戸塚祥太さんが、映画『SOMEWHERE』を「2024年の1本」に選んだ理由

役者の仕事をした次の日には歌って踊っていた。

その次の日にはバラエティ番組の収録。

年間を通して一つの仕事を突き詰める職人さんに憧れるがそれとは真逆の生活を送る自分に、「お前は一体何者なんだ？」と問い続けて生きている。

暫定的に自分のことを"人間の形をした容れ物"だと思っています。

何かしらの役割を与えられ容器の中が満たされている時の自分と、それ以外の空っぽの日々を行き来していますが、そんな自分の状態が虚無感を抱きながら日々を過ごす主人公ジョニー・マルコに少し重なって自意識が過剰ですが、これは自分の映画だと感じました。

同じくスティーブン・ドーフが主人公を演じた映画「BACK BEAT」の日本版舞台を僕が演じたので、「SOMEWHERE」もいずれ。と密かに胸に抱いています。

個人的な思いを書きすぎてしまいましたが、カットのひとつひとつが美しく特に長回しのシーンはこの場面がずっと続いて欲しいと願うほど。

作中に使われる音楽は映像から絶妙に外したものや、この作品の為に書き下ろされたものかと思うほどに合致しているもの。

映像は勿論、彼女が使用する音楽も大好きなのでソフィア・コッポラ監督へ勝手に絶大な信頼を抱いております。

SOMEWHERE

2010年｜アメリカ

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戸塚祥太さんプロフィール

アクロバティックなパフォーマンスや華麗なダンスを得意とする個性派グループ。 2012年2月1日にDVDデビューを果たし、22年2月にデビュー10周年を迎えた。高いスキルと経験値から生まれるパフォーマンス力で歌 番組やコンサートで多くのファンを魅了。メンバーはそれぞれ個人でも大活躍中。

戸塚は2024年3月より、舞台「緑に満ちる夜は長く...」で主演を務めた。

毎年開催されるA.B.C-Z主演舞台の「ABC座」では、2023年12月より「ABC座星（スター）劇場2023~5 Stars Live Hours~」 が帝国劇場にて開催され、千秋楽の12月21日をもってメンバ-の河合郁人がグループを脱退し、5人体制では最後のステージとなった。

4人体制となった現在も以上のとおり、メンバー全員がテレビや舞台で活躍の場を広げ、エンターテイメントを世の中に届けていく。

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