中野幹士の“鉄の拳”が炸裂! 「WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT Vol.28」観戦レポート!
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中野幹士の“鉄の拳”が炸裂! 「WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT Vol.28」観戦レポート!

2025.01.22 10:00

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1月18日開催のボクシング「第28回WHO'S NEXT」は、華やかな新年にふさわしいトリプルタイトルマッチが用意され、中野幹士の豪快なKOで幕を開けた!

セミに出場した飯村樹輝弥、セミセミの藤田健児もそれぞれのターゲットを撃破!実に縁起の良い大会となった!

本記事では、“熱烈ボクシング応援団”目線でのリングサイド観戦レポートと対戦結果をお届け!

メインイベント 第5試合:12R/OPBF東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ

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©NAOKI FUKUDA

〇中野 幹士(帝拳)vs ×英 洸貴(カシミ)3回KO

OPBF東洋太平洋フェザー級王者、中野幹士は、現在WBA6位、WBO12位、IBF12位、WBC15位、WBOアジアパシフィック3位にランク。アマ7冠の実績を携え2018年プロデビュー。これまで11戦全勝10KOの高いKO率を誇り、伝説のチャンピオン、ロベルト・デュランのニックネームであるマノス・デ・ピエドラ(石の拳)からあやかった、マノス・デ・アセロ(鉄の拳)のニックネームを持つ、サウスポーのハードパンチャー。顔面でもボディでもワンパンチで試合を決める破壊力は驚異。昨年9月に獲得したタイトルの初防衛戦は、実に2020年12月以来の日本人対決となる。

挑戦者の英洸貴は、OPBFフェザー級12位、日本9位。元日本ユースフェザー級王者。U-15優勝など、アマ戦績27戦19勝8敗を経て2017年プロデビュー。2018年度スーパーバンタム級新人王戦西軍代表決定戦では原優奈に判定勝利し決勝進出、全日本新人王を獲得した。昨年9月、スイスに渡りWBOインターコンチネンタル王座に挑戦するも判定負け。再起のリングが、再びタイトル挑戦のチャンスとなった。シャープな左リードジャブで組み立て、右カウンターを打ち込み、ポイントアウトするボクサーファイター。不利な予想をひっくり返すハートの強さも大きな武器。

大注目の一戦は1回、鋭いジャブの差し合いでスタート!サウスポーの中野は、前手の右リードジャブで、英の左リードジャブを払いながら左ストレートの距離を探る。英も左に回りながらジャブを上下に散らす。お互いに、真正面からぶつかり合う覚悟を感じた。

2回、中野の左ストレートが、英のガードを割り顔面を弾く!当たりは浅いが、距離感を掴んだように見えた。英も中野の左の打ち終わりに、右ストレートを合わせるがヒットにまで至らず。

そして3回、英が左ジャブを出しガードが開いた一瞬の隙をつき、中野がタイミング抜群の左アッパー!それがカウンターとなりクリーンヒット!後ろにひっくり返った英は、そのまま一回転!突然のダウンに、歓声とともにどよめきが沸き起こる。すかさず立ち上がる英だったが、もっとゆっくり、カウント8まで待って立ち上がっても良かったのでは。試合再開後、中野は冷静にガードの隙間をコンパクトに狙い打ち。英は、必死のクリンチでピンチを逃れようとするが、一段ギアを上げた中野は、パワーパンチの連打で突き放すと、再び左アッパー一閃!返しの右フックが炸裂し、この試合2度目のダウンを奪う!今度は、ゆっくり時間を使って立ち上がった英だったが、ダメージの深さを考慮したレフェリーが、10カウントを数え上げた。中野幹士が、豪快なKO勝利でOPBF東洋太平洋王座の初防衛に成功した。

英洸貴選手、敗れはしたが、真正面から勝負を仕掛ける堂々とした戦いぶりに、挑戦者としての矜持を感じた!

中野幹士選手、これぞ“鉄の拳”だという、美しいKO勝利!新年一発目のWHO’S NEXTで、早くも年間最高試合レベルのKOシーンを見せてくれた!これで12戦全勝11KO、いったい誰が中野選手を止めるのか?今後は世界ランカーを相手に、鉄の拳の威力を発揮して欲しい!

セミファイナル 第4試合:12R/OPBF東洋太平洋フライ級王座決定戦

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©NAOKI FUKUDA

×ローレンス ドゥマムAG(比)vs 〇飯村 樹輝弥(角海老宝石)判定0-3

飯村樹輝弥は、前日本フライ級王者。WBC31位、WBOアジアパシフィック2位、OPBF6位。打ち合いを好むアグレッシブなファイトスタイルで会場を沸かせる人気者だが、打たせずに打つボクシングも出来る器用さを合わせ持つ。スピードとテクニックを駆使したポイントアウトするボクシングで勝利を積み重ねてきたが、日本タイトルを3度防衛する中で、ノックダウンを奪う力強さも見せた。キャリアの中で外国人選手と対戦したのは、2022年10月のエスネス・ドミンゴ(比)のみで、その時に唯一の敗戦を喫している。しかし、もはや国内に敵なし、アジアの壁を打ち崩すことが出来るのか注目。

ローレンス・ドゥマムAGは、IBFフライ級12位、WBO13位、OPBF3位、WBOアジアパシフィック7位。サウスポーの利点を活かしたアップライトで懐深いボクシングも出来るが、チャンスとなれば野球のピッチングのような豪快なスウィングで右クロス、左アッパーを打ち込むボクサーファイター。現在、引き分けを挟み10勝無敗。初の海外リングでも、その強さを発揮できるか。

試合は、飯村がアグレッシブに攻め込み、ドゥマムが後手にまわる展開で始まる。飯村は、1回から右ストレートをボディに伸ばし、2回、3回とこの攻撃を続け、下から崩していく作戦のようだ。そのせいか、ドゥマムがベルトラインを気にする仕草が目立つ。

4回、飯村の左フックがカウンターになりクリーンヒット!ドゥマムがバランスを崩す。ドゥマムは、パンチは重そうだが、振りが大きく、スピードはそれほどないので、打ち終わりに飯村の軽いパンチのヒットが目立った。ここで公開採点が発表され、39-37、40-36、40-36で飯村がリード!

5回、これまで後手だったドゥマムが、ストレートパンチを多用して押し返そうと手数を増やす。飯村も手数では負けておらず、拮抗したラウンド。採点が割れた可能性がある。

6回は、激しい打撃戦に!飯村が右ストレートをヒットさせるが、ドゥマムは効いている素振りを見せない。また、打ち合いの中で飯村が右目上をカット!飯村ペースを奪われるか、正念場のラウンドが続く。

7回、一進一退の打撃戦。飯村の左フック、右ストレートがヒットしているが、いかんせん軽い印象。ドゥマムは、飯村の足を踏みながら左ストレートを打ち込む!的中率では、飯村有利だが、与えたダメージの度合いを考えると、ドゥマムがポイントを取ったか。

8回、飯村は力のこもったワンツーで、ドゥマムを下がらせる。しかし、ドゥマムも歩きながらオーソドックスに構えを変えたり、サウスポーに戻したり変則的なスタイルで的を絞らせない。飯村が押していたように見えるが、ドゥマムに付けたジャッジもいるのでは。ここで再び公開採点の発表があり、78-74、78-74、77-75と飯村リードは変わらないが、差は詰まった。

9回、尻上がりに調子を上げてきたドゥマムは、さらに手数を増やして逆転を狙う。しかし飯村は、コンパクトでシャープなストレートでカウンターを合わせると、巧みなディフェンスで、ドゥマムのパンチを空転させる。空振りの多かったドゥマムの表情に疲れが見えた。

10回、飯村は、1ラウンドに戻ったようなボクシングでドゥマムをコントロール。前に出ながらプレッシャーをかけ、右ストレート、左フックのカウンターを巧打!

しかし11回、ドゥマムが力を振り絞り右フック、右ボディで前に出る。飯村は、ヒッティングアウェイで顔面をそらし、ダメージを殺しているが、印象が悪く押されたラウンド。

そして12回、ドゥマムはバランスを崩しながらも連打で攻め込む。飯村は、冷静にパンチをブロックすると、ドゥマムが疲れ手が下がったタイミングで形勢逆転!試合終了のゴングが鳴るまで、右ストレート、左フックを打ち込み続けた。判定は、0-3で飯村の勝利!OPBF東洋太平洋フライ級王座を獲得した!

飯村樹輝弥選手、明確な判定勝利で、日本王座に続きOPBF王座を獲得し2冠達成!残念ながら、KOでの勝利はかなわなかったが、常にアグレッシブなファイトスタイルで、ファンを魅了するボクシングは素晴らしい!往年の名選手、ジョニー・タピアを彷彿とさせる。現在フライ級戦線は、WBAにユーリ阿久井政悟、WBCに寺地拳四朗、WBOにアンソニー・オラスクアガが君臨。バンタム級に次ぐタレント揃いの階級となっている。飯村選手なら、どのチャンピオンと対戦しても面白い試合になりそうだ。

第3試合:12R/WBOアジアパシフィックフェザー級タイトルマッチ

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©NAOKI FUKUDA

〇藤田 健児(帝拳)vs ×マイケル カサマ(比)9回終了TKO

WBOアジアパシフィックフェザー級王者の藤田健児は、現在、WBO5位、WBC28位、OPBF1位にランク。格闘技一家に生まれ、幼い頃から様々な格闘技を経験。高校からボクシングに専念すると、アジア選手権、世界選手権など通算10冠獲得したアマチュアエリート。プロ転向後もサウスポーから繰り出す左カウンター、ポジションを変えての右アッパー、コンビネーションの当て勘の良さで7戦全勝。昨年6月の初防衛戦では、8回に左腕を負傷し、右一本でスリリングな試合を制した。負傷明け、V2戦となるこの試合で、本領発揮に期待したい。

対するマイケル・カサマは、WBOアジアパシフィックフェザー級1位。左右フックを強引に振り回す荒っぽいファイター。勝った試合は全てKOという剛腕で、早いラウンドでの決着が多い。2023年9月には、帝拳フェザー級“花の4人組”の1人、嶋田淳也に5回TKO負け。しかし昨年7月、同じ“花の4人組”金子虎旦を1回TKOで沈めアップセットを演じ、このタイトルマッチのチャンスを手にした。金子選手同様に、藤田健児選手も吞み込むか。

試合は1回、両者慎重な立ち上がり。カサマの先制攻撃を警戒してか、サウスポーの藤田はフェイントを使いながら、左ストレートを上下に散らす。2回、藤田がジワジワとプレッシャーをかけながら左ボディストレートをヒット。カサマが、踏み込んで右ストレートで反撃に出ると、クルっと右サイドに回り防御勘の良さを見せる。

3回、これまでクリーンヒットのないカサマは、手数を増やして形勢逆転を試みるが、藤田のボディワークでことごとくパンチをかわされる。逆に、藤田はカサマの打ち終わりに左ストレートを合わせる。軽いパンチではあるが、コツコツ当てられるとダメージが蓄積しそうだ。

4回、藤田の動きが大胆に!カサマの攻撃は見切ったかのように、左ストレートでコーナーに詰めると、コンビネーションをまとめる。また、軽やかなフットワークでひらり、ひらりと舞い、右フックを引っ掛け、左ストレートを打ち込む!その左が、顔面に飛んでくるのか、ボディに叩き込むのか全く読めない。まさに、カサマは“打つ手なし”といった状況。藤田が、“和製ロマチェンコ”ぶりを披露した!

5回も藤田の連打で、カサマをコーナーに釘付けし、6回は右アッパーから、ボディへの集中打でカサマのスタミナを削る。

7回、カサマは手数を減らし、パンチをためて一発狙いに戦術を変える。手数で勝負しても、ことごとくパンチを外され、逆に打ち終わりにコンビネーション打ち込まれてきたので、一か八かの賭けに出たよう。しかし、逆に藤田に余裕をあたえ、自由にボクシングをさせてしまった。

8回、藤田は、カサマの動きを完全にインプット!カサマのパンチをスウェイバックでかわすと、その反動で左ストレートを打ち込むと、速射砲のような連打でダウン寸前まで追い込んだ!

9回、藤田の左ストレートが、この日一番のクリーンヒット!カサマの顔面が弾き飛ばされる。藤田は、下がるカサマを追い回し、冷静にガードの隙間を狙い打ち。一方的に試合を支配した。

そして、10回が始まる前のインターバル中に、カサマ陣営がギブアップ!これ以上、試合を続けても勝てる見込みがないと判断したのか、藤田の9回終了TKO勝利となった!

藤田健児選手、対戦相手の戦意を喪失させる、「ロマチェンコ勝ち」で、2度目の防衛に成功!強打者を空回りさせ、打たせずに打つボクシングで完勝した!まさに、和製ロマチェンコの呼び名にふさわしい試合ぶりで、まだまだ全勝記録を更新するに違いない!

第2試合:8R/バンタム級

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©NAOKI FUKUDA

〇伊藤 千飛(真正)vs ×アルビン カミケ(比)判定3-0

WHO’S NEXT強化育成選手の伊藤千飛は、アマ戦績21戦20勝1敗、2021年度全国選抜大会ライトフライ優勝、2022年度全国選抜大会フライ優勝、2023年度アジアユース選手権3位の実績を携えて、昨年4月にプロ転向した19歳。また、5歳から始めたキックボクシングでは、200戦150勝50敗を誇り数々のタイトルを獲得した格闘エリートの側面もある。デビュー戦は、右ボディ一閃、1ラウンド秒殺KOで勝利した。圧倒的なスピードと的中率を武器に、究極の“立ち技”格闘技、プロボクシングの世界で、伊藤千飛選手が輝く姿に期待しかない!

アルビン・カミケは、OPBFフライ級11位。やや小柄ながらも、頑丈な体格から左右フックを連打する野獣的ファイター。そのファイトスタイルたるや、まるで小型マイク・タイソン。荒っぽく攻撃的なボクシングだが、ボディ、アッパーを織り交ぜ、コンビネーションは多彩。仮に試合が長引いた場合、フルラウンド戦えるスタミナがあるかどうか未知数。

試合は1回、予想通りカミケの突進から始まる。いきなりの右ストレート、左ボディを頭から飛び込み打ち込む、ラフで荒っぽいボクシング。一方で伊藤は、目の良さを活かして、カミケのパンチを紙一重でかわすと、アッパーのカウンターをクリーンヒット!カミケの強打にひるむことなく、気の強さを見せた。しかし、序盤はカミケもスピードとキレがあり、スリリングな攻防が続いた。

2回、伊藤は、自分のボクシングを確かめるように左ジャブでリズムを作る。対してカミケは、ほとんどジャブを出さず、左フックで飛び込んでくる。最初の一発がヒットすると、カミケは畳み込むような連打を続けて出すが、伊藤は、その一発目を徹底的に外すとカウンターで迎え撃った。

3回、これまでカミケの様子を見ているようだった伊藤が、徐々に攻撃を強める。ジャブの後にコンビネーションをまとめたり、右ストレートを打ち落とす。だが、カミケのパンチは一発でひっくり返すパワーがあるので、一瞬も気が抜けない。

4回、伊藤は左ボディ、右ボディストレートで下から攻め込むと、カミケの左フックに右ストレートのカウンターを狙う。

5回、伊藤は左アッパーをボディと顔面に打ち分ける。アッパーというパンチは、下からの打ち上げるパンチという性質上、顔面のガードが、がら空きになるというリスクを伴うもの。それでも、このパンチを打ち込む伊藤のディフェンスに対する自信と勇気が感じられた。

6回、カミケの攻撃は単調になり、パンチを振り続けるが一向にヒットせず。その焦りからかクリンチ際のパンチや、頭からの飛び込みなどラフファイトが多くなる。それとは対照的に、伊藤の的中率が際立った。

7回、伊藤は、右ストレートを狙い打ち!もっと早い回に失速するかと思われたカミケは、ここまで粘り強くパンチを出し続ける。

そして、いよいよ最終8回、大幅にリードされているであろうカミケは、逆転KOを狙い、大振りの左右フックで襲いかかる!勢いあまり、頭を持っていくプッシングで伊藤を突き飛ばすが、これはスリップ。伊藤は、このラフファイトに呑まれることなく、冷静に左ボディを突き刺すと、サイドステップでアングルを変えて、右ストレートを打ち落とす!伊藤は、再三、クリーンヒットを浴びせたものの、頑丈なカミケからダウンを奪えず、試合終了のゴングを聞いた。判定は3-0で伊藤の勝利!ジャッジ2名が、フルマークの完勝だった!

伊藤千飛選手、フィリピンの豪腕ファイターを空転させて3連勝!KO勝利は逃したが、相手はレベル違いのタフネスだった。冷静に相手のパンチを外し続け、乱打戦に巻き込まれずに、自分のパンチだけを当てる、まさに理想的なボクシング!今年の飛躍が楽しみだ!

第1試合:4R/ウェルター級

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©NAOKI FUKUDA

×アヌジュ サティヤ(ハッピーBOX)vs 〇軍司 佳祐(ワタナベ)判定0-2

アヌジュ・サティヤは、インド出身。2022年6月、大橋ジムからプロデビューしたアンジュザブルが、ハッピーボックスジムに移籍し、アヌジュ・サティヤとして再起戦を迎える。スピードのある左リードジャブが武器。

軍司佳祐は、ダイエット目的で始めたボクシングに魅了され、プロテストに合格した32歳。昨年まで勤めていた豊洲市場を辞めて、今年は北海道で漁師に。このデビュー戦が最初で最後のリングとなる。

試合は、軍司選手の大応援団が大声援を送る中で、第1ラウンド開始のゴングがなる!軍司は、筋骨隆々でパワーを感じさせるサティヤに臆することなく、プレッシャーをかけ右ストレートをヒット。サティヤは押し込まれて、得意のジャブで距離を保てなかった。

2回、軍司の豊富な手数によるプレスは続き、サティヤもワンツーで押し返そうとするが、ジリジリとロープ、コーナーに詰められ守勢を強いられる。

3回、軍司の手数が止まらない!勝利を手繰り寄せるために、とにかくパンチを打ち続ける!しかし、サティヤもロープに詰められながらもボディから右ストレートを返した。

そして4回は激しい打撃戦に!やや疲れをみせる軍司だが、それでも左右の連打は出し続ける。サティヤも踏ん張り、足を止めて打ち合いの中で、アッパー、フックを返し盛り返した。結果は、0-2で軍司の判定勝ち!後楽園ホールが大歓声に包まれた!

アヌジュ・サティヤ選手、序盤は軍司選手の気迫に押されたが、回を重ねるごとに調整し、持ち味のスタイリッシュなスタイルに近づけたが、一歩及ばず。

軍司佳祐選手、デビュー戦にして最後のリングを見事な勝利で飾った!しかも、セコンドを京口紘人選手、宇津木秀選手が務める超豪華な青コーナー。そして、あの大応援団。軍司選手が、ワタナベジムでどれだけ愛されているのか伝わった。おめでとう!そして、お疲れ様でした!


今大会は、帝拳ジムが誇るフェザー級4人のホープのうち、OPBF東洋太平洋王者の中野幹士選手とWBOアジアパシフィック王者の藤田健児選手が、それぞれの防衛戦をクリアし世界へまた一歩近づいた。そして2月の大会では、WBOアジアパシフィック13位の金子虎旦選手とWBOアジアパシフィック6位の嶋田淳也選手の出場が決定!2大会連続で、注目のフェザー級選手がリングに上がるので、大いに注目していただきたい!

次回2月1日の『WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT vol.29』は、メインイベントには、昨年“WHO’S NEXTベストバウト”に輝いた村田昴のWBOアジアパシフィックスーパーバンタム級王座の初防衛戦、セミには松本流星の日本バンタム級王座の初防衛戦を中心に配信!お楽しみに!

U-NEXTでは、今回レポートした『WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT vol.28』を2025年2月17日まで配信中!


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