時代劇からラブコメまで!"メロ職人” イ・ジヌク出演おすすめドラマ5選
シェア

時代劇からラブコメまで!"メロ職人” イ・ジヌク出演おすすめドラマ5選

2024.10.21 17:00

この記事に関する写真(8枚)

  • 三銃士
  • 『三銃士』
  • 『君を愛した時間~ワタシとカレの恋愛白書』
  • 君を愛した時間~ワタシとカレの恋愛白書
  • ハッピーニューイヤー

Edited by

大人の魅力と、無邪気さをあわせ持つ俳優イ・ジヌク。今年43歳を迎えた彼は、2004年に映像作品で演技に初挑戦し、それ以来様々なジャンルの作品で爪跡を残してきた。特にラブストーリーでの演技が注目を集め、“メロ職人”とも呼ばれている。

近年の作品では、ドラマ『イ・ドゥナ!』や『Sweet Home -俺と世界の絶望-』での寡黙な役柄が記憶に新しい。本記事では最新作『私のヘリへ ~惹かれゆく愛の扉~』のほか、イ・ジヌクの魅力が光るおすすめドラマ5作をご紹介する。

①『三銃士』

時は、17世紀。イ・ジヌクが演じるのは“世子”と呼ばれる王位継承者、いわばプリンスだ。彼は高貴な身分を鼻にかけることなく、世にはびこる悪を人知れず成敗していた。両腕となるのは幼い頃から共に過ごしてきた将軍の息子・スンポ(ヤン・ドングン)と、寺で暮らしていたが能力を見初められて今の職に就くことになったミンソ(チョン・へイン)。この3人合わせて、自称“三銃士”だ。

三銃士
©CJ E&M Corporation, all rights reserved.

そんな彼らはある日、科挙のために田舎から2ヵ月かけてやってきていたダルヒャン(ジョン・ヨンファ)に出会う。その時ダルヒャンは科挙の合格有力者を襲う悪党たちを追いかけていたところで、その正義感を気に入った世子は、科挙に合格したダルヒャンを側近として引き入れるのだった。

偶然出会った2人だったが、実はダルヒャンがかつて恋した相手が、世子の妃であることが明らかになる。世子は未だ妻との関係を模索中だったが、ダルヒャンが現れたことで、彼女への想いを次第に自覚していく。メインテーマとなるのは「平和な世の中にするには?」という普遍的な課題である一方、男同士の女性を巡る魂のぶつかり合いも見どころだ。国の将来と守るべきもの、そこに陰謀と復讐が絡む複雑さも本作の魅力と言える。

『三銃士』
©CJ E&M Corporation, all rights reserved.

また、スンポとミンソ、そこに加わるダルヒャンとの友情も欠かせない。言葉を交わさずとも世子の考えを先読みできる3人は、普段は身分の違いを感じさせない関係を築いている。そして必要な時は世子を守るために何でもする。この時代だからこそ生まれた友情に胸が熱くなること間違いなしだ。

②『君を愛した時間~ワタシとカレの恋愛白書~』

30代中盤を迎えた幼馴染の男女が、すれ違いながらも改めてお互いの存在を意識する物語『君を愛した時間~ワタシとカレの恋愛白書~』。本作でイ・ジヌクは、靴の会社に勤めるヒロイン・ハナ(ハ・ジウォン)の隣の家に住む客室乗務員のウォンを演じている。

『君を愛した時間~ワタシとカレの恋愛白書』
©SBS 原作「我可能不會愛你」(作家:徐譽庭) 2011 GALA TELEVISION CORPORATION Three Phoenixes Production Co.,Ltd.

幼い頃からずっと近くにいた2人は、友達以上の関係ではあるが、恋人ではなく家族のように互いに支え合ってきた。そんな中、結婚すると思っていた恋人に振られ、仕事も上手くいかず、家族からも気を遣われているハナは、どんな時でもそばにいてくれたウォンの存在を意識するようになる。

一方ウォンも、職場の後輩からの積極的なアプローチを受ける中で、自分がハナの話題ばかり口にすることや、何があってもハナの元に駆けつけていることに気がつき、かつてハナに抱いていた感情が再び芽生え始める。

君を愛した時間~ワタシとカレの恋愛白書
©SBS 原作「我可能不會愛你」(作家:徐譽庭) 2011 GALA TELEVISION CORPORATION Three Phoenixes Production Co.,Ltd.

ドキドキする恋愛模様だけでなく、結婚への意識や職場での中間管理職としての苦悩なども鮮明に描かれている。さらにコメディ要素も強く、“ザ・韓国ラブコメ”とも言える作品となっている。イ・ジヌクの客室乗務員としてのパリッとした姿とオフの日にゆったりとしている姿のギャップや、ウォンが抱える複雑な過去を体現する演技力に注目してほしい。

③『ハッピーニューイヤー〈TVシリーズ〉』

年の瀬のホテルを舞台に豪華俳優陣が共演した本作で、イ・ジヌクが演じたのはイケメン医師ジンホ。毎週ホテルでお見合いをしており、“土曜日のお見合い男”と呼ばれている。

ハッピーニューイヤー
© 2021 CJ ENM CORP., HIVE MEDIA CORP. ALL RIGHTS RESERVED

本作は、ホテルエムロスに関わる多様な人々が、クリスマスから年明けにかけて愛を見つけていく物語だ。

忘れられない相手がいるホテルマネージャーのソジン(ハン・ジミン)、ある日偶然出会ったホテルスタッフを気にかけるCEOのヨンジン(イ・ドンウク)、大昔の恋を再燃させるドアマンのサンギュ(チョン・ジニョン)、初恋をこじらせているソジンの弟セジク(チョ・ジュニョン)、人生に絶望していたが新たな光を見つける宿泊者のジェヨン(カン・ハヌル)など様々なキャラクターが登場する。

ハッピーニューイヤー
© 2021 CJ ENM CORP., HIVE MEDIA CORP. ALL RIGHTS RESERVED

そのなかでひとり振られ続けているジンホは、親孝行のためにお見合いを重ねていたのだが、毎回上手くいかないのには理由があって……?

オムニバス作品らしく登場人物たちが少しずつ繋がっているのも面白い。不器用そうな彼が、作品の最後に誰とニューイヤーを迎えるのか見届けてほしい。

結婚白書』

恋愛をしていると「付き合っている相手は結婚についてどう考えているのか?」と悩むこともあるだろう。はたまた結婚が決まっても結婚式や新居の準備、両親との関係性で頭を抱えることもあるかもしれない。少なくとも結婚を経験した人から、結婚準備が大変だったという話を聞いたことがある人も多いはず。本作は結婚を決めた男女が結婚式を挙げるまでの困難を描いた作品だ。

イ・ジヌク演じるジュニョンは、長年交際してきたナウン(イ・ヨニ)にプロポーズしようと心に決めていた。しかしその矢先、友人の結婚式に出席したナウンに結婚について問われてしまう。そして、あたふたとしているジュニョンの様子を見たナウンは、ジュニョンには結婚の意志がないのだと誤解し、そっけない態度をとるように。そんな不安な状況から、物語は展開していく。

何とかうまくいき、結婚を誓い合った2人だったが、次に乗り越えなければいけないのは、両親との顔合わせだった。どんな式場で結婚式を挙げるのか?お互いの貯金は?どんなインテリアにするか?どこに住むか?など次々と試練が立ちはだかる。

親が関わってくるからか、お互いに本音を言えず、気持ちがすれ違う2人。ただでさえ論理的なナウンと感情的なジュニョンは正反対の性格でありながら、気持ちを口にしないから余計に通じ合うことができない。結婚前にやらなければならないことを解像度高く追体験できるストーリーで、優しすぎるジュニョンに「頑張れー!」と声をかけたくなってしまう作品だ。

⑤『私のヘリへ ~惹かれゆく愛の扉~』

最後にご紹介するのは、現在配信中の最新作『私のヘリへ ~惹かれゆく愛の扉~』だ。イ・ジヌクは、シン・へソン演じるヒロインのウノと共にアナウンサーとして働くヒョノを演じている。

私のヘリへ ~惹かれゆく愛の扉~
© 2024 KT StudioGenie Co.,Ltd All rights reserved

本作はアナウンサーとして自分のキャリアを築き上げてきたウノと、数年前に別れたが今もウノを気にかけるヒョノの姿がメインで描かれる。なぜ2人は別れることになったのか?そこにはお互いの家族との関係が深く関わっていることが明らかになっていく。

『私のヘリへ』
© 2024 KT StudioGenie Co.,Ltd All rights reserved

解離性同一症という病を抱えるウノを演じるシン・ヘソンの演技力も見どころのひとつだ。同様に注目すべきは、母親が失踪して借金を抱えていた父親も亡くし、とある5姉妹に育てられたヒョノの心の葛藤を表現するイ・ジヌクの演技だ。

心から好きな人を優しく見守りながらも、その人のために自分は離れるべきだと考えている切なさがイ・ジヌクの繊細な演技によって見事に描かれている。本作を通して、さらにイ・ジヌクの虜になるに違いない。


イ・ジヌクのその他の出演作もあわせてチェック!


この記事をシェア

この記事に関する写真(8枚)

  • 三銃士
  • 『三銃士』
  • 『君を愛した時間~ワタシとカレの恋愛白書』
  • 君を愛した時間~ワタシとカレの恋愛白書
  • ハッピーニューイヤー

Edited by

同じ連載の記事一覧

もっと見る

韓国・アジア 特集の記事一覧

もっと見る