毎年数千億ウォン売り上げている家具会社で社長兼デザイナーを務めるソ・ジェウォンは、愛する家族や長年の親友、頼りになる同僚に囲まれて、順風満帆な人生を送っていた。
そんな誰もがうらやむ成功の裏で、ジェウォンは7年前からストーカー被害に悩まされていた。ある日、ひとりで会社に残って作業をしていると、静まり返ったオフィスに激しい破壊音が響き渡る。恐怖で逃げ惑うジェウォンに、容赦なく迫りくる謎の人物──。間一髪で危機を脱したものの、犯人に逃げられてしまう。
恐怖のあまり曖昧になった記憶を辿りながら犯人を調査する中で、次第に社員たちに疑いの目を向けるようになるジェウォン。そんな彼女のもとを訪ねてきた保険調査官から、亡くなった母親の保険金について衝撃の事実を知らされる。さらに追い打ちかけるかのごとく、夫と親友が隠れて会っているところを目撃してしまったジェウォンは、疑心暗鬼に陥っていき…。
誰も信じられない恐怖に飲み込まれていく主人公ジェウォンをチャン・ナラが熱演!彼女は真実にたどり着くことができるのか?そして、その真実は“ハッピーエンド”なのか?最後まで予測不能なサスペンスが幕を開ける!
自らの努力はもちろんのこと、周りの人々の支えがあって現在の成功を手にしたソ・ジェウォン。しかしその裏には、犠牲になった者、劣等感に苛まれた者、利用しようと企む者もいて、様々な思惑が渦巻いている。
物語が進むごとに全員が敵のように見えてきて…。特に、彼女にとって一番の味方であるはずの夫スンヨンが、怪しいようで、良い人のようで、やっぱり怪しい。そして、ジェウォンにも隠された過去や秘密があることが明らかになっていく。
ジェウォンと一緒に疑心暗鬼になりながらドロドロとした世界観に没入できるのが本作の最大のみどころ!
先に紹介した怪しい登場人物たちを演じるのは、確かな演技力を持つ実力派キャストたち。夫スンヨン役には、演技力に定評があり幅広いジャンルで活躍するソン・ホジュン。親友のクォン・ユンジン役には、華やかな魅力を放ちラブコメヒロインから悪女までこなすイ・ソヒョン。頼れる同僚ユン・テオ役には、今後さらなる飛躍を予感させるイ・ギテク。彼らが表現する複雑な人間模様がドラマに深みを与えている。
そして、なんといっても主演のチャン・ナラ。自らの幸せを見つめ直し、取り戻そうともがき苦しむ主人公を、悲痛なまでに力強く演じている。チャン・ナラとソン・ホジュンの『ゴー・バック夫婦』以来の夫婦役での再共演にも注目したい。
7年前からストーカーに悩まされるジェウォンは、たびたび何者かの襲撃に遭うのだが、それらのシーンの緊迫感も見どころのひとつ。例えば、車のブレーキがきかなくなるシーンは、手に汗握る展開とチャン・ナラの鬼気迫る演技もあいまって目が離せなくなる!
キャラクターたちの関係性に焦点を当てたドラマは中弛みすることも少なくないが、本作は緊迫感のあるシーンが時折挟み込まれることで、ぐんぐん引き込まれていく!また次の展開が気になってすぐに続きを見たくなるので、たっぷり時間を取ってイッキ見するのもおすすめしたい。
生活家具ブランド「ドゥレブ」の社長兼デザイナー。優しい夫スンヨンに支えられ、かわいい娘アリンに癒されながら、忙しくも充実した毎日を送っている。幼少期は貧乏で苦労が多かったが、家族や友人、同僚の支え、そしてたゆまぬ努力の末、今の成功を手に入れた。7年前からストーカー被害に悩んでいる。
キャスト:チャン・ナラ
1981年生。2001年に『ニュー・ノンストップ』で女優デビューを果たす。同年に歌手としての活動もスタート。2002年放送の大ヒットドラマ『明朗少女成功記』への出演をきっかけに元祖“国民の妹”として親しまれ、40代に突入した今も変わらない美貌と確かな演技力を武器に数々の作品に引っ張りだこ。中華圏でも高い人気を誇っている。
◆代表作:『テバク不動産』『ゴー・バック夫婦』『運命のように君を愛してる』
ジェウォンの夫。大学で産業デザイン科の教授として働いている。家を空けることの多いジェウォンに変わり、娘アリンの世話を率先して担当するなど、いつでも家族優先な良き夫であり父親。人々の注目を集める妻とは対照的で、風貌は地味。特に髪はセットせず、メガネをかけて、スウェット姿でいることが多い。
キャスト:ソン・ホジュン
1984年生。芸能ニュースのMCや歌手デビューの経験を経て、俳優としての活動をスタート。長い無名時代を過ごすが、2013年に『応答せよ1994』でヘテ役を務め、その名を世間に知らしめる。今回チャン・ナラとは、2017年の『ゴー・バック夫婦』以来、6年ぶりの夫婦役となる。
◆代表作:『ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム』『まぶしくて ―私たちの輝く時間―』『ゴー・バック夫婦』
ジェウォンの20年来の親友で、美術大学の同期。在学中は教授や周りの生徒から一目置かれる存在で、卒業後は夢を追いかけて海外へ留学した。しかし、芸術家として特に目立った成功をおさめることなく今に至る。ジェウォンの会社のロビーに飾るための巨大な絵を描く仕事を受け、制作中。
キャスト:ソ・イヒョン
1984年生。モデル出身ながら、2005年ドラマ『復活』などで演技の才能を発揮し、日本でも広く知られるように。最近では『赤い靴』や『偽りのフィアンセ~運命と怒り~』などに出演し、悪女役を見事に好演している。。プライベートでは、2014年に俳優のイン・ギョジンと結婚、2人の娘をもうけている。
◆代表作:『赤い靴』『偽りのフィアンセ~運命と怒り~』『女の秘密』
生活家具ブランド「ドゥレブ」のデザイン総括部チーム長。4年前に入社し、数々のヒット作を生み出してきたデザイナーで、ジェウォンにとっては頼れる部下。幼少期に両親を失っており、養子として引き取られアメリカで生活していた過去を持つ。
キャスト:イ・ギテク
1994年生。モデルやWebドラマ出演で芸能活動をスタートさせる。2021年『悪魔判事』などの話題作への出演でキャリアを積み、2023年にはBLドラマ『ボナペティ!』で主演の座を掴んだ。
◆代表作:『ボナペティ!』『花が咲けば、月を想い』『悪魔判事』
ジェウォンの継父。実子ではないながらジェウォンを立派に育て、今では孫のアリンをかわいがる優しいおじいちゃん。過去、早くに妻と死別してひとり暮らしをしていたが、ジェウォンの実母であるチャン・ミヒャンと再婚。しかし、この2人目の妻も、とある事故で失うことに。
キャスト:キム・ホンパ
1962年生。舞台出身のベテラン俳優で、韓国映画・ドラマ界に欠かせない名バイプレイヤーのひとり。2016年の大人気医療ドラマ『浪漫ドクター キム・サブ』などでは、脇役ながら存在感を発揮している。
◆代表作:『ペイバック~金と権力~』『浪漫ドクター キム・サブ』『8番目の男』
元刑事の保険調査官。ジェウォンの母親の死後、その夫であるチャンソクの手に渡った保険金について不可解な点があるとして、ジェウォンの元を訪ねる。ストーカー被害をはじめ、自らを取り巻く人物に対して疑念を抱き始めていたジェウォンから、さまざまな調査の依頼を頼まれる。
キャスト:パク・ホサン
1972年生。1997年頃から数々の映画・ドラマに出演。2018年のドラマ『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』では、素晴らしい演技を見せ注目を浴びた。最近では、大人気シリーズ『ペントハウス』のシーズン2最終話にユ・ドンピル役で登場し、シーズン3では作品を大いに盛り上げた。
◆代表作:『ペントハウス3』『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』『刑務所のルールブック』
タイトル:『私のハッピーエンド』
原題: 나의 해피엔드
制作年/制作国:2023年/韓国
ジャンル:サスペンス
『酔いしれるロマンス』『愛は一歩橋で』『結婚してYOU 』などの新作も続々ランクイン!