「居場所」をめぐる切実な問題が、ドラマを生み出す力になる。『エルピス』プロデューサー・佐野亜裕美の原点
シェア

「居場所」をめぐる切実な問題が、ドラマを生み出す力になる。『エルピス』プロデューサー・佐野亜裕美の原点

テレビドラマを中心に、これまでに数々のヒット作を生み出してきたプロデューサーの佐野亜裕美さん。最近では、2022年に放送された『エルピス—希望、あるいは災い—』が第60回ギャラクシー賞テレビ部門大賞に輝き、ますます注目を集める存在となっています。

佐野さんはなぜ、ドラマをつくり続けるのか。また、作品を生み出すことを通じて、何を実現したいと考えているのか。佐野さんの原点とも言える切実な問題、卒論を書くほどに影響を受けた作品、今後「腰を据えて」挑戦したいことなどについて、じっくりとお話を伺いました。

「問われる」ことで見えてきた、つくり続ける意味

——佐野さんはこれまで、さまざまなヒット作を生み出されてきました。作品をつくる際に共通して伝えたい、届けたいと思っていることはありますか?

佐野:正直に話すと私が個人的に「これを伝えたい」、あるいは「こんな気持ちになってほしい」といった望みはほとんど抱いていないんです。正確には「そもそもあまり考えたことがない」というのが、答えに近いかもしれません。

映画、ドラマ、音楽……ジャンルを問わず、「作品」は形を変えずに、時間を超えて残り続けます。フィルムが劣化したり、ディスクが破損したりといった物理的なものはあっても、作品の内容や中身それ自体は、永遠に変わりませんよね。

その変わらない作品を見たり聞いたりして何を感じるか、どう思うかは、受け取る人に委ねられている。言い換えれば、作品は受け取る人にとって、その時の自分自身を映し出す鏡のようなものだと思っているんです。

DEF 0108

——すると、何を起点に作品を考えていくのでしょうか?

佐野:私は作品ごとに誰か特定の人物を想起して、その人に向けてつくることがほとんどです。その「誰か」は作品ごとで異なるし、届けた結果どんな気持ちになってほしいかも毎回異なります。

たとえば『大豆田とわ子と三人の元夫』は、私個人としては一人の友人に向けてつくったドラマです。その友人がもっと生きやすい社会になるといいな。そんな思いを込めて送り出した作品でした。

SID0056779 fwxga
©カンテレ

14歳、あるいは17歳の頃の自分に向けたこともありましたね。学校に行きたくなくて、もう生きていることさえ嫌だという気持ちで押しつぶされそうになっていた、過去の自分自身です。

強いて一貫していることがあるとすれば、「居場所のない人にとって、少しでも居場所になるような作品を生み出すこと」かもしれません。過去の自分や友人といった身近な存在だけでなく、会ったことのない遠くの誰かに対しても、「自分にも居場所があるかもしれない」と感じられるドラマをつくりたいと思っています。

——そうした意識を持ち始めたのは、いつ頃からですか?

佐野:30半ばぐらいからかもしれません。20代から30代前半までは、とにかく企画になるものを考えることに必死でした。そうしてがむしゃらに進んでいく中、少しずつ「これからもプロデューサーとして生きていきたい」という気持ちが芽生え始めてきて。自分なりの軸が定まってきたのは、それからのことでした。

「自分は何がつくりたいのか?」と考えを重ねていく中で、「居場所のない人にとっての居場所」という方向性が見えてきた。その輪郭がはっきりしてからは、よりブレずに制作へ向き合えていると思います。

──「自分は何がつくりたいのか?」と考えを深められたのはなぜだったのでしょうか?

佐野:「問われる機会が増えたこと」だと思います。

ドラマ制作を進めていると「どうしてこの作品をつくりたいのか」、「この作品を通してやりたいこととは何なのか」といった問いを、監督や脚本家をはじめ、周囲の方から絶えず投げかけられることになります。

プロデューサーに明確な考えがないと、制作チーム全体が途中で道を見失ってしまうこともある。だからこそ問われ続けるし、プロデューサーの意志や考えはそれほど大きく作品の出来に影響するんです。何より、そうして問いをくれる人が周りにいるというのは、とてもありがたいことだと思います。

DEF 0293

──特に印象に残っている問いかけや、監督・脚本家の方とのやりとりはありますか?

佐野:たくさんありますが、なかでも脚本家の渡辺あやさん(編注:『エルピス—希望、あるいは災い—』の脚本家)との出会いは、私にとってすごく大きなものになっています。

あやさんと出会ったのは2016年。それ以来、いつも的確なタイミングで、過不足のない問いを私にくださるんです。どうしてこの作品なのか、なぜプロデューサーをやりたいのか、なぜドラマがつくりたいのか……一つひとつ、その答えを考えて言葉にするのは簡単ではない。だからこそ気づかされることがあるし、あやさんだけに話せることも数多くあります。

──渡辺さんからの問いについて深く考えることは、佐野さんが自分なりの軸を見つける上でも重要な意味を持っているのですね

佐野:はい。人って問われるからこそ考えること、言葉にできることがたくさんあると思っていて。

みんなそれぞれ、自分なりの物語を持っているけれども、誰にも問われないから話さなかったり、形にしなかったりする。私も渡辺さんをはじめ、色々な人が問うてくれなかったら考えなかったこと、気づかなかったことがたくさんあると思います。

「居場所がないと感じる人」に向けて、作品を届けたい

──その上で見えてきた軸が、「居場所がないと感じている人」に作品を届けることだったのですね。なぜ、そうした人に向けて届けたいと考えているのでしょうか?

佐野:一番は、自分が他でもない「居場所のなさ」を感じてきた当事者だからだと思います。

小学生、もっと言うと幼稚園の頃までさかのぼります。物心ついた時から、家族と相性が合わないと感じることが多くありました。「愛してるけど、好きじゃない」。『カルテット』の中にそんなセリフがあったのですが、まさしくそれに近い感情だったと思います。

感謝もしてるし、恩も感じてる。愛情もある。でも苦手な部分もたくさんあって、家族と過ごすとき、どこかずっと居心地が悪かった。「自分には居場所がない」と感じていました。

SID0027969
©TBS

佐野:家族だけではありません。小学校でもうまくいかず、中学校、高校と環境が変わってもなかなかうまくいかない感覚がありました。もちろん、その原因の多くは自分にあったと思います。上京などを経て少しずつ楽になれた部分はありつつ、大学を卒業しTBSに入社してからも、拭いきれないものはどこかにありました。

私は当時としては早い段階でプロデューサーとして抜擢してもらったので、その期待に応えたいという気持ちが大きくありました。自分なりに努力を重ね、その後もステップアップしていった部分もあったと思います。

でも、しばらくすると結局行き詰まってしまった。他者からの期待に応えることに軸足を置きすぎた結果、そのステップアップには内実が伴っていなかったというか……「こう評価されたいから」とか、「こう求められているから」とか、他者が望む自分に近づけるための振る舞いをし続けていたのだと思います。

その結果、自分の内面と実際起こしている行動のバランスが取れないところまで来てしまった。最終的にTBSを退社することになったのも、それが大きな理由の一つでした。

──そうしたご経験から、佐野さんが学んだことや気づいたことはありましたか?

佐野:一言でいうと、無理は良くないということですね(笑)。無理をすると、結局私のようにいつか限界が来て、破綻してしまう。見て見ぬふりをして走り続けても、どこかで本来の自分に追いつかれてしまうというか、それに飲み込まれていくというか……だからこそ、やっぱり「自分が好きなことをやる」のは大切だと思っています。

先ほども触れた渡辺あやさんには「好きなことをやった方がいいよ」と、本当に何度も言われてきました。なんでかというと「好きなことをやるのは省エネになるから」だと。

「これをやるべき」といったある種の使命感で何かを始めると、行動のためのエネルギーを捻出するのが、どうしても難しいことがありますよね。たとえば取材一つ行くにしても、どこかでやる理由や動機をつくって自分を納得させて、それをエネルギーに変えなければならない。

一方で、いつどこにいても考えちゃうような好きなこと、自分にとって大切なことに取り組むときは、放っておいても行動のためのエネルギーがどんどん湧き上がってくるじゃないですか。

つまり、エネルギーを生み出すためのエネルギーが少なくて済む。言い換えれば、省エネな状態なんです。私にとっては、最も省エネな状態に近づくテーマが「居場所」の問題なのだと思います。「居場所のなさ」は今までもこれからも、自分にとって切実な問題であり続ける。その事実が、ドラマをつくり続ける原動力になっているんです。

DEF 0023

──たしかに心から自分がやりたいと思うときは、色々なエネルギーが自然と底なしに湧き上がってくる感覚がありますよね。

佐野:そうなんです。あとは、自分なりに省エネで取り組めるポイントを見つけることも重要だと思います。

以前『この世界の片隅に』というドラマをつくったことがあります。あれは私のプロデューサーとしてのキャリアの中では珍しく、会社側からの提案がもとで始まった制作でした。

つくるにあたり、原作の漫画を読み進めていきました。すると、主人公のすず、もっと言うとすず以外の登場人物も含めて、「これは居場所をめぐる人たちの物語だ」と気づかされたんです。だとしたら、この作品を連ドラにすることに私が関わる意義がある。そう実感できたことが、最後まで原動力になりました。

そうして、エネルギーが自然と生み出されるための材料を集めたり、「なぜ自分がやるのか」を考え続けたりすることは、常に意識していることの一つかもしれません。

「痛くて気持ちいい」人間への興味

──2020年に転籍されたカンテレでの活動と並行して、2023年からはご自身の会社・CANSOKSHAもスタートさせました。そこにはどんな動機や理由があるのでしょうか?

佐野:「成長したい」という純粋な気持ちが、大きな理由の一つです。

カンテレはすごく良い会社で、居心地も良いしやりたいことをやらせてもらえる環境です。とても感謝しているし、満足している状態なんですよ。

でも、環境に甘えて同じようなことだけをしていたら、自分のベースは上がっていくことなく、ただ衰退していくのを待つだけになります。体も脳も衰えていくし、若い才能はどんどん出てくる。自分自身の成長がなければ、今の環境にはとどまれないと考えるようになりました。

DEF 9973

佐野:私はテレビの連ドラをつくることが大好きなんです。このまま生涯やっていきたいと思っているくらい。そのためには変化が必要だし、成長し続けなければいけない。その上でたどり着いたのが、個人で会社を始めるという選択肢でした。

──なぜ、「ご自身で会社を始める」というアプローチだったのでしょうか?

佐野:テレビ局にいるだけでは見れない世界や物語を、少しでも多く知りたいと思ったからです。

そもそもカンテレは、副業もOKな会社なんですよ。テレビ局ではかなり珍しいと思います。なので、それを活かして副業で色々取り組んでみるという手もありました。

一方で、何かやるからにはより多業種の人や、属性が異なる人と出会ってみたかった。副業だと、どうしてもその広がりに限界があると感じていたので。

ならば既存の延長とは違う形で会社を始めて、メールアドレスを公開してみたらどうだろうか。そう思ってスタートしてみると、実際に思いがけない相談がいくつも来て、もうそれだけで既に始めて良かったと感じていますね。 

──より視野を広げるために、あえて今の環境から離れた場所でチャレンジすることを決めたのですね。

佐野:そうですね。その意味では、『エルピス』で演出家の大根仁さんとご一緒したことは、私にとって大きな刺激になりました。

大根さんは文字通り幅広く、色々なものを自分の目で見たり、耳で聞いたりしている。ある種雑多に、でもきちんと、たくさんの物事を知っている方です。

大根さんが作品の中で人間を描く上で、その知識や経験がとても役立っているのではないかと感じました。老若男女問わず、人間のことを色々と知っているのは、本当に大事なことだと実感したんです。その姿を見て、私もできるだけ広い視野を持ちたいし、より多くの人に会いたいと思いました。

SID0073864 fwxga
©カンテレ

──あえて現状から距離を置くことは、色々な苦労が伴うことにも感じます。佐野さんを駆り立てる原動力のようなものは、他にもあるのでしょうか?

佐野:人間に対する好奇心は、根底にあるかもしれないですね。私、嫌いな人のことが好きというか……縁を切ったような友人とか、元恋人とかのことも、遠くからずっと観察してるんですよ。

──どういうことですか……?

佐野:たとえば、かつての恋人からすごく嫌なことを言われたLINEとか、何回も見返しています。見るたびに心は痛むのですが、同時に不思議と気持ちよさもあるんですよ。その感覚が、すごく好きなんだと思います。痛いからこそ好きというか。

相手の行動とそれへの自分の反応が、キャラクターを作る上でのサンプルとして、自分の中に積み重なっていくような感覚です。だから人間観察をやめられない。

それにプロデューサーになる前から、そもそもそうした観察や分析が純粋に好きなんです。ただそれが原因で、周りにはすごく感じの悪い人だと思われているはずです(笑)。

DEF 0169

──もともと好きでもあるし、プロデューサーになって余計に好きになった節もあるのかもしれませんね。

佐野:そうなんです。この人は今こう考えてそうだなとか、次にこんなこと言いそうだなとか、普段こういう服を着てそうだなとか。そういう人間観察もついついしちゃいますね。

全ては好奇心からで、どうにか仕事にこじつけて活かしてるとも言えます。そうすれば痛い気持ちをわざわざ味わうことに、より意味が生まれるので(笑)。

でも実際のところ、本当に活かされているんです。自分の想像力にはやっぱり限界があるので、実際にいる人のことを広く深く、知っていればいるほど、作品をつくる際の引き出しの多さにつながると思います。

「間違えたって愛される存在」への憧れ

──佐野さんがこれまで影響を受けた作品についても聞かせてください。特に印象深い作品はありますか?

佐野:10代後半になって出会った岡崎京子さんの漫画作品ですね。ものすごく影響を受けました。大学の卒論も、岡崎さんをテーマに書いたくらいです。

岡崎さんの作品には、言葉で伝えきれないこともたくさん込められています。だから、岡崎さんとその作品について、言葉で表現するのがすごく難しい……乱暴に言うと「幸福じゃなくてもいい」ということを、それまでの少女漫画にはなかったような、主人公の空虚さやままならなさを描くことで伝えてくれている。私はそう感じています。

「居場所のなさ」を感じていた私が、「そう感じているのは自分だけじゃない」と心から思えたのも、岡崎さんの漫画と出会ってからでした。

佐野:それから野島伸司さんのドラマ作品にも、同じく大きな影響を受けました。『未成年』や『高校教師』、『聖者の行進』。見ていてずっとヒリヒリするようなドラマばかりでしたね。

──野島さんの作品からは、具体的にどのような影響を受けたのでしょうか?

佐野:これも言葉にするのが難しいですが……「こうあるべき」と常ににらめっこしながら、とにかく間違えないように青春時代を過ごしていた自分にとって、そうではなく生きている登場人物たちは、すごく憧れの存在に映っていました。

たとえば、『未成年』でいしだ壱成さんが演じた主人公は、友達を守るためにどんどん戦って、間違ったこともたくさんしてしまう。でもだからこそ慕われるし、間違えたって愛される存在だった。それが羨ましいというか、羨望の眼差しを送れる存在がいることに、私は救われていましたね。

──プロデューサーになってから影響を受けた作品はありますか?

佐野:坂元裕二さん脚本のドラマ『それでも、生きてゆく』はかなり衝撃的でした。「この脚本を書く人と仕事してみたい」。そう強く思ったのを覚えています。

あとは映画『告白』。中学校教師を演じた松たか子さんに、同じく衝撃を受けました。目の奥が底知れないというか、めちゃくちゃ怖いというか。すごい人だなと思いました。

SID0003789 fwxga
© 2010「告白」製作委員会

その2作に出会ってから、坂元裕二さんに松さん主演のドラマを書いてほしいと思い、ずっとラブコールを送っていました。それがきっかけで生まれたのが『カルテット』です。あの作品は自分にとって、仕事人生のターニングポイントになったドラマでした。

──すでにある作品を見ることが、そうして次の制作につながっていくこともあるのですね。

佐野:はい。たとえば、次に自分がつくる作品のジャンルがなんとなく見えてきたら、それに関係しそうな作品は一通り見るようにしています。連ドラであればシリーズの少なくとも1話、海外ドラマなら最初の3話まで見て、面白ければ全話見る。そうやって勉強することもあります。

今はミステリーをテーマにしたドラマをつくりたいと思っていて、関連作品をまとめて見ています。そうすると、自分がミステリーにおいて心を奪われる展開の仕方であったり、主人公のタイプであったりが、少しずつ浮かんでくるんです。

それ以外にも、ちょっとしたキャラクターの表現の仕方や伏線の張り方など、見ていて発見すること、気づかされることは尽きないですね。勉強と決めたときは、できるだけ自分が好きなものばかり見ないようにしているのも、良いのかもしれません。

腰を据えて、ドラマづくりに向き合いたい

──今後やりたいことについてもお話が出ました。他にも、これからトライしたいと考えていることはありますか?

佐野:ずっと弁護士のドラマをやりたいと思ってきたので、それに挑戦してみたいですね。

日本の弁護士や医療ドラマは1話完結が多い印象ですが、たとえば韓国の『賢い医師生活』(Netflix)は1話完結ではなくて、連続的に登場人物の内面や人間性の変化を取り扱っていく。医師が主役というよりは「医師をやってる人間」が主役のドラマです。

弁護士たちが抱えてる複数の案件が1話ごとに完結せず、いろんな形で絡み合いながら、ずっと並行して動いていく。そのなかで事件ではなく、人間の変化にスポットライトを当ててストーリーが進む。私が弁護士ドラマをつくるなら、そんな内容に仕上げたいと思っています。

ただ、それって本当につくるのが大変で、正直どこから手をつければ良いかわからない。これまでにも取材はずっとしてきているのですが、これを一体誰とどう形にしたらいいんだろうと思って、今はすごく悩んでいます。

DEF 0181

佐野:なかなか、やりたいけれど形にするのが難しい企画ばかりです。でも、ちょっと腰を据えて、ドラマづくりに向き合っていきたいと思っています。

手間のかかるものに時間をかけて取り組める、今ある環境には本当に感謝しています。だからこそ、頑張りたい。

とにかく私は色々な人と会って、見たり聞いたり、考えたりしたことを、様々な形で作品のなかにつぎ込んでいきたい。プロデューサーとして、そんな日々を送ることに幸せを感じています。それに、自分にはそういう生き方が一番向いてるのかもしれません。

佐野亜裕美
1982年生まれ。東京大学卒業後、2006年にTBSテレビ入社。『潜入探偵トカゲ』『刑事のまなざし』『ウロボロス~この愛こそ、正義。』『おかしの家』『99.9~刑事専門弁護士~』『カルテット』『この世界の片隅に』などをプロデュース。2020年6月にカンテレへ移籍し、『大豆田とわ子と三人の元夫』やNHKで『17才の帝国』、『エルピス—希望、あるいは災い—』をプロデュースする。


佐野亜裕美さんが手がけた主な作品

■ カルテット(2017年1月〜3月放送)
脚本・坂元裕二×松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平。偶然出会った男女がカルテットを組み、軽井沢で共同生活を送る大人のラブストーリー×ヒューマンサスペンス。
脚本:坂元裕二 / 出演:松たか子 満島ひかり 高橋一生 松田龍平 他


■ 大豆田とわ子と三人の元夫(2021年4月〜6月放送)
建設会社の社長に就任した大豆田とわ子はバツ3で、現在は最初の夫との間に生まれた娘と暮らしている。ある日、亡くなった母のパソコンを開いたとわ子はパスワードが設定されていることに気づく。元夫のうちの誰かが設定したものと思われ、彼らに会いにいく。
脚本:坂元裕二 / 出演:松たか子 岡田将生 角田晃広 松田龍平 他


■ エルピス—希望、あるいは災い—(2022年10月〜12月放送)
かつて人気、実力共に兼ね備えたアナウンサーだったが、現在は深夜の情報番組でコーナーMCを担当している浅川恵那。そんなある日、恵那は番組の新米ディレクター・岸本拓朗に、ある連続殺人事件で犯人とされる死刑囚が、実は冤罪かもしれないと相談され…。
脚本:渡辺あや / 出演:長澤まさみ 眞栄田郷敦 鈴木亮平 他

この記事に関する写真(10枚)

  • DEF 0108
  • SID0056779 fwxga
  • DEF 0293
  • SID0027969
  • DEF 0023

Edited by

日本ドラマ インタビューの記事一覧

もっと見る