今季メジャー最終戦となる『2025 AIG女子オープン(全英女子)』が、2025年7月31日(木)にウェールズのロイヤル・ポースコールGCで開幕を迎えた。日本勢が17人出場することでも注目を集める同大会。初日を終え、桑木志帆は岩井千怜や西郷真央らと並び4位発進。初出場で好スタートを切った。
──3アンダーという素晴らしい内容でしたが、今日のプレーの満足度はいかがですか?
桑木:はい、すごくいいプレーができました。
──特に良かった点を挙げるとすれば、どこになりますか?
桑木:全体的にボギーもありましたが、バーディも取れたのが良かったです。特に、パー5でバーディを取れれたことが、スコアメイクにつながったと思います。
──スタートの1番ホールはボギーでしたが、気持ちを切り替えることができたのでしょうか?
桑木:そうですね。少し風を甘く見ていたかもしれません。日本ではこれほどの強風を経験することがないので。でも、その状況でボギーに収められたのは、逆に良かったのかなと思っています。
──スタートホールのセカンドショットは、どのような状況でしたか?
桑木:正確な距離は忘れてしまったのですが、5番アイアンで打ちました。左足下がりで右からの風に流されてしまって。左のラフからアプローチしましたが3メートルほどあり、決めきれませんでした。
──その直後の2番ホールですぐにバーディを奪い返しました。気持ちの面で大きかったですか?
桑木:はい。次のホールでこの風の中でもバーディが取れたことで、そこからメリハリをつけて、その後のゴルフができたと思います。
──6番ホール以外は2オンを狙える状況だったかと思いますが、マネジメントについてはいかがでしたか?
桑木:やはり風が強く、ティーショットにはすごく気を使いましたが、今日は締まったゴルフができて、すべて良い方向にいってくれました。
──日本とは異なる強風との戦いは、ストレスにはなりませんでしたか?
桑木:今日はスコアが良かったので、風も味方につけられたような感覚でした。ただ、明日以降も風はさらに強くなると思うので、切らさずにプレーしたいと思います。
──全英女子オープンならではの雰囲気は感じられましたか?
桑木:コースから海が見えたり、牛や羊の姿があったり、「イギリスだな」と実感しながら、喜びを噛みしめてラウンドしていました。
──これ以上ない最高のスタートを切れたと思いますが、ご自身の評価はいかがでしょう?
桑木:はい。ただ、全米女子オープンの時も初日は良かったので、油断せずに、明日からもたくさん頭を使って、なるべく上位をキープできるように頑張りたいです。
──今は嬉しい気持ちよりも、気を引き締めているという感覚でしょうか?
桑木:そうですね。喜びはありますけど、まだ始まったばかりなので、気を引き締めていきたいです。
──ひとまず、KPMG(全米女子プロゴルフ選手権)で初日に崩れてしまった悔しさは、ここで晴らせたのではないでしょうか。
桑木:そうですね。(KPMGでは)初日に大きくスコアを落としてしまったので、まずはこの初日を無事に乗り越えられたのは良かったと思います。