋っている声が歌に支障が出ることもあって。家の中で静かになっています(笑)。
━━どうすれば來未さんのように、パワフルかつ健康的でスタイリッシュなスタイルを維持できるのでしょうか?
倖田:そうでもないんですよ。楽しく食べながら楽しくライブをやってプラマイゼロ、みたいな。わたしは、元々運動が苦手なので。う〜ん、ライブ前は1日のトータル摂取カロリーは気をつけていますね。たとえばおやつでクレープが食べたいのであれば、夕飯は少しお米を気をつけるとかね。その辺は、バランスに気をつけています。
━━最後に、ライブ配信をご覧になられるファンの方へ向けて、メッセージをお願いします。
倖田:今回、angeLとmonsteR という極端な、“くーちゃん”と“倖田來未”という2公演それぞれのコンセプトでお届けする内容になっております。ポップでかわいいangeLと、クールでカッコいいmonsteRですね。みなさんもangeLとmonsteR、両公演を観ていただいて、倖田來未の世界を堪能していただけたらと思っています。“なぜ、angeLはmonsteRになったのか?”、これをコンセプトにしているのですが、ぜひ考察してほしいなと思います。わたしが思うangeLとmonsteR。見た目が強くみえるmonsteRかもしれないけど、闇の部分だったり謎めいたものを持っていて。angeLは、外の世界を知らなくて、いろんなことをしてみたいという願望があって。みなさんの心の奥底にもある、いろんな面をライブで表現してますので、そんなストーリーを楽しんでほしいと思います。
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