2023年、70回目を迎える全日本新人王決定戦!新人ボクサーの頂点が決まる!
シェア

2023年、70回目を迎える全日本新人王決定戦!新人ボクサーの頂点が決まる!

2023.12.20 18:00

この記事に関する写真(11枚)

  • 全日本新人王_第12試合ミドル級
  • 全日本新人王_第11試合ウェルター
  • 全日本新人王_第9試合ライト級
  • 全日本新人王_第8試合Sフェザー
  • 全日本新人王_第7試合フェザー級

Edited by

「全日本新人王決定戦」は、東日本と西日本、それぞれの新人王トーナメントを勝ち上がってきた代表による東西対抗戦!昨年は、東軍代表の5勝、西軍代表の7勝だった。

そして今年も12月23日、“聖地”後楽園ホールにて12階級、12人の全日本新人王が誕生する!はたして日本一になるのは誰だ!

〈全日本新人王決定戦のしくみ〉
東日本(北日本含む)・西日本・中日本・西部日本の4地区、12階級で新人王決定トーナメントを行い、東日本新人王は東軍代表となる。ほか3地区の西日本・中日本・西部日本の新人王は、さらに対抗戦を行い、その勝者が西軍代表となり後楽園ホールでの全日本新人王決定戦にて代表同士が対戦する。

配信開始前、または配信終了しています。

第12試合:全日本新人王決勝/ミドル級5R 赤井英五郎(帝拳)vs 冨永一希(仲里)

全日本新人王_第12試合ミドル級

赤井英五郎(帝拳)

東日本新人王、敢闘賞。“浪速のロッキー”赤井英和を父に持つ攻撃的なボクサーファイター。常に前へ前へとプレッシャーをかけ接近戦に持ち込み、強い左ボディからアッパー、フックと上下に打ち分ける。勝ち進むにつれガードも固くなり隙は無い。富永選手をパワーで凌駕し、父子揃っての全日本新人王を目指す。
◆戦績:6戦4勝(3KO)2敗 オーソドックス 29歳

冨永一希(仲里)

西日本新人王。長いリーチを活かしたアウトボクシングで、強打のファイターを攻略してきた長身サウスポー。得意の打ち下ろしの左ストレートで4連勝、ここ2試合はKO勝利で勢いに乗る。超攻撃的な赤井選手をジャブで突き放し、ロングレンジで戦い抜きたい。
◆戦績:5戦4勝(2KO)1敗 サウスポー 23歳

第11試合:全日本新人王決勝/ウェルター級4R 須賀大地(オークラ)vs 松岡蓮(浜松堀内)

全日本新人王_第11試合ウェルター

須賀大地(オークラ)

東日本新人王。30歳を過ぎてのプロデビューも、今年2月のデビュー戦では豪快なKOで勝利を飾った“髭眼鏡ボクサー”。およそアマチュア出身とは思えない、変則的な軌道、タイミングで飛んでくる左右フックは、重量感抜群。打ち合いを好む松岡選手を困惑できれば勝機あり。
◆戦績:3戦3勝(1KO)オーソドックス 31歳

松岡蓮(浜松堀内)

中日本新人王。相手にダメージを与えてからのラッシングパワーが見事な好戦的なファイター。リスクを恐れず、打ちつ打たれつの打撃戦で、勝っても負けてもKOを狙うスピリットはプロボクサーとしての魅力充分。変則的な須賀選手には手数で応戦したい。
◆戦績:11戦5勝(5KO)5敗1分 オーソドックス 24歳

第10試合:全日本新人王決勝/スーパーライト級4R 川村英吉(角海老宝石)vs 宮川竜成(尼崎亀谷)

※宮川竜成、左手負傷で棄権のため試合中止

川村英吉(角海老宝石)

東日本新人王。国体準優勝の実績が裏付ける基本に忠実なテクニックと、まだプロ3戦とは思えない落ち着きで、安定感抜群なボクサー。固いガードから打ち込む、重たいジャブ、上下を打ち分けるコンビネーションは難攻不落。サウスポー相手に同じ攻撃が出来るか注目。
◆戦績:3戦3勝(1KO) オーソドックス 24歳

宮川竜成(尼崎亀谷)

西日本新人王。ハンドスピードとフットワークのあるアグレッシブな技巧派サウスポー。オーソドックスの選手に対し、突き刺さすような左ボディ、左ボディアッパーが武器。川村選手の固いブロックを突き破り、そのボディを打ち込みダメージを与えたい。
◆戦績:3戦3勝(1KO)サウスポー 22歳

第9試合:全日本新人王決勝/ライト級4R 西畑直哉(T&H)vs 児島弘斗(黒崎KANAO)

全日本新人王_第9試合ライト級

西畑直哉(T&H)

東日本新人王。ガードを固め、ジャブから重量感のある右ストレート、左フックで押し込む基本に忠実なボクサー。早いラウンドでの一撃KOで試合を決めてきた。常にプレッシャーをかけ続け、前に出ることで得意の右ストレートをより強く打ち込みたい。
◆戦績:6戦5勝(3KO)1敗 オーソドックス 24歳

児島弘斗(黒崎KANAO)

西部日本新人王。パンチのスピードと鋭いアングルで、3戦全KO勝利中のボクサーファイター。特に、打ち合いの中で織り交ぜる右アッパーは独特で器用さをうかがわせる。上体を柔らかく使い、中南米の選手のようなボクシングで4連続KO勝利を狙う。
◆戦績:3戦3勝(3KO)オーソドックス 24歳

第8試合:全日本新人王決勝/スーパーフェザー級5R 下村佳輝(三迫)vs 小松直人(森岡)

全日本新人王_第8試合Sフェザー

下村佳輝(三迫)

東日本新人王。ゴングが鳴ると同時に襲いかかり、怒涛の先制攻撃でKOの山を築いてきた、正真正銘の倒し屋。スタミナ度外視の集中攻撃で1つの引分けを除き、5勝全てがKO勝利。サウスポーの小松選手に対しても臆することなく、いつもの強打で倒し切りたい。
◆戦績:6戦5勝(5KO)1分 オーソドックス 24歳

小松直人(森岡)

西日本新人王。サウスポーの利点を生かし、半身に懐深く構え、左ストレートをストンと打ち込みポイントを積み重ねるテクニシャン。KOは少ないが、中間距離での手数と的中率で、試合をコントロールする。下村選手の突進を闘牛士のように捌きたい。
◆戦績:8戦7勝(2KO)1敗 サウスポー 19歳

第7試合:全日本新人王決勝/フェザー級5R 牧田健之介(RK鎌田)vs 石崎大二朗(LUSH)

全日本新人王_第7試合フェザー級

牧田健之介(RK鎌田)

東日本新人王、東軍MVP。決勝戦では、優勝候補筆頭だった山川健太選手をワンパンチで失神KOし、MVPを獲得したシンデレラボーイ。まるでパッキャオかカシメロのような爆発力のあるパンチで、一瞬で試合を決める華がある。体格で勝る石崎選手に、その一発、その強打をヒットできるのか注目。
◆戦績:4戦4勝(3KO)オーソドックス 22歳

石崎大二朗(LUSH)

中日本新人王。見るからに頑丈そうな体格を活かし、体ごとぶつかっていくプレッシャーと手数で連勝を続けるファイター。クリンチを振りほどいて連打する荒々しさで、向かうところ敵なし。牧田選手の“閃光”のような左フック対策として右ガードだけは上げておきたい。
◆戦績:4戦4勝(2KO)オーソドックス 31歳

第6試合:全日本新人王決勝/スーパーバンタム級5R 須藤大和(伴流)vs 武藤涼太(松田)

全日本新人王_第6試合Sバンタム

須藤大和(伴流)

東日本新人王、技能賞。準々決勝では、わずか1回79秒でTKO勝利。決勝では突貫ファイターの鳥井士恩選手を3回TKOで退け、倒せる技巧派として技能賞を獲得。相手のパワーを利用し、タイミングで合わせるカウンターは驚異。サウスポー相手に持ち味を出せるかが勝利の鍵。
◆戦績:7戦7勝(4KO)サウスポー 22歳

武藤涼太(松田)

中日本新人王。全国高校選抜3位の実績を持つ、KO率以上にパンチの強さを感じさせる巧打者。サウスポーから放つ左ストレートと返しの右フックの強さ、連打の正確さで無敗を続ける18歳。今大会最年少の武藤が、サウスポー対決で東の技巧派、須藤を攻め落とせるか注目。
◆戦績:5戦4勝(2KO)1分 サウスポー 18歳

第5試合:全日本新人王決勝/バンタム級5R 三浦良斗(ワタナベ)vs 森口山都(クラトキ)

全日本新人王_第5試合バンタム

三浦良斗(ワタナベ)

東日本新人王。デビューから1敗2分と勝ち星から遠ざかっていたが、ここに来て3連勝。混迷のバンタム級トーナメントで、苦しみながらも成長を見せた伏兵。決定戦では、鋭い踏み込みからの右ストレートで1回KO勝利。この勢いで森口選手を飲み込みたい。
◆戦績:6戦3勝(1KO)1敗2分 オーソドックス 25歳

森口山都(クラトキ)

西日本新人王。左リードジャブで試合を組み立て、シャープなワンツーを打ち込む、まとまりのあるボクサータイプ。コンビネーションの中で放つ、ウェイトの乗った左ボディが最大の武器。三浦選手のステップインにカウンターの左で迎え撃ちたい。
◆戦績:7戦6勝(2KO)1分 オーソドックス 20歳

第4試合:全日本新人王決勝/スーパーフライ級4R 佐藤祐(三迫)vs 藤野零大(カシミ)

全日本新人王_第4試合スーパーフライ

佐藤祐(三迫)

東日本新人王。今年、最も熱い階級として注目されたスーパーフライ級で、野性味溢れるファイターの吉成亮人選手との全勝対決を1ポイント差の判定で競り勝ったダークホース。KO勝利こそないものの、豊富な手数とスタミナで主導権を渡さない。強打の藤野選手を空回りさせ、19歳対決を制したい。
◆戦績:6戦6勝 オーソドックス 19歳

藤野零大(カシミ)

中日本新人王、西軍敢闘賞。3つのKO勝利のうち2つが1回での秒殺劇。西軍代表決定戦では、中上勝一朗選手から、先に奪われたダウンを挽回し4回逆転TKO勝利。大会屈指のインパクトを残し、パンチの破壊力を証明した。手数とスタミナの佐藤選手に対し、強打でねじ伏せることが出来るか注目。
◆戦績:4戦3勝(3KO)1分 オーソドックス 19歳

第3試合:全日本新人王決勝/フライ級5R 高熊龍之介(松本ACE)vs 坂井涼(畑中)

全日本新人王_第3試合フライ級

高熊龍之介(松本ACE)

東日本新人王。フライ級にして171㎝と長身だが、アウトボクシングよりも、接近戦での打ち合いを好むボクサーファイター。特に、プレッシャーをかけ押し込みながら打ち込む左ボディは強烈。そのパンチでスタミナとスピードを奪い、優位に試合を進めたい。
◆戦績:8戦7勝(3KO)1敗 オーソドックス 25歳

坂井涼(畑中)

中日本新人王、西軍MVP。2022年は、西軍代表決定戦で二階堂迅選手に僅差の判定で敗れ涙を飲んだ。今年は本領を発揮し、西軍代表決定戦で宮地龍喜選手を1回に3度のダウンを奪う、圧巻のTKO勝利。大会MVPにも輝いた。ジムの先輩である田中恒成ゆずりのスピード、パワー、センスで、昨年のリベンジと全国に存在感を示したい。
◆戦績:5戦4勝(2KO)1敗 オーソドックス 20歳

第2試合:全日本新人王決勝/ライトフライ級4R 磯金龍(大橋)vs 上蔀哲汰(S&K)

全日本新人王_第2試合ライトフライ級

磯金龍(大橋)

東日本新人王。スピードに乗せて放つ豪快なアッパーとフックを武器に、少々打たれてもお構いなしに打ち合いにいく攻撃的なファイター。攻撃重視でガードが下がるタイミングが多々あるが、迫力のあるパンチで寄せ付けない。サウスポー対決は、敗れたデビュー戦以来。まずは、右リードジャブでリズムを作りたい。
◆戦績:3戦2勝(1KO)1敗 サウスポー 23歳

上蔀哲汰(S&K)

西部日本新人王、西軍技能賞。鋭い左ストレートでデビューから5連勝中。距離感、間合いの取り方が上手く、ステップワークで反撃をかわす足もある。サウスポーとの対戦経験も多く、右構え左構えどちらが相手でも、苦にせず左を打ち込める強さが魅力。ガードを破るストレートパンチでペースを掴みたい。
◆戦績:5戦5勝(2KO)サウスポー 20歳

第1試合:全日本新人王決勝/ミニマム級4R 北野武郎(大橋)vs 坂田一颯(S&K)

全日本新人王_第1試合ミニマム級

北野武郎(大橋)

 東日本新人王。元日本ランカーの父、北野良の指導を受け父小鷹で頂点を目指すサラブレッド。決勝戦では、アウトボクシングで定評のある北野が、杉浦義選手の仕掛けた接近戦に巻き込まれるも堂々と打ち勝ち、対応力の高さを知らしめた。先手を取り技術戦を制したい。
◆戦績:4戦4勝(1KO)サウスポー 19歳

坂田一颯(S&K)

西部日本新人王。2023年は、8月と10月に予定されていた試合が対戦相手の棄権で流れ、1年ぶりの試合が西軍代表決定戦となった。その試合で、上田るか選手を強烈な右フックでTKOし存在感を示した。サウスポーとの対戦は初めてだが、持ち前の技術で対抗したい。
◆戦績:3戦2勝(1KO)1敗 サウスポー 20歳


注目の『第70回全日本新人王決定戦』はこちらから。

配信開始前、または配信終了しています。

この記事をシェア

この記事に関する写真(11枚)

  • 全日本新人王_第12試合ミドル級
  • 全日本新人王_第11試合ウェルター
  • 全日本新人王_第9試合ライト級
  • 全日本新人王_第8試合Sフェザー
  • 全日本新人王_第7試合フェザー級

Edited by

同じ連載の記事一覧

もっと見る

格闘技 特集の記事一覧

もっと見る