2つの人格をもつアナウンサーと元恋人が織りなす、心揺さぶるラブストーリー『私のヘリへ ~惹かれゆく愛の扉~』
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2つの人格をもつアナウンサーと元恋人が織りなす、心揺さぶるラブストーリー『私のヘリへ ~惹かれゆく愛の扉~』

2024.10.17 12:15

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あらすじ

過去の傷により解離性同一症になった女性と元恋人が紡ぐ、リフレッシュヒーリングロマンス

私のヘリへ ~惹かれゆく愛の扉~
© 2024 KT StudioGenie Co.,Ltd All rights reserved

テレビ局PPSに勤務するチュ・ウノはキャリア14年目のアナウンサー。一生懸命、仕事に励んではいるものの、社内での評判はイマイチで知名度も低いまま。そんな彼女の同期であるチョン・ヒョノはPPSの看板アナウンサーであり、ウノの元恋人。8年にも及ぶ交際を経て別れた2人は、社内で顔を合わせるたびにキツい言葉をぶつけ合うものの、心の内ではお互いへの想いを忘れられずにいるよう。

一方、局メディアNソウルの駐車場で管理スタッフとして働く女性がいた。ウノとそっくりの彼女の名前はヘリ。心理カウンセリングに通う彼女は、ある日「自分がアナウンサーとして働いている、現実のように鮮明な夢を見た」と語る――。

実は、ヒョノとの別れをきっかけに解離性同一症を抱えていたウノ。ヘリはウノのなかに生まれたもう1人の人格で、ウノが眠っていると思っている間に目を覚まし、ヘリとしての生活を送る。そしてヘリとして過ごした時間の記憶は、主人格のウノには全く残っていないのだった。

ウノの別人格であるヘリは、駐車場に毎日やってくるメディアNソウルのアナウンサー、カン・ジュヨンに淡い恋心を抱いていた。ある日、思いがけず彼と2人きりになると、言葉すら交わしたことのなかったジュヨンに、突然キスを…!?

本作は2つの人格それぞれが抱く想い、そして彼女を取り巻く人々の感情が複雑に絡み合う、切なくも温かいロマンスドラマ。

3つの注目ポイント

①2つの人格を完璧に演じきるシン・ヘソンの演技力に脱帽

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失恋の古傷と仕事に悩むウノ、恋をして浮かれ気分のヘリ。この対象的な2人を鮮やかに演じ分けるシン・ヘソンの表現力は、本作最大の見どころのひとつ。

服装や髪型だけでなく、動作や醸し出す雰囲気、声の出し方まで細部にわたって変化をつけており、大げさなことはしていなくても、どちらの人格を演じているのかは一目瞭然!身体そのものは空っぽの入れ物で、そこに魂が宿ることで、初めてその人として成り立つのか…そんなふうにも考えさせられてしまう。

ウノの過去が明かされたり、ヘリの恋が進展したり、それぞれのストーリーに厚みが出てくるにつれて、これらのキャラクターにどんどん引き込まれてしまう。

②第1話から釘付けに!美しいストーリーと巧みな演出に注目

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第1話はシーンの切り替わりが印象的で、最初は「一体どうなっているの?」と少し混乱してしまうかも。自身が解離性同一症と知ったウノやヘリと同じように、視聴者が戸惑っているうちに一気に物語の世界に引き込まれていく。

また、第5話のラストシーンも必見! 俳優の表情を映しながら、登場人物の感情を文字で浮かばせる演出が、とてもエモーショナルで強烈なインパクトを残す。カット割りや音楽も美しく、観る人それぞれに異なる解釈を生み出すようなセリフや表情にも、ぜひ注目してほしい。

ちなみに、演出はチョン・ジヒョン(『二十五、二十一』)とホ・ソクウォン(『ドック イズ バック』)、脚本はハン・ガラム(『天気がよければ会いにゆきます』)が手掛けている。

③2つの人格とそれぞれの恋 いびつな恋愛模様から目が離せない!

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8年間も付き合ったのに、結婚をするかしないかで意見が食い違い、別れることになってしまったウノとヒョノ。頑なに結婚を拒むヒョノもまた、何か問題を抱えているようだ。

そんななか、ウノのもうひとつの人格であるヘリは、ヒョノとは全く関係のない相手ジュヨンに恋をする。2人が仲を深めていく様子は微笑ましいが、ヘリの体はウノのものであり、ヘリは実態のない不確かな存在。ジュヨンの気持ちを想うと胸が締めつけられる。

それぞれのキャラクターに扮するのは、シン・ヘソン、イ・ジヌク、カン・フンと実力派ぞろい。繊細な演技に、酔いしれること間違いなしだ。

キャラクター・キャスト紹介

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チュ・ウノ

テレビ局PPSに勤務するアナウンサー。有名になるために奮闘しているものの、キツい性格が災いして社内での評判は芳しくない。同期のアナウンサーであるチョン・ヒョノとは元恋人同士で、顔を合わせるたびに喧嘩をするほど険悪な関係だが、心の中では彼を想い続けている。ヒョノとの別れがきっかけで解離性同一症になり、ヘリという人格が生まれた。

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チュ・ヘリ

解離性同一症になったウノのなかに生まれたもうひとつの人格。前髪で顔を隠し、ボソボソとしゃべるが、意外にもポジティブ思考の持ち主で、周囲に対して攻撃的なウノとは対照的に親切なところもある。テレビ局メディアNの駐車場で管理スタッフとして働いており、同局のアナウンサーであるカン・ジュヨンに恋心を抱いている。

キャスト:シン・ヘソン

1989年生。幼い頃から俳優になるのが夢で、デビュー作はオーディションを勝ち抜いて出演が決まった「学校」シリーズ第5弾『ゆれながら咲く花』。キャリアを重ね、現在では話題作への出演が絶えない“視聴率クイーン”となった。2025年1月には主演を務めるアクションコメディ映画『勇敢な市民』が日本で公開予定。

代表作:『哲仁王后~俺がクイーン!?~』『ただひとつの愛』『30だけど17です』

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チョン・ヒョノ

PPSの看板アナウンサーで、社内でも強い影響力を持っている。元恋人のウノに対しての態度は冷たく、刺々しい言葉を投げかけてばかりだが、本心では彼女のことを想い続けているようで、無意識のうちに彼女を守る行動ばかりとっている。ウノが解離性同一症であることは知らず、ヘリの人格と会った際に強い違和感を覚える。

キャスト:イ・ジヌク

1981年生。2004年頃から俳優活動をスタートさせ、2006年のドラマ『恋愛時代』で本格的な演技デビューを果たす。タイムスリップをテーマにしたドラマ『ナイン ~9回の時間旅行~』では、放送終了後多くの視聴者がロス状態に陥った。一時期活動を中断していたが、2018年以降は話題作への出演が続いている。

代表作:『リターン―真相―』『君を愛した時間~ワタシとカレの恋愛白書』『ボイス2 ~112の奇跡~』

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カン・ジュヨン

メディアNソウルのアナウンサー。5年前に兄を交通事故で亡くし、深く傷ついた母親からは心ない言葉を投げかけられることもしばしば。もともとは軍人を志望していたが、兄の夢を自分が引き継ぐと決意し、アナウンサーになった。それ以来、無味乾燥な人生を送ってきたが、ヘリとの出会いによって人生が一変する。

キャスト:カン・フン

1991年生。2014年頃に短編映画で頭角を現し、その後、ドラマを中心にキャリアを積み、2021年に2PMのジュノが主演を務めた『赤い袖先』で一躍ブレイクを果たす。名優チャン・ヒョクらと共演したリアルバラエティ『配達はモンゴルモンゴル』では、15歳ほど年の離れたメンバーたちに囲まれて、弟分として奮闘する姿が話題となった。

代表作:『コッソンビ 二花院(イファウォン)の秘密』『赤い袖先』『こんな花のようなエンディング』

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ペク・ヘヨン

メディアNソウルのアナウンサーで、ジュヨンの後輩。長い間ジュヨンに片想いをしており、何度もアタックを試みるが、暖簾に腕押し状態。そんなジュヨンの様子が変わってきたことをいち早く察知し、ヘリの存在を突き止める。

キャスト:チョ・ヘジュ

1995年生。2018年、Webドラマに出演して本格的に俳優活動をスタートさせる。その後、同じくWebドラマ『ひとくちだけ』に出演し、美人なのに恋愛経験ゼロの女の子チョン・ヒスクを演じた。最近では華やかな容姿と確かな演技力を活かし、『マイ・デーモン』『コッソンビ熱愛史』『財閥家の末息子』など数多くの話題作で活躍中。

代表作:『ひとくちだけ』『マイ・デーモン』『財閥家の末息子~Reborn Rich~』

作品概要

作品名:『私のヘリへ ~惹かれゆく愛の扉~』

原題:나의 해리에게

製作年/制作国:2024年/韓国

ジャンル:ロマンス

配信日・配信時間

※放送日時は予告なく変更する場合があります。

第1話 2024年9月23日 23:30~

第2話 2024年9月24日 23:30~

第3話 2024年9月30日 23:30~

第4話 2024年10月1日 23:30~

第5話 2024年10月7日 23:30~

第6話 2024年10月8日 23:30~

第7話 2024年10月14日 23:30~

第8話 2024年10月15日 23:30~

第9話 2024年10月21日 23:30~

第10話 2024年10月22日 23:30~

第11話 2024年10月28日 23:30~

第12話 2024年10月29日 23:30~

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