tupera tuperaさんの2024年の1本は『インターステラー』
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tupera tuperaさんの2024年の1本は『インターステラー』

2024.12.18 12:00

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tupera tuperaさんが、映画『インターステラー』を「2024年の1本」に選んだ理由

TUPERATUPERA 480x480 - 亀山達矢
中川敦子さん(写真左)と亀山達矢さん(写真右)/photo miyamoto toshiaki

インターステラーが日本で公開されてから10年だそうだ。宇宙映画が好きでいろいろ観てきた中でも、公開当時、一人で映画館で観たこの作品の衝撃が今でもずっと心に残っていた。自分の娘が大きくなったら一緒に観てみたいと常々思っていたのだが、今年の元旦に10年ぶりに娘と家で観ることができた。

当時6歳だった娘もすっかり一人前になった。陸上部に入り、ものすごい速度でトラックと青春を駆け抜けている。一緒に映画を観ながら、これまで娘と離れることなく、その成長を側で見続けてこられた喜び、豊かな記憶が重なった。

元旦に、全く興味もない宇宙映画を急に観せられることになった娘は最初は渋々だったが、どんどん内容に引き込まれていき、終盤には涙した。今ある奇跡、その一瞬一瞬の大切さを一緒に分かち合うことができた。

銀河、時空を超えてつながり続ける壮大な親子の愛の物語。僕たち親子にとっても、大切な作品となった。

インターステラー
© Warner Bros. Entertainment Inc.

tupera tupera(ツペラ ツペラ)さんプロフィール

亀山達矢と中川敦子によるユニット。絵本やイラストレーションをはじめ、TVや舞台、空間のアートディレクションなど、様々な分野で幅広く活動している。絵本に「しろくまのパンツ」(ブロンズ新社)「パンダ銭湯」(絵本館)「かおノート」(コクヨ)「やさいさん」(Gakken)「いろいろバス」(大日本図書)「うんこしりとり」(白泉社)など、著書多数。海外でも多くの国で翻訳出版されている。NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当。「わくせいキャベジ動物図鑑」(アリス館)で第23回日本絵本賞大賞。2019年に第1回やなせたかし文化賞大賞を受賞。

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