キャンプでの確かな手応えを自信に オルテガはスターリング撃破へ向け準備万端「今までで最高のレスラーになれた」|UFCファイトナイト上海:ウォルケル vs. ジャン
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キャンプでの確かな手応えを自信に オルテガはスターリング撃破へ向け準備万端「今までで最高のレスラーになれた」|UFCファイトナイト上海:ウォルケル vs. ジャン

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世界最高峰の総合格闘技(MMA)団体として、世界最高のMMAアスリートが名を連ねるUFC。U-NEXTでは、2025年8月23日(日本時間)開催の『UFCファイトナイト上海:ウォルケル vs. ジャン』(上海インドア・スタジアム)を見放題でライブ配信する。

ライトヘビー級13位ジョニー・ウォルケルと、同級14位のジャン・ミンヤンが戦うライトヘビー級マッチのほか、フェザー級5位のブライアン・オルテガと7位のアルジャメイン・スターリングが激突する。

アジアで戦うのは2020年アブダビ以来となるオルテガ。コンディションについて「すべて順調」と手応えを口にした。レスリングを土台とするスターリングに対し、自身の柔術で主導権を握るという青写真を描く。5ラウンドの強度にも自信を示し、「フィニッシュして、圧倒的な強さを見せつける」と言葉にした。

以下、U-NEXTのインタビューでオルテガが語った内容をお届けする。


──調子はどうですか?コンディションは?

オルテガ:ああ、いい感じだよ。コンディションもいいし、コンディショニングも両方ともね。中国にも慣れてきて、すべて順調だよ。

──今回がアジアの国で戦うのは初めてですよね?

オルテガ:その通りだよ。

──上海はどうですか?ここまではどんな感じですか?

オルテガ:最高だよ。本当に最高。少し歩き回って、ここがどれだけ美しいか、文化がどれだけ面白いかを見ることができたんだ。少し早めに着いたから、探検する時間もあってね。モペッドやバイクに乗っている人たちを見て、みんながちゃんと列を守るところとか、尊敬するよ。チームにとっても俺にとっても、新しい経験だったね。

──時差ボケはどうですか?調整はうまくいっていますか?

オルテガ:すべて順調だよ。早めに来て調整しようとしたんだけど、もうほとんど大丈夫。まだ少し眠いけどね。でも、こっちの方が一日が長い気がするんだ。気のせいかもしれないけど、一日が終わらない感じがするんだよ。故郷だと、あっという間に真夜中なのにさ。こっちだと「まだ?」って感じ。

──それはあなたにとっては良いことですか?

オルテガ:良いことだよ。気に入ってる。でも時々、「もう寝たいな」って思うこともあるけどね。

──なるほど。では、試合についてお聞きします。前回のロペス戦では、打撃からのグラップリングのスキルを十分に見せられなかったように思いますが、その試合から学んだことや改善に取り組んだことはありますか?

オルテガ:もちろんだよ。グラウンドゲームはできなかったね。あの試合をどれだけ知ってるかわからないけど、かなり早い段階で捕まっちゃって、試合中ずっと回復するのが大変だったんだ。気づいた時にはもう3ラウンド終わっててさ。試合中ずっと追いかける展開になっちゃった。思い通りにはいかなかったよ。学んだ教訓は、もうちょっと我慢強くなることだね。

──一つ質問です。あなたはLA在住で、アルジャメインはニューヨーク在住ですが、二人ともグレイシーということで、以前に会ったり、交流したりしたことはありますか?

オルテガ:ああ、あるよ。ジムで会って、少し一緒にトレーニングしたことがあるんだ。

──なるほど。あなたとアルジャメインの試合は、最高のグラップラー同士の戦いだと考えられています。しかし、あなたは柔術ベースで、彼はレスリングがバックボーンにあり、戦い方が全く違います。アルジャメインと比べて、あなたのグラップリングの利点は何だと思いますか?

オルテガ:俺は伝統的なグラップラーじゃないんだ。彼の正反対だよ。彼はレスリング柔術、俺は柔術レスリング。俺たちの出自が違うから、彼のスタイルも俺のとは違う。彼は違う場所から来てて、俺はグレイシーの、もっとルーツに近いところから来てるからね。結局のところ、彼も良いグラップラーだよ。

でも、俺たちのスタイルは、レスリングの彼と柔術の俺、基本的にぶつかり合う2つのスタイルなんだ。だから、試合が面白くなるんだよ。

──あなたはグレイシー柔術出身で黒帯を持っていて、サブミッションでのフィニッシュも多いですが、グラップリングを始める前にボクシングテクニックで、相手にダメージを与えますよね。一方、アルジャメインはフルラウンドの判定勝ちが多いです。この試合は、あなたのスタミナが試されるような、あるいはお互いの意志の強さが試されるような戦いになると思いますか?

オルテガ:彼も5ラウンド戦ったことがあるし、俺も何度も5ラウンドを戦ってきた。2017年からずっと5ラウンドを戦ってると思うよ。だからスタミナは問題ない。二人ともね。「がまんくらべ」っていうのは、いつだってそうだろ?お互いに戦うときは、お前対俺、ってなる。彼も同じことを考えてるはずさ。

だから、お互いにぶつかり合うことになるだろうね。素晴らしい試合になるよ。最高のマッチアップ だ。俺たちのグラップリングに対する多くの好奇心に答える試合になるだろうね。

──グレイシー柔術は護身術が基本だと言われていますよね。そして、真の護身術にはゲームプランというものはなく、相手の動きに反応して必要なことをすることが重要だと聞いたことがあります。スターリングのレスリングをシャットダウンする自信はありますか?

オルテガ:今回のキャンプには素晴らしいグラップラーやレスラーが来てくれて、俺を限界まで追い込んでくれたんだ。おかげで、今までで最高のレスラーになれたよ。それだけじゃなく、もしそれが上手くいかなかったとしても、柔術が常にあるからね。

──お互いにとって再起戦となりますね。フェザー級では先週末、マーフィーがピコに対して見事なノックアウト勝利を収めましたが、あの試合は見ましたか?オルテガ:いや、こっちにいたから時差があって見てないんだ。

──フェザー級はランキングの変動が激しく、動きがありますね。この階級についてどう思いますか?

オルテガ:この階級はクレイジーになってきてるよ。たくさんの新しい選手で溢れてる。世代交代って言えるかもしれないね。新しい選手が古い選手を倒して、古い選手がトップ10から外れていく。強打者や才能ある選手がたくさんいて、層が厚いし、動きも激しいよ。

──ヴォルカノフスキーとのタイトルショットに挑戦するために、ファンやUFCにどんな試合を見せたいですか?

オルテガ:もう一度タイトルショットを確実にするためには、彼を非常にエキサイティングな形でフィニッシュして、圧倒的な強さを見せつけないといけないだろうね。

──U-NEXTで試合を見るファンに向けて、一言お願いします。

オルテガ:U-NEXTのファンのみんな、こんにちは。ブライアン・"T-CITY"・オルテガだ。いつもフォローしてくれて、応援してくれて本当にありがとう。一人一人に感謝してるよ。皆さんのためにいつも最高のパフォーマンスをしたいと思ってる。俺を応援し続けてくれる皆さんが、最高の試合を見られるようにするからね。本当にありがとう。

──ありがとうございます。コーナーには誰がつくんですか?ティキとポールですか?

オルテガ:ティキは外れるんだ。彼は俺たち二人(オルテガとスターリング)のマネージャーだからね。敬意を表して、今回は彼に外れてもらうことにしたんだ。だから、ポール・ヘナ、ニコ、ジェイソンがつくよ。

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