『VIVANT』プロデューサーに聞いた、最終話までに「もう一度見直しておくべきシーン」を厳選!最終回の伏線回収に向けたヒントにも言及!
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『VIVANT』プロデューサーに聞いた、最終話までに「もう一度見直しておくべきシーン」を厳選!最終回の伏線回収に向けたヒントにも言及!

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いよいよ9月17日で最終回を迎える『VIVANT』。SNS上の考察もさらにヒートアップし、一体、誰が敵で味方なのか?1話からちりばめられてきた伏線は回収されるのか?などさらなる盛り上がりを見せています。そこで、飯田和孝プロデューサーに聞いてみました。題して、“飯田Pが語る『VIVANT』最終回までに、もう一度見直しておくべきシーン”。これさえ押さえておけば、『VIVANT』を心ゆくまで楽しめるはずです!

1. 手で重さを量り、言い当てることができる乃木の特技に注目

<第1話>
まず飯田プロデューサーが挙げたのが、1話でジャミーン(ナンディン・エルデネ・ガンその後、乃木は8話で孤児院のご飯の分量を手で量って重さを見事に言い当てて、孤児院の院長ヤスダ(音尾琢真)の悪事を暴きます。「乃木は、“ちょっとした特技”と言ってますが、このときのことが、8話、9話のノコル(二宮和也)のモノローグや、ベギ(役所広司)の変化にもつながっています。だから、1話で何気なくやっておく必要があった」とのこと。

また1話では、ジャミーンと彼女の父アディエル(ツァスチヘル・ハタンゾリグ)が住む家にも注目。後に9話で「乃木が生まれた家だった」、つまり、乃木の両親の家だったことが判明します。「乃木を助けたアディエルの家が実は自分の生まれた家だったというのは、もう鳥肌ものです。他のどんな伏線よりも、この2つのつながり、運命がつながった瞬間はドキドキすると思います。またジャミーンは、アディエルから、“人の善悪を判断できる”と言われているシーンがあります。SNSではいろんな考察が出ていますが、このことは最終回に生きてきます」。

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©TBS


2.第2話で一瞬姿を消した野崎は何をしに、どこに行ったのか?そこには重要な意味が!

<第2話>

バルカ警察のチンギス(バルサラハガバ・バトボルド)から逃げるために、日本大使館を脱出する前、野崎(阿部寛)が「最後にやる事ができた、ちょっと抜ける」と言って、大使館の通訳ナジュム(ブルース・テイラー)を連れて、乃木らの前から一瞬姿を消します。

「“5分後に集合な”と言って、野崎はどこかに行くんですが、一体、どこに何をしに行ったのか?ここはまだ回収されてないんです。一体、野崎はどこに何しに行ったのか?西岡大使(檀れい)とバルカ共和国のワニズ外務大臣(河内大和)との会話などを含めて見ておくと、最終回ではちょっとドキドキハラハラするかもしれないです。それ以外でも、1話から3話まで、当初は追いつ追われつ、敵対していたチンギスと野崎の2人が、5話で互いに優秀な警官同士として手を組むことになります。あの砂漠の逃亡劇、そこで培った絆、そういったことも、実は意味のあることで最終回につながっています」

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©TBS


3.世界に向けたジャパニーズカルチャー、古き良き日本の文化が日本人の心に届く

<赤飯、お餅、ところてん、乃木が住む日本家屋、神田明神、日本刀、奥出雲などジャパニーズなアイテム>

「赤飯は、第2話で野崎がみんなに振る舞って以来、その後も出てきます。ほか、全編を通していろんな“和”のものが登場します。福澤監督の中に、いずれ世界の人にも楽しんでもらいたいという思いもあり、日本の良さをドラマにちりばめています。薫(二階堂ふみ)と乃木が抱き合う背景の桜の木は、福澤監督が演出した『ドラゴン桜』の場所でもあるんですけど、意識的に日本のものを取り入れてている。今回、撮影のためにモンゴルに長期間行ったのですが、改めて日本の良さに気づいたりもするんです。それで入れた部分もありますし、ベキの故郷、奥出雲の美しさなんて、僕も行かなければ知りませんでした。このドラマが少なからず、、日本国内の人にも日本の古き良き文化を知るきっかけになっているのではないかと思います」

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©TBS
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4.まだ誰も触れていない謎の人物…?

<第4話>

神田明神の祠を乃木が二度見するシーン、第3話でもチラ見するカットがあります。「第5話にも神社は出てきますが、乃木さんの近くの神社と、乃木の上司・櫻井(キムラ緑子)の神社は違うんです。ここでは諜報員の呼び出し方だと、饅頭が別班の合図だとわかる。ただ、櫻井が利用する茶器を扱う店の亭主は顔も遠目で映っていますが、誰もその存在に触れていないみたいです。ここでの櫻井とのやり取りを見ると、ひょっとしたら、別班を知っている人なんじゃないか…とも考えられなくもない。ひょっとしたら、別班饅頭の8個めの人じゃないかと(笑)どうなんでしょうか…」。

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©TBS


5.乃木と野崎に芽生えた友情、それとも信頼。2人の間の会話にも最終回への伏線が…

<第7話>

野崎からジャミーンに贈った『ハリー・ポッター』のDVDを見た乃木の返答や、バルカ行きの飛行機内での乃木から野崎へのメッセージ。

「“ハリー・ポッターを好きなんだ”と答えた野崎の言葉ではなく、それを受けて、乃木が“この後、スネイプ社と商談”とい答える言葉、また、飛行機内で隣の席に座った野崎に乃木が、“あなたは鶏群の一鶴、眼光紙背に徹す”という言葉など、乃木は野崎と“別班”について語っていないけれど、わかっている上でとても高度な会話をしているんです。この、認め合った2人のやり取りが、最終回に続いています」。

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©TBS


6.日本からの映像を送ったのは、はたして誰なのか?

<第9話>

第7話の終盤で乃木が射殺したはずの別班のメンバー4人が日本の病院で生きていた!?その様子を盗撮した動画を送ったのは誰なのか。

「日本のモニターからの映像だと言われていますが、あれは誰なのか?これは最終回に明かされますが、1話から9話までよく見ていれば、怪しい人は絞られてくるかもしれませんね」

いかがでしたか?最終回ではさまざまな伏線が回収されそうですが、そんな中で「漢文のようなフレーズが最終回にも出てきます。その意味がちゃんとわかると、1つの結末にたどり着けると思います」と飯田プロデューサーはいいます。「このドラマのキャッチコピーは、“乃木が愛を探す冒険の物語”です。愛を知らなかった乃木が、薫さんとの出会いによって愛を知る。そして、父親との愛に向かっていく。はたして、乃木の愛は最後にどういう愛の形を示すのか。それが一つのキーワードになっています」と締めくくりました。

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©TBS


大注目の最終回は、9月17日(日)よる9時より25分拡大で放送されます。感動のフィナーレ、その結末を、ぜひ放送でご覧ください!

日曜劇場『VIVANT』TBS系にて9月17日(日)よる9:00〜10:19放送(※25分拡大)

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これまでの放送回はこちらから。

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