欧州大会出場には届かずも有終の美 ブライトン指揮官は手ごたえを強調
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欧州大会出場には届かずも有終の美 ブライトン指揮官は手ごたえを強調

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ブライトンは25日、プレミアリーグ最終節でトッテナム・ホットスパーに4-1で逆転勝利を収め、有終の美を飾った。試合後、ファビアン・ヒュルツェラー監督は主力選手の活躍とチームの成長に手応えを示した。

逆転勝利への鍵

ブライトンは前半から積極的に攻めたものの、リズムをつかみきれなかった。1点ビハインドとなったハーフタイムでヒュルツェラー監督は選手たちに冷静さを保つよう指示を出した。「ボール保持時には冷静さを持ち、ボールを失った際にはより強度を示すことが必要だった。特にポジショニングを改善し、パスとボールタッチをより丁寧にすることが鍵だった」と監督は試合後に語った。

この指示が功を奏し、選手たちは素晴らしい反応を見せた。特に活躍したのがアカデミー出身のジャック・ヒンシェルウッドだ。彼は2ゴールを決める活躍を見せ、チームの逆転勝利に大きく貢献した。

「彼がアカデミー出身の選手だということは嬉しいことだ。我々は若い選手たちをサポートしようとしているし、彼は最近少し苦しんでいた時期があったが、人間性を示し、素晴らしいトレーニングとパフォーマンスを見せてくれた。2ゴールを決めるのにふさわしい選手だった」とヒュルツェラー監督は称賛の言葉を贈った。

自身2ゴール目は技ありのシュートを披露したヒンシェルウッド
自身2ゴール目は技ありのシュートを披露したヒンシェルウッド

欧州の夢は叶わず

ブライトンは自分たちがやるべきことをピッチで成し遂げたが、残念ながら他会場の結果が味方せず、来季の欧州大会出場は叶わなかった。チェルシーがノッティンガム・フォレストに勝利したことで、ブライトンの欧州の夢は終わりを告げた。

「我々にできることはすべてやった。非常に良いシーズンをプレーしたと思う。他の結果は受け入れなければならないし、シーズンを良く振り返って理解し、我々が特に最近の週に作り上げた土台の上に次のシーズンに向けて構築していく必要がある」と監督は冷静に分析した。

チーム精神の象徴

試合終了間際に初ゴールを決めたディエゴ・ゴメスの得点シーンでは、チームメイトたちが彼を取り囲み空中に持ち上げて祝福した。この光景についてヒュルツェラー監督は「完璧な絵だ。彼だけでなく、ゴールを決めた全員に対して皆が喜んでいた。また、ディエゴは異なる文化、異なる国からやってきて、すぐにプレミアリーグに適応した。彼は素晴らしいチームプレーヤーだ」と話し、チームの団結力を強調した。

移籍後初ゴールを挙げたディエゴ・ゴメスを中心に歓喜の輪が広がる
移籍後初ゴールを挙げたディエゴ・ゴメスを中心に歓喜の輪が広がる

今シーズンは欧州の舞台には届かなかったものの、ブライトンの成長は確かなものとなった。ヒュルツェラー監督は「チームの精神に本当に満足している。今シーズン示してくれたチーム精神を誇りに思う。次のシーズンに向けて改善していく」と、未来に向けた決意を語った。

若手の成長とチーム全体の団結力を示したブライトンの最終戦。来季に向けてさらなる飛躍が期待される。

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