アルバイトで食いつなぐ若手芸人たちに、先輩芸人が高額報酬バイトを持ちかけるとどうなるのか?
マテンロウ・アントニーにアルバイトを持ちかけられた8.6秒バズーカー・はまやねんは、「中の物絶対見ないでください」と渡された小さな箱(中身はキャラメル)を運ぶ“薬物売人風”バイト。
水ダウドッキリ企画の常連になりつつあるひょうろくは、さらば青春の光・東ブクロの斡旋で水に浸かった臓器(本当は豚のハツ)を運ぶ“臓器売買風”バイト。
永野に心酔しているという本多スイミングスクールは、借金で首が回らなくなった風のおじさんを港に連れていく“人身売買風”バイトを持ちかけられ、説の検証がスタート。
それぞれ早々に犯罪の匂いを嗅ぎつけ「このバイトはやめたほうがいい」と怯えるものの、先輩芸人たちの絶妙な後押しを受けて闇バイト風の仕事から引き返せなくなってしまうのか──?
3人のうち(本当は4人)、放送中からトレンド入りしたひょうろくの一挙手一投足には特に注目。犯罪だと確信し、東ブクロに「自分の連絡先を消してください」と先輩をかばう男気を見せる一方で、「人生終わったわ」とつぶやきながら臓器こと豚ハツを小走りで運ぶ。その後ろ姿や、豚ハツを直視して吐き気に襲われる表情は、なんとも言えないほどに悲哀がたっぷり。
そして極めつけは、ネタばらしの後。ずっと人間の心臓だと思っていた豚ハツを食べて、汗と涙と鼻水を流しながら言ったひと言とは?人間の喜怒哀楽がすべて詰まったような顔面に笑いつつ、ひょうろくの人間らしさがかわいくて仕方なくなってしまう、闇バイト撲滅人間ドキュメンタリー。
note「ニチアサの話がしたい。」の桐沢たえさんによる愛情たっぷりの特撮コラム。第4回では『仮面ライダーゼロワン』を紹介します。
『水曜日のダウンタウン』や「さらば青春の光」のYouTubeチャンネルでお馴染みのひょうろくさんを考察します
note「ニチアサの話がしたい。」の桐沢たえさんによる愛情たっぷりの特撮コラム。第3回では、たえさんが色んな意味で「なんだこれ!?」と衝撃を受けた3作品の中から『超力戦隊オーレンジャー』をご紹介します。