大激闘に超満員の後楽園ホールが揺れに、揺れた! 「WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT Vol.30」観戦レポート!
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大激闘に超満員の後楽園ホールが揺れに、揺れた! 「WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT Vol.30」観戦レポート!

2025.03.05 13:00

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3月1日開催のボクシング「第30回WHO'S NEXT」は、チャンピオンカーニバル屈指の好カードが実現!メインのスーパーライト級タイトルマッチでは李健太が、バンタム級では増田陸が、それぞれ全勝の挑戦者を迎えて防衛戦のリングに上がる!

安定感抜群である王者の牙城を、最強挑戦者は崩すことが出来るのか!それが充分に期待できる大一番、勝ったのはのはどっちだ!

本記事では、“熱烈ボクシング応援団”目線でのリングサイド観戦レポートと対戦結果をお届け!

メインイベント 第5試合:10R/日本スーパーライト級タイトルマッチ 

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©NAOKI FUKUDA

〇李 健太(帝拳)vs ×渡来 美響(三迫)9回負傷判定3-0

日本スーパーライト級王者の李健太。世界ランクはWBC25位、OPBF1位、WBOアジアパシフィック3位。アマチュア戦績112戦102勝10敗、高校6冠と日本記録62連勝を誇る。プロ転向後は、長身のサウスポーを活かした懐深いボクシングでこれまで無敗。シャープなジャブと長い左ストレートは、シンプルだが最大の武器。

最強挑戦者の渡来美響は、WBC35位、WBOアジアパシフィック5位、OPBF級8位。アマ戦績92戦77勝15敗、国体2位などの実績を携えてプロ転向。L字ガードで攻撃をかわしながら、ハイスピードなジャブと左フックでカウンターを合わせる、フロイド・メイウェザーをさらに攻撃的にしたようなボクサーファイター

チャンピオンカーニバル屈指の黄金カード!無敗対決を制するのは、技巧派サウスポーの王者、李健太か!それともスピードとパワーの渡来美響か!ハイレベルな打撃戦に期待!

試合は1回、サウスポーの李がジャブ、ワンツーでアウトボクシングを展開し、オーソドックスの渡来を突き放す。いつものように、李が試合をコントロールするのかと思ったが、ラウンド終盤、渡来が強引に接近しペースを乱す。しかしラウンドを通して李が優勢か。

2回、渡来が右フックで奇襲攻撃!素早い踏み込みから、独特の軌道を描き叩きつけるようなパンチに李がバタつく。また、両者の足が交錯し李がスリップダウンする場面もあり、渡来が押していた印象。

3回、李は、渡来のトリッキーな動きに対抗するように、右リードジャブで立て直しをはかるが、渡来の突進を止めきれず、パワーに押され再びスリップダウン。逆に、渡来の右フックでのけ反らされる。また、李は鼻血を流し、らしくない展開が続く。ここも渡来がポイントを取ったラウンドか。

4回、渡来の猛攻は続くが、李も必死に食い下がり、打ち合いで渡来の攻撃を止めようとする。李がやや押し返したが、渡来の右フックの威力の方が有効だったか。

5回、アウトボクシングをしたい李に、渡来は飛び込みながら左右フックを浴びせる。そんな中で、渡来の左フックが李の体を巻き込むようにヒット!バランスを崩しキャンバスに倒れた李は、アンラッキーなダウンを奪われる。その上、ヒッティングで右目上をカットし、劣勢な状況がさらに悪くなる。

5回終了時の途中採点は、47‐47、48‐46、49‐45。ダウンがありながら、イーブンのジャッジがいるのは意外だったが、渡来の優勢には変わらない。

6回、追う立場になった李は、積極的に攻撃を仕掛け、速くて深い踏み込みから左ストレートを打ち込む。受けに回った渡来が、不用意にパンチを貰うシーンが増えた矢先に、李は左ストレートからの連打で渡来からダウン!これで2ポイント奪い返す!

7回、今度は渡来が連打で襲いかかる!やはり、渡来は前に出ることで、李の持ち味を消しながら強打を叩き込みたい。そして、試合の流れが入れ替わる度に大歓声が巻き起こり、後楽園ホールは異様な雰囲気に包まれる!さらに李は、前半とは違い、渡来の突進に動じなくなっている。どっしりと構え、渡来の攻撃を弾き飛ばすパワーに満ちている!これまで苦しめられてきた渡来の右フックに、渾身の左ストレートのカウンターがドンピシャでクリーンヒット!なんと6回につづき、2度目のダウンを奪う!李は、さらに2ポイントを取り戻す!

8回、ダメージの残る渡来は、手数を控え一発逆転のパンチを狙うが、李のプレッシャーと左ストレートに追い回される。李がまた1ポイント取り返す。

そして9回、李のワンツーのスピードはまだまだ健在、逆に渡来は、かなりスピードが落ちて見える。しかし、ここでアクシデントが発生。偶然のバッティングで渡来が左目を大きくカット、試合続行不可能と判断したレフェリーが試合を止めた。

最後の9回の採点も含めた、負傷判定の結果は、87-81、85-83、85-83と3-0で李が勝利!5回終了時点で最大4ポイント差あった劣勢を、後半に2度のダウンを奪う大逆転勝利!日本タイトルの初防衛に成功した!

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©NAOKI FUKUDA

渡来美響選手、実に悔しい敗戦。5回までは、かなり有利に試合を進めており王座交代が目の前にあった。途中採点が発表されたことにより、心境に変化が出てしまったのか。まずは心身ともに休息し、初黒星からの再起に期待する!

李健太選手、見事すぎる逆転勝利!スタイリッシュなボクシングの印象が強い選手だが、倒し倒されの泥臭い試合でも勝てる事をアピールした!これで、ますます人気が出ること間違いなし!チャンピオンカーニバル屈指の黄金カードは、年間ベストバウト入り確定の名勝負となった!

セミファイナル 第4回試合:10R/日本バンタム級タイトルマッチ 

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©NAOKI FUKUDA

〇増田 陸(帝拳)vs ×松本 海聖(VADY)6回TKO

日本バンタム級王者の増田陸。世界ランクは、WBA8位、WBO10位、IBF9位、WBC14位、OPBF1位、WBOアジアパシフィック3位。立教大学ボクシング部を経て、B勝でプロデビュー。勝った6試合は全てKO、敗れたのは、現WBA世界バンタム級王者の堤聖也のみという、スタイリッシュな正統派ハードパンチャー。サウスポーから放つ左ストレート、タイミング抜群の右フックともに高い破壊力を誇る。

最強挑戦者の松本海聖は、OPBF7位、WBOアジアパシフィック10位。2022年度全日本新人王。小学2年からボクシングを始め、中高は芦屋学園ボクシング部に所属。デビューから、9戦全勝5KOと勢いに乗る。ガードを高く構え、スピードのあるジャブと的を打ち抜くような右ストレート、さらに上下を打ち分ける多彩な攻撃が魅力。

バンタム級ニュージェネレーション対決!世界に迫る増田陸に対し、松本海聖がどこまで食らいつけるのか注目!

試合は、1回から真剣で斬りあうような緊張感漂うジャブの差し合いで始まる。サウスポーの増田とオーソドックスの松本によるポジションの奪い合い。互いの前足で外側を取り合うような駆け引きが展開される。 しかし増田は、右リードジャブで松本のガードの間を割りヒットさせ、左ストレートに繋げていた。

2回、松本はテンポの速いワンツーで増田を後退させるが、増田も左ボディストレートで対抗し、さらに上下の打ち分けをみせる。また増田は、松本の左ジャブの帰りに右ジャブを合わせ、松本の左目を腫らす。

3回、増田のプレッシャーが強くなる。前後の出入りが速くなり、軽やかなワンツーを打ち込むが、松本のパンチは被弾しない。さらに、意表をついた左アッパーをヒットさせ、松本にペースを渡さない。

4回、鼻血を流す松本は、マウスピースを忘れる。本人もセコンドも冷静さを失っているようだ。一方で増田は冷静そのもので、松本のダッキングに合わせて左ストレートを打ち落としたり、顔面のワンツーでガードを上げさせ、がら空きのボディに、狙いすましたストレートを打ち込み、ジワジワとダメージを与える。松本は、危険なタイミングでパンチを貰い続けたが、決して後退せずに手数を出し続け、この試合にかける執念を感じさせる。

5回、松本は少々打たれようもの形勢逆転の一発を狙い、力のこもったパンチを振るう。この執拗な攻撃に、さすがの増田もやりづらそう。だがここで、偶然のバッティングが起こり、松本は右目の上をカットしてしまう。

5回終了時点の途中採点は、49‐46が2者、50‐45が1者で松本が一方的に優勢。だが、ポイント以上にスリリングな試合なのは間違いない。

そして迎えた6回、ゴングと同時に増田はギアを上げ、強打でフィニッシュを狙う!強烈な左ストレートで松本のアゴを打ち抜き、たたらを踏ませると、アッパーを織り交ぜた回転力の高い連打で攻め立てる!しかし、松本もストップされてたまるかと言わんばかりに、果敢に打ち返す。大逆転を狙い、増田の打ち終わりには、右ストレートをダブル、トリプルで連打しヒット!今度は、左目上をパンチでカットするも、お構いなしに攻め続ける。さすがの増田もダメージと疲労で後退、スピードも落ちてきた。しかし、ここでドクターチェック。パンチによる負傷で試合続行不可能な場合は、その時点でTKO負け。松本としては、何としても続けたい!それは、後楽園ホールの観衆も同じ気持ちだ!

その願いが届き試合は再開、両者が持てる力を出し切るように、リング中央で足を止めての激しい打撃戦!大量にポイントをリードしている増田にも、もはや余裕はない。これまでの対戦相手だったら、とっくに倒れているような強打を浴びせ続けても、松本は踏みとどまりパンチを返してくる!お互いの拳とプライドがぶつかり合う中、増田の左ストレートが松本のアゴにクリーンヒット!1歩、2歩後退したところで、レフェリーは試合を止めた!

結果は、増田の6回TKO勝利!日本タイトル2度目の防衛に成功した!

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©NAOKI FUKUDA

松本海聖選手、敗れはしたが、決して評価を下げるような内容ではなかった!何より、その強いハートを証明し、会場を熱くした。そして、的を打ち抜くかのような右ストレートは、王者を大いに苦しめた。

増田陸選手、強打とテクニックに冷静なマインドを併せ持った、バンタム級のホープとして、圧倒的な強さを見せてきた逸材だが、この試合の6回は苦しかったのではないだろうか。ポーカーフェイスな増田選手なので、ダメージの有無を表情に出さないが、案外効いていたのかもしれない。激闘スタイルは増田選手らしくないが、6回の攻防はベストバウトに匹敵する名場面だ!

第3試合:8R/スーパーウェルター級

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©NAOKI FUKUDA

〇玉山 将弥(帝拳)vs ×上村 健太(LUSH緑)判定3-0

玉山将弥は、日本スーパーウェルター級4位。攻防兼備でバランスの良い右ボクサーファイター。2021年12月、小原佳太が持つ日本ウェルター級タイトルに挑戦するが5回TKO負け。2023年、リングネームを将也から将弥に変更し、左ひじの手術も行い心機一転、2024年5月に復帰戦のリングに上がったが僅差の判定で敗れた。なるか連敗脱出。

上村健太は、2021年度中日本新人王。対戦相手に合わせて、アウトボクシングもインファイトも出来るサウスポーのボクサーファイター。A級昇格初戦で、日本ランカーとの対戦を迎える。冷静に右リードジャブでコントロールし、得意の左オーバーハンドを打ち込み下剋上を狙う。

連敗脱出を目指す玉山将弥が、下剋上を狙う上村健太の壁になれるか。スーパーウェルター級生き残りをかけたサバイバルマッチ!

試合は1回、接近したい玉山と、距離を取りたい上村の慎重な立ち上がり。サウスポーの上村は、玉山の打ち終わりに右フックを引っ掛けるが、玉山の右ストレートに分があったか。2回、玉山のプレッシャーに上村は後退。上村は下がりながら、玉山の右ストレートに左ストレートの相打ちを狙う。しかし、玉山は上村の懐に入り込み、接近戦で連打をまとめる。

3回、玉山の接近戦がつづく。玉山は上村をロープに詰めて、頭を付けての打ち合いに持ち込み、上下を打ち分け優勢。4回、上村が左フックでチャンスを作りかけるが、玉山の左フックがカウンターとなり、連打で押し込む。5回も接近戦での攻防は変わらず。上村としては、接近戦ではサウスポーの利点を発揮できずに分が悪い。しかし、玉山の手数は止まらない。6回、上村はワンツーで距離を作るとアウトボクシングを展開する。やっと上村のボクシングが出来た印象。

7回、上村の左ストレートが伸び、玉山の顔面が大きく後ろに弾かれるが、そんなことでは、ちっともひるまないのが玉山。すぐさま接近戦に持ち込むと右アッパーを連打し、上村のマウスピースを吐き出させる。

そして最終8回、上村は、またしても接近戦中にマウスピースを落としてしまう。だが、そこで覚悟が決まったのか、再開後は反撃に転じる。上村は、リスク承知で打ち合いに応じると、左フックがカウンターでヒット!動きが止まった玉山に連打を浴びせ、ロープまで弾き飛ばす!玉山は、ふらつきながらも上村の連打をヘッドスリップで回避しながら反撃のチャンスをうかがう。ラスト1分、打ち疲れスタミナを無くした上村は、自身の体を支えられないほど消耗し、クリンチ際の揉みあいでもスリップダウン。今度は俺の番だ!と言わんばかりに玉山が逆襲!激しい打ち合いの中で試合終了を迎えた。

判定は、3-0で玉山の勝利!スーパーウェルター級サバイバルマッチで生き残った。

上村健太選手、日本ランカー相手に持ち味のボクシングを封じられてしまい、下剋上ならず。しかし、最終ラウンドのスリリングな打撃戦は素晴らしかった!

玉山将弥選手、ついに連敗脱出!常にパンチを出し続ける、その勇敢な精神に共鳴した多くのファンが後押しした勝利。熱い試合をありがとう!

第2試合:8R/74.0kg契約

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©NAOKI FUKUDA

〇荒本 一成(帝拳)vs ×ベク ハソ(蒙)判定3-0

荒本一成は、アマ戦績92戦85勝7敗。国体や全日本選手権など数々の大会で優勝しアマ12冠を達成。デビュー戦では、鮮やかな左フックでの豪快KO勝利で強烈なインパクトを残したが、眼窩底骨折で休養を余儀なくされた。上下を打ち分ける多彩なパンチと、決定力のある左フックが武器。

ベク・ハソは、OPBFミドル級8位。モンゴル、ウランバートル出身で、現在は韓国を主戦場に3戦全勝。韓国ミドル級タイトルを持つ。

フィジカルの強さが予想されるモンゴルからの刺客に対し、プロ2戦目の荒本 一成の強打が火を噴くのか目が離せない!

1回、荒本はシャープなリードジャブでスピードを見せつけると右クロスを放ち、ベクをコントロール。ベクは右ボディストレートを返す。2回、荒本のジャブが冴え、ワンツーでベクの顔面を捉えるが、ベクの右ボディストレートが度々ヒット。ベクのボディは、地味だが重たく、ダメージを蓄積させそう。3回、ベクのワンツーが荒本のガードを割るが、荒本も右ストレートを返し押し返す。

ところが4回、これまでスムーズに出ていた荒本の手数が突然減る。前に出てもパンチを出さずクリンチしたり、ベクの攻撃を受けに回る場面が多かった。このラウンドは、ベクが取ったのでは。5回、荒本はラウンドの序盤は手が出るが、徐々にスローダウン。ベクに手数で上回れ、右ボディを被弾し劣勢。
6回、手ごたえを掴んだベクは攻撃を強めるが、その隙を突くように荒本の右ショートフック、右ストレートがヒット!傾きかけた流れを引き戻す。

7回、ついに荒本の左フックが火を噴く!ベクのジャブの帰り際にタイミング抜群の左フックがヒット!タフなベクだったが、こらえきれずダウン!再開後、ここで一気に畳み掛ける荒本だが、ベクの回復が早く、反撃され倒し切れず。

そして最終8回、さっきのダウンが嘘だったかのようにベクの猛攻が荒本を襲う。ベクの右ボディをもらった荒本は、動きが止まりディフェンスに徹する。なんとか倒されまいと、クリンチで逃げるが、ベクの体力に押し倒されてしまう。明らかにボディを叩かれ続けたダメージとスタミナのロスが見て取れる。しかし、前のラウンドでダウンを奪っているのは荒本。絶対に立ち続けなくてはいけない!荒本は、フットワークでベクの攻撃をかわし、なんとか最終ラウンドのゴングを聞いた。

判定は、3-0で荒本の勝利!ジャッジ3名とも77-74で荒本が優勢だったが、苦しい試合だった。

荒本一成選手、ジャブ、ワンツー、そして一撃必殺の左フックと持ち前の攻撃力を駆使した試合だったが、モンゴルのフィジカル・モンスターは、それでも立ち上がってきた。プロ2戦目で、大きな経験を積めた試合だった!

第1試合:8R/フェザー級

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©NAOKI FUKUDA

〇高 優一郎(横浜光)vs ×廣瀬 祐也(協栄)判定3-0

高優一郎は、拓殖大学ボクシング部で活躍し、全日本選手権3位の実績を携えてB級デビュー。回転力の高い連打でグイグイ攻め込むファイターだが、デビューから3戦全ての試合で、完璧なポイントアウトで技術の高さを披露し全勝をキープ。プロのリングで、倒し切るボクシングに期待がかかる。

廣瀬祐也は、日本フェザー級10位。一般企業で営業マンとして働きながら、プロボクサーとして二足の草鞋を履くサラリーマンボクサー。スピードある右リードジャブで中間距離を支配し、カウンターを狙う技巧派サウスポー。

攻撃的なファイターと技巧派サウスポーが対する試合は、1回、サウスポーの廣瀬が中間距離をキープし左ストレート、右フックを巧打し、高を懐に入り込ませない。つづく2回、良いスタートきった廣瀬は、さらに手数を増やす。3回には、廣瀬の左ストレートがクリーンヒット!コンパクトに放った左が、高の顔面を捉え、あわやダウン。

4回、流れを変えたい高は、右ボディストレートから顔面にパンチを返し反撃に転じると、5回も右ボディを有効に使い、プレッシャーをかける時間が続く。6回、高はノーモーションの右ストレートで、廣瀬の顔面を弾き攻勢をアピール。

7回、廣瀬は下がりながら左ストレートを狙うが、高の右ストレートからの攻撃に押され気味か。最終8回、両者リング中央で足を止めての打ち合いとなり、高は右クロス、廣瀬は左ストレートを出し合ったが、ここで試合終了のゴングが鳴った。

判定は、3-0で高の勝利!序盤の劣勢を挽回し、日本ランカーから勝利をもぎ取った!

廣瀬祐也選手、得意の左ストレートで突き放したかったが捉えきれず。3回のチャンスに仕留めきりたかった!

高優一郎選手、これでデビューから4連勝!まるで機関車のように前に出続けるスタイルは、荒っぽいボクシングに感じるが、確かな技術があってこそ。次はKO勝利に期待したい!


今大会は、チケットが早々に完売し、追加で立見席が販売されるほど注目度の高かった大会。スーパーライト級、バンタム級ともにチャンピオンカーニバル屈指の好カードが揃い、そのどちらの試合も期待通りの好ファイトとなった!年間ベストバウトにランクインすることは確実。見逃し配信で、何度でもチェックして欲しい!

次回4月5日の『WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT vol.31』は、OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ「波田大和 VS 渡邉卓也」を中心に配信!お楽しみに!

U-NEXTでは、今回レポートした『WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT vol.30』を2025年3月31日まで配信中!


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