DNAで運命の人がわかる!?オタク気質のヒロイン×モテ男の軽快ラブコメ『DNAラバー』
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DNAで運命の人がわかる!?オタク気質のヒロイン×モテ男の軽快ラブコメ『DNAラバー』

2024.09.11 19:00

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あらすじ

DNAで運命の相手がわかる!?“スーパー発毛剤“に導かれた恋の行方は…

DNAラバー
© HIGROUND 2024

交際相手に毎回浮気されてしまうハン・ソジン。遺伝子センターで研究員として働く彼女は、“遺伝子的に”ぴったりな運命の人=DNAラバーを探しながら、研究に勤しんでいた。

ある夜、DNAラバーと思われていた薄毛の彼氏にフラれてしまう。残ったのは彼の遺伝子に合わせて作った発毛剤だけ。ヤケ酒で泥酔したソジンは、同じく失恋したリナと居酒屋で意気投合し、リナを振った男の家に乗り込むことに。

リナを振った男は、シム病院の副院長で産婦人科医のシム・ヨヌ。常に彼女がいるものの1人の相手と長続きせず、今回もリナとの関係を一方的に終わらせていた。

別れたはずのリナや見知らぬソジンたちに自宅に押しかけられ、ヨヌは困惑。すがりついてくるリナに彼は、「運命なんてものはない」と強く否定する。その言葉に、遺伝子的な運命の人を探すことに全力を注いでいるソジンが激昂。

そして元カレ用の発毛剤をヨヌの顔へと噴射すると、驚くべきことに発毛剤は絶大なる効果を発揮し、ヨヌのもみあげは異常な速度で成長してしまう。

果たして、ソジンのDNAラバーを見つけることができるのか…?

3つの注目ポイント

①運命も愛も研究対象。ロマンチック×サイエンスなテーマが新しい!

DNAラバー
© HIGROUND 2024

恋愛ドラマ好きなら、心惹かれがちな“運命の人との出会い” という要素。韓国のラブコメドラマでは、前世からの因縁だったり、気付かないだけでずっと結ばれていた赤い糸だったり…様々な“運命”がこれまでも数多く描かれてきた。

『DNAラバー』の運命は、とても科学的だ。もう恋愛で傷つきたくないソジンは、運命の人の“遺伝子”と出会うことにすべてを捧げている。サンプル採取のためにこっそりユニフォームを拝借したり、理想のDNAサンプルの匂いを犬に嗅がせて捜索したり、目的のためには手段を問わない姿が面白い。

②眼福なだけじゃない。俳優陣の振り切った演技が楽しい!

DNAラバー
© HIGROUND 2024

『DNAラバー』はラブコメながら、ロマンスよりもコメディ色がやや強め。このバランスがなかなか難しく、役者の技量が問われるが、本作ではそんな心配は御無用だ。

主人公のソジンを演じるチョン・インソンは、とんでもない美人にも関わらず、オタク研究員らしいコミカルな演技を魅せてくれる。そして特筆すべきはヨヌを演じるチェ・シウォン。剃っても剃っても無くならないもみあげに絶望する姿は、笑えるだけでなく、もはや愛くるしい。アイドル戦国時代を勝ち抜いた現役アイドル「SUPER JUNIOR」のビジュアルメンバーとは思えない濃い演技を披露している。

また、第5話には超サプライズなカメオ出演も!?E.L.F(SUPER JUNIORのファン)なら思わずクスリとする小ネタが散りばめられている。

③軽快なコメディ×切ない人間ドラマが織りなす絶妙な“ケミストリー”

DNAラバー
© HIGROUND 2024


運命を科学で証明しようとする斬新なテーマや俳優陣の素晴らしい演技を際立たせているのが、緩急のついた演出だ。コメディはとことん笑いを追求し、切ないシーンはしっとりと胸に響く、そんなバランスのとれたドラマに仕上がっている。

ソジンを家族のように支える年下男子のソ・ガンフンや、ヨヌの元カノのチャン・ミウンの登場により、複雑な四角関係に発展。また、ガンフンの同僚の消防士ナム・ソンミに片想いするヨヌの同僚ヨ・ジョンタムや、アンドレア神父に恋するソジンの後輩ソン・アリなど、サブカップルの行方も目が離せない。

キャラクター・キャスト紹介

DNAラバー
© HIGROUND 2024

シム・ヨヌ

シム病院の副院長を務める産婦人科医。かっこよくて紳士的、とにかくよくモテる。しかし、交際相手が独占欲を出し始めるとあっさり切り捨ててしまい、関係が長続きしない。その裏には、院長である父の浮気性と、傷つきながらも父に執着する母の影響があるようで…。

キャスト:チェ・シウォン

1986年生。2025年でデビュー20周年を迎えるアイドルグループ「SUPER JUNIOR」のビジュアルメンバーとして活躍中。演技にも積極的に挑戦する演技(ヨンギ)ドルで、最近では『酒飲みな都会の女たち』に出演している。『彼女はキレイだった』で披露した“たくあん芸”はあまりにも有名。

代表作:『彼女はキレイだった』『酒飲みな都会の女たち』『恋愛なんていらない』

DNAラバー
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ハン・ソジン

遺伝子のことになると周りが見えなくなる遺伝子オタク。イロウン遺伝子センターに勤務する優秀な研究員で、DNAに適合した発毛剤を開発したり、遺伝子変異を調査したり、仕事に精を出している。恋人に浮気され、深く傷ついた過去から、運命の相手を遺伝子によって見つけようと必死になっている。

キャスト:チョン・インソン

1991年生。子役から着実にキャリアを積み上げ、俳優として人気を博す。演技力に定評があり、ロマンスからホラーまで幅広くこなす。ドラマシリーズの主演は『君の夜になってあげる』以来、2年ぶり。

代表作:『私の恋したテリヌス〜A LOVE MISSION〜』『ウラチャチャ My Love』『君の夜になってあげる』

DNAラバー
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ソ・ガンフン

消防士でソジンの弟分。正義感が強くおせっかいで、困った人を見ると放っておけず、休日でも人助けをするほど。一度した約束は必ず守る義理堅さも持っている。3年前、ソジンの父親はうつ病を患って自ら命を絶ってしまったが、その悲しい死を防げなかったことを今でも悔やんでおり、それ以来ずっとソジンを気にかけている。

キャスト:イ・テファン

1995年生。歌もダンスもこなす俳優グループ「5urprise」のメンバー。モデル出身というだけあってスタイル抜群な高身長と甘いマスクが目を引く。長編ドラマ『黄金の私の人生』では、主人公を想う青年実業家を見事に演じて注目を浴びた。『DNAラバー』は除隊後初の復帰作でもある。

代表作:『キム秘書はいったい、なぜ?』『タッチ 〜恋のメイクアップレッスン!〜』『W ー君と僕の世界ー』

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チャン・ミウン

人気恋愛コラムニストで、ヨヌの元恋人。恋愛のスタイルは特定の異性と付き合うのではなく、一度に多くの人間を愛するポリアモリーだ。束縛や執着を嫌うヨヌの価値観への理解も深い。そんなヨヌとは現在、決まった曜日だけ会う仲。火事から救ってくれたガンフンのことが気になる様子。

キャスト:チョン・ユジン

1989年生。モデル出身の俳優。猫のような顔立ちと甘い声からか、愛人役や意地の悪い上司役など一癖ありそうな役が多い。ギャップのある役も得意で、『ロマンスは別冊付録』では周りから“氷の女”と呼ばれているものの、実は愛らしい内面を持つ女性を演じて知名度を上げた。

代表作:『W ー君と僕の世界ー』『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』『30だけど17です

ヨ・ジョンタム

ヨヌの同僚医師。感受性が豊かで患者に寄り添って共に泣いてしまったり、医師なのに血が苦手だったり、流行りのMBTI(16タイプ性格診断)でいうFらしい感性を持っている。今まで好きになってきたタイプとはまったく違うソンミに一目惚れし、普段ならとらないような言動が増えていく。

キャスト:イ・シフン

1984年生。ドラマ、映画問わず話題作に多く出演し、確かな存在感を発揮する名バイプレイヤー。『ミスターサンシャイン』では、つたない朝鮮語を話す日本人役を印象的に演じた。ブラックコメディスリラー映画『パラサイト 半地下の家族』からロマンスドラマ『ボーイフレンド』までジャンルを選ばない演技力が魅力。

◆代表作:『あやしいパートナー〜Destiny Lovers〜』『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』『フォレスト

ナム・ソンミ

消防士でガンフンの仕事上の相棒。アマチュア格闘技選手でもある。運動を楽しむ肉体派だが、「女性らしさとは何か」と悩む一面も。自分を女性として褒めてくれる、朗らかなジョンタムの存在が気になるよう。

キャスト:パン・ウンジョン

1992年生。高校の音楽の先生に勧められ、演劇映画科への進学を決意。映画やドラマだけでなくミュージックビデオにも出演するなど、現在活躍の場を広げる注目の新人女優。『DNAラバー』では女性らしさに悩む女性を演じているが、SNSでは愛らしい姿をたくさん見せてファンを虜にしている。

◆代表作:『九尾の狐とキケンな同居』『婚礼大捷<こんれいたいしょう> -愛結ぶ二人-』『模範刑事2

アンドレア神父

ソジンの同僚であるソン・アリが通う教会の司祭。信仰心が深く、命をかけて神に祈りを捧げる。背が高く、絵画から飛び出してきたかのように美しい目鼻立ちをした青年で、花がよく似合う。両親を亡くしており、児童養護施設で育った過去を持つ。

キャスト:イ・チョルウ

1992年生。モデルとしても活躍中。ヨヌ役のチェ・シウォンとは『恋愛なんていらない』で共演経験がある。話題作『ソンジェ背負って走れ』では、主人公ソンジェをライバル視する水泳部員を演じた。

◆代表作:『恋愛なんていらない』『ソンジェ背負って走れ


作品概要

作品名:『DNAラバー』

原題:DNA러버

制作年/制作国:2024年/韓国

ジャンル:ラブコメディ

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