TREASURE、大熱狂のツアーファイナルレポート「この愛を全部表現するまで…」
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TREASURE、大熱狂のツアーファイナルレポート「この愛を全部表現するまで…」

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2020年8月にデビューするや否や、瞬く間に人気に火が付きその年の新人賞を総なめにしたKPOPボーイズグループ・TREASURE。2024年1月からは、ミリオンセラーを記録した2ndフルアルバム『REBOOT』を引っさげ、来日全国ツアー「2024 TREASURE TOUR [REBOOT] IN JAPAN」を開催。

そのツアーファイナルが3月3日にKアリーナ横浜にて行われ、観客を熱狂の渦に巻き込んだ。本記事ではその公演の模様をお届けする。

スタートから神々しく、ステージを駆け抜ける

ビジョンにカウントダウンが映し出され、ステージに横一列で登場したTREASUREのメンバー。赤いライトを背負い、そのシルエットが現れた途端に割れんばかりの歓声に包まれながら『BONA BONA』がスタート。

TREASURE REBOOT

次第に熱を帯びる楽曲に合わせTREASURE MAKERこと“トゥメ”(ファンネーム)の掛け声が大きく響き渡り、CHOI HYUN SUKのたたみかけるラップに会場の熱気はさらにヒートアップ。ダンサーを従えて力強いビートに乗りながらパフォーマンスを見せつける。YOSHIがサングラスを外すと会場には歓声が上がり、楽曲が終わるとともにメンバー全員がステージに仁王立ち。その姿は圧倒的で、眩しく、神々しい。

続く『JIKJIN』では、縦一列になりスタート。生バンドの力強い音をバックにエネルギッシュなステージで魅せたあと、妖艶さを持つ『BOY』でこれまでとはまた違う雰囲気を放つ。トゥメの大きな掛け声が楽曲にアクセントを与える『HELLO』ではダイナミックなパフォーマンスで会場のK-アリーナ横浜が一気にダンスホールに。クールな雰囲気が漂う中、JUNKYUがハートを作ると会場から「かわいい~!」という声が溢れていた。

スタートから駆け抜けMCに入ると、メンバーたちは会場の熱気に包まれながら「熱いね~!」と声をかけあう。CHOI HYUN SUKは「ツアー最終日がスタートしました!今日は一緒に楽しんでいきたいです!」と宣言し、JUNKYUは「最後だと思ったらうるっときてて…」と告白。またSO JUNG HWANは「今日が一番思い出が残る日にしましょう!」と声をかける。メンバーそれぞれが自己紹介と共に嬉しそうに会場を見ながらコメントをすると、さらに会場は一体に。

トゥメの大合唱に「今日、僕の夢に出ます!絶対!」

続く『B.L.T』ではメンバーだけでなくトゥメもジャンプ!のびやかで気持ちのいいボーカルの声が響き渡る中、全員でセンターステージに移動。メロディアスなイントロとともに『STUPID』が始まると、メンバーそれぞれがステージの端ぎりぎりまで足を運ぶ。トゥメの表情をじっくりと見渡しながら、みんながとてもうれしそうに笑顔で歌う姿が印象的だ。

曲が終わり、HARUTOが「YOSHIくんが作った『STUPID』どうでしたか!?」と問いかけると大きな歓声が上がる。YOSHIは「僕が初めて出した自作曲ですが、コンサートでお聞かせすることができてすごく幸せに思います!」と話し、トゥメのみんなに「最初だけ僕が歌うので、トゥメにお願いしてもいいですか!?」と声をかける。すると、会場のトゥメが美しい声で大合唱!

メンバーみんながしっかりと聞く姿がとても印象的だ。YOSHIの瞳がうるんでいくのも見て取れる。終わった後、照れ隠しなのか「今日、僕の夢に出ます!絶対!」と大声で叫んでいた。さらに、トゥメの歌声を「Remix versionで入れたいですね!」と話すと、HARUTOは「音源もらって韓国に帰らなくちゃ!」と声をかけ笑いを誘った。

JUNG HWANの上半身公開も!ユニットごとに圧巻のパフォーマンス

続いてクールな映像と同時にJIHOON、JUNKYU、YOON JAE HYUK、DOYOUNG、SO JUNG HWANのユニット“T5”がスモーキーなステージに登場。赤い光を浴び、艶やかでセクシーなパフォーマンスで『MOVE』を披露する。音が集まって爆発していく様を波うつ水しぶきに表現したかのような映像がさらに楽曲を盛り上げる。またSO JUNG HWANがシャツのボタンをはずし、上半身があらわになると、鼓膜が破れるかのような歓声が響き渡り、曲が終わった後もざわめきが止まらない。

その喧騒を収めるかのように、ASAHIが『THANK YOU』をアカペラで歌い出し、“ありがとう”という真っ直ぐで力強いメッセージをトゥメに伝えていく。訴えかけるような歌声はロックサウンドと絡み合う。途中からサングラスをしたHARUTOがラップで盛り上げ、ASAHIの高音ボーカルと、HARUTOの低音が気持ちよく重なり、響き渡っていく。ダンスパフォーマンスはもちろん、彼らの楽曲には、自身が手紙のように届けるまっすぐな楽曲が挟み込まれるからこそ、より温度を感じ、伝わってくるのだろう。

そのままHARUTOの高速ラップからスタートした『G.O.A.T』は、CHOI HYUN SUKが毛皮のコートをゴージャスに羽織り、ダンサーを従え、さすがの存在感だ。YOSHIがラップでたたみかけサングラスを落とすも、数秒後にCHOI HYUN SUKが蹴り飛ばし事なきを得るチームワークもさすが。

センターステージにメンバー全員が登場!その求心力は圧倒的

炎が上がりテンションが最高潮に達し『MMM(Rock Ver.)』がスタートするとセンターステージにメンバー全員が登場し、それぞれのマイクリレーでガラッと世界観を変えていく。その求心力は圧倒的だ。

このライブを支えているバンドの演奏が終わり、JIHOON、JUNKYU、PARK JEONG WOOの3人が真っ白い衣装で『THE WAY TO』をしっとりと歌い上げていく。3人の異なる声色は、重なるととても美しく響き渡り、曲の世界へと引き込んでくれる。このボーカル力は、年齢を重ねるとともにさらに深みを増すことだろう。

その後SO JUNG HWAN 、YOON JAE HYUK、DOYOUNG 、ASAHIが合流し『ORANGE』を優しく歌い上げていくと、HARUTO 、YOSHI、CHOI HYUN SUKも合流。「手を挙げて~!」という声にトゥメの手がゆらゆらと揺れていく。

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白い衣装に身を包んだメンバーとスモークが幻想的に揺れ、CHOI HYUN SUKの「Sing! Everybody!」の声に誘われ大合唱が始まる。ステージがせりあがると、会場がオレンジ色の照明に染まり、まるで夕焼けに包まれたかのような美しい情景が広がっていく。

曲が終わると、一瞬だけ静寂に包まれ、自然に沸く拍手が連鎖を起こし、とてもロマンチックな光景が目に映った。センターステージにそれぞれ腰掛け、『HOLD IT IN』を静かに、でも熱く歌いあげた。

VCRでは、大ヒットした韓国ドラマをパロディした映像で盛り上げる。そしてカジュアルな衣装に着替えたメンバーたちが登場し、『WONDERLAND』がスタート。

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クールに目線を送るメンバーのなかで、たっぷりの愛嬌を振りまくJUNKYUなど、それぞれの個性があふれ出る。

ステージ中央に集合し『B.O.M.B』はメンバーみんながとても幸せそうに、楽しそうに目線を合わせ、会場は多幸感に溢れている。

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ASAHIが倒れ込み、CHOI HYUN SUKが着ていたゴージャスなジャケットをかけると、アサヒはそのジャケットを着てCHOI HYUN SUKの真似をしながらメインステージに駆け戻る。その姿を見たメンバーたちは大爆笑。PARK JEONG WOOは「(この曲を)初めてステージで魅せましたが、どうでしたか!?」と聞くと、会場は大盛り上がり。

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MCでは先ほどのT5のステージでSO JUNG HWANが腹筋を見せたことが話題に。HARUTOが「僕も化粧直ししながら、出たっすもん。ここはモニター見なあかんって!腹筋バキバキのJUNG HWANがグァーンと踊っているという」と興奮気味に話すと、SO JUNG HWANは無言でニッコリとしながら手でハートマーク。またDOYOUNGは「いつもと違う僕をお見せしましたが、次はカッコいい僕をお見せします」とコメントした。

VCRの話になると、それぞれが思い思いに感想を語り、わちゃわちゃ。仲の良い等身大の姿を覗かせ、会場を盛り上げた。

ライブもクライマックス!「この愛を全部表現するまで僕のそばにいてください!」

本編のラストスパートは勢いよく『I WANT YOUR LOVE』を熱唱し、その後『I LOVE YOU』ではHARUTOが「愛してるよ!」と叫ぶ。そしてステージが終わると同時に「アンコール!」の声が響き、トゥメたちが自発的に『BEAUTIFUL』を大合唱。

すると、メンバーたちの過去の映像が流れ、エモーショナルな空気のなか、全員が再登場。『RUN』を歌いながらセンターステージへと駆け寄り、トロッコに乗って『LOVE SICK』『HERE I STAND』で、より客席の近くまで行き、嬉しそうに手を振ったり、リクエストにこたえたりと交流を楽しんでいた。

『DARARI』のRock Remixではトロッコを降り、メインステージに楽しそうに笑いながら戻り、全員で手をつなぎお辞儀をすると大きな拍手に包まれた。

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最後の挨拶では、CHOI HYUN SUKがASAHIを通訳にして感謝を述べ、「今日は最後ですけど、素晴らしい、カッコいい姿で帰って来れるようにします」、JIHOONが「このすべてが当然だと思わないから、みなさんありがとうございます。僕のトゥメに対する気持ちを全部伝えるにはあまりにも大きすぎる愛なので、この愛を全部表現するまで僕のそばにいてください!」と笑顔。

さらにJUNKYUは「いつも一緒に遊んでくれたり歌を一緒に歌ったりしてくれて本当にありがとうございます!毎日が素敵だった!夢で逢おう!」と無邪気に話す。YOON JAE HYUKは「自分の気持ちをちゃんと伝えるのが一番難しいと思っていますが、トゥメはいろんな応援と声を送ってくれるから、僕も伝えられるように頑張るので、これからもTREASUREと一緒に住もう!」と話した後、はっとした顔で「一緒に過ごしましょう!」とコメント。

ASAHIは「みなさんがいるからこそできることだと、あらためて実感しています」と深く感謝し、「次までどのくらいかかるかわからないけど、お互い幸せに健康第一でゆっくり生きていきましょう」と伝え、DOYOUNGは「今日も最後だから準備したものがあります!トゥメ、めちゃくちゃ愛してるよ!」と言い放つ。

HARUTOは「みなさんがめちゃくちゃ遊んでいる姿を見て、やっぱりこの仕事辞められないなって思いながら歌をやっていますけど…。こんなことは恥ずかしくて言いたくないですが、僕はホンマにTREASURE MAKERのことが大好きですし、いまK-POPのグループがあるなかで一番僕が好きなファンダム、愛せるファンのみなさんがTREASURE MAKERのみなさんだと思っています」と熱く話した。

PARK JEONG WOOは「みなさんにとってコンサートに来てくれたことがいい思い出になっていることを願いますし、いい気持ちのまま家まで気を付けて帰ってもらえたらなと思います」と話し、マイブームの「ゴイゴイスー!」を全力で披露し大盛り上がり。最後にSO JUNG HWANは「僕はいつも、雨が振っても、雪が降っても、僕たちはトゥメのみなさんとずっと一緒にいるから、心配しないでください」と話した。

「俺ら、まだ歌ってねぇ曲あるんだよなぁ」日本オリジナル楽曲『LET IT BURN』をサプライズで披露

さらにこの後、2024年7月よりファンミーティングを開催することを発表し、再会を約束。『MY TRASURE』『CLAP!』とたたみかけ、アンコールが終了。

しかし鳴りやまないアンコールの声にこたえるようにダブルアンコールがスタート。HARUTOが「俺ら、遊び足りてないんすよね。みんなもまだ遊び足りてねぇよなぁ?」と煽りをきかせ、『MMM』『I WANT YOUR LOVE』でトゥメたちを大熱狂させた。さらに「俺ら、まだ歌ってねぇ曲あるんだよなぁ」とぶちあげ、日本オリジナル楽曲『LET IT BURN』をサプライズで披露。大興奮のまま、2時間40分のステージは終了した。

TREASURE REBOOT

ただ盛り上げるだけでなく、しっかりと歌を聴かせ、ときにエモーショナルに魅せ、さらにスキルフルなラップとパフォーマンスでグッと心を引き寄せてやまない彼らのステージは、回を重ねるごとに成長していく。次のステージが楽しみで仕方なくなる、最高の一夜だった。

見逃し配信はこちらから

2024 TREASURE TOUR [REBOOT] IN JAPAN
見逃し配信期間:3月19日 00:00〜3月25日 23:59

配信開始前、または配信終了しています。

昨年のファンミーティングもあわせてチェック!

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