報われる保証のない戦いの中で「心の支え」になるものとは… 張本智和、アジア覇者が強行日程でTリーグに出場し続ける理由
アジア卓球選手権で、日本勢としては50年ぶりとなる優勝を果たした日本卓球界のエース、張本智和。悲願の五輪金メダルに向け、国際試合を転戦して腕を磨き続ける一方で、Tリーグへの出場も可能な限り続けている。その理由とは
2025 TBSバレーボールの応援サポーターに、俳優の宮世琉弥さんが就任しました。今月9日(水)から始まる『バレーボールネーションズリーグ2025』の日本ラウンドを前に、サポーターとしての意気込みや大会の魅力について語ってくれました。
――応援サポーターに就任されての感想を
宮世:今回、応援サポーターに就任して、まず女子代表の皆さんと交流をする機会がありました。代表合宿におじゃまして、お昼から夕方ぐらいまでずっと練習を見せていただいて。
その中で、皆さんが「一緒に掛け声しましょう」と仰ってくださったり、秋本美空選手からは「8LOOM(※)の楽曲が好きだから歌ってほしい」とお願いを頂いたりしました。 その影響もあってより気持ちが入っていたので、最初にみなさんがストレート勝ちした時は泣きました。
いままでとは違った目線でバレーボールを応援できているというのがすごく嬉しいですし、応援サポーターとしていろんな方を巻き込んで、もっともっと盛り上げていけたらいいなと思っています。
ネーションズリーグもこれから日本ラウンドで、その先には決勝ラウンドもありますし、8月には世界バレーも始まります。多くのイベントが毎年行われていくので、僕にできる限りの応援を全力でしたいと思います。
※8LOOM(ブルーム)…ドラマ「君の花になる」の劇中に登場した、宮世さん演じる成瀬大二郎も所属するボーイズグループ
――バレーボールに興味を持ったきっかけ、始めたきっかけは
宮世:親戚のお兄ちゃんがバレーボールを小さい頃からやっていて、すごく上手だったというのもあります。結果的にバレーボールに出会えて良かったと、今強く思っています。
そのときに家族もバレーに興味を持ってくれて、お母さんが試合にも来てくれたんですが、シンプルで観やすいと感じたようで、ルールとして複雑なものがなくて、ボールが落ちたらポイント、という分かりやすさで純粋に楽しめたようです。
ーー当時憧れた選手や、真似てみたプレーなどは
宮世:影山と日向の変人速攻ですね!漫画の『ハイキュー!!』で出てくるクイック攻撃です。ちょうど良いトスが上がって、セッターがトスを上げた瞬間にドーン!…みたいな(笑)。
『ハイキュー!!』は、僕が生まれ育った宮城県が舞台ということもあって、当時はみんな『ハイキュー!!』の話ばかりでした。逆に知らないと話の輪に入っていけないみたいな感じで。僕もグッズを買っていました。
――バレーボールが青春の1ページ
宮世:そうですね。中学時代は芸能活動との両立だったので、東京に行く機会が多くて、バレー部になかなか参加できませんでした。中3にもなると、もうほとんど参加できてない状態で、学校自体にもなかなか行けなくて。それなのに、たまに学校に行った時に、バレー部の仲間が声をかけてくれて、練習に誘ってくれたんです。
僕が参加できていない間に後輩も増えてきて、人数もかなり多くて、僕との記憶なんか埋もれていってるはずなのに…。 例えば、対人パス(ふたり一組で行うパス練習)の相手は、お昼休みの間に「今日一緒にやろうね」みたいな口約束をしておく必要があって。
僕は誰からも誘われないんだろうなと思っていたんですが、みんなが「今日の練習、一緒にやろう」みたいな感じで言ってくれて、嬉しかったです。
そういう同級生たちがいなかったら、僕は学校に自分の居場所があると感じることができなかったかもしれません。
――バレーボールの面白さとは
宮世:まず駆け引きがあると思います。攻撃も守備も読みの世界で、トスを上げるセッターが相手の動きを読んで攻撃を組み立てますが、守るほうも相手のコートを見て、相手がどこに飛んでくるかを読む。
「どこでブロックしようかな」「誰に来るだろうな」みたいな感じなので、そういうのを一緒に考えて見てると面白いですし、僕はやっぱりセッターの選手を見るのがすごく好きで。コートを支配しているというか、司令塔の役割を果たしているので。
スポーツは頭脳戦でもあると思いますが、バレーボールのセッターとセッターは特に戦いの火花が散っていると思います。なので僕も「チームの中で誰を」となったら、まずセッターの選手に注目します。どこにトスを上げるだけじゃなく、ツーで返す(トスを上げると見せかけて意表をついてアタック)とかもするので、見ていて本当に面白いです。
日本代表が世界とどう戦うのか、というのも注目ポイントだと思ってます。対戦国の選手陣と比べて、平均身長が10cmぐらい違う時もあるので、そうやった中でどうやって戦っていくかというのを考えるのもすごく面白いです。
――個人的に推している選手は
宮世:同い年ということもあって、甲斐優斗(かい まさと)選手には頑張ってほしいと思っています。身長が2mあるので、高さが武器だと思います。スパイクの威力も強いですし、サーブもすごいんです。まだ21歳なので、これからどんな選手になっていくんだろうとワクワクしています。
あとは秋本美空(あきもと みく)選手です。まだ18歳で、僕の妹より年下なんですが、今世界で戦って頑張っている姿を見てると、やっぱり応援したくなります。
インタビューで「どういうところを頑張っていきたいですか」と聞かせていただいたときに「私はまだ入ったばっかりなので、全力でこのチームを盛り上げるために声を出していきたいですし、サポートの方もしっかりとやっていきたい」というコメントをしてくださって。
その後、試合でベンチにいる姿を見ていたんですが、タオルなどをしっかり自分で選手の方に持っていったり、自分でちゃんと実行されていたんです。しかも、自分が試合に出たらちゃんと点を決めて活躍していたので、素晴らしいなと思います。
――バレーボールをやっていた経験や、よく観戦することが、今の仕事に生きているところは
宮世:一番は、今回の応援サポーターというお仕事を頂けたことです。自分がバレーボールを経験していることが生かせるお仕事で、本当にやっていて良かったなと感じていますし、スポーツは純粋に、見ていて元気が出るものだと思います。
応援しているチーム、選手の皆さんが勝てば感動しますし、逆にうまくいかなくて必死にもがいている姿にも本当に感動します。自分も頑張ろうと思える勇気と感動を与えてくれるのは、本当にスポーツのすごいところだと思います。次の試合いつだろう、といつも楽しみになるんですよね。
――先日の女子代表の皆さんに取材された際にポーズを考案された
宮世:日本の選手の皆さんは、繋ぐ意識、ボールを落とさない粘り強さがすごいので、そこに攻撃の力が加わった時に、世界でも最強になるなと思いました。なのでアタックする「ゴー」という意味と、バレーで跳ぶよという羽の形を組み合わせて、ポーズにしました。そうすると、Vという形もできるんです。
――7月9日からいよいよ始まる日本ラウンドに向けて、ファンの皆さんにメッセージを
宮世:第1、2週の模様をまだ見られてない方もいると思うので、できれば見逃し配信も見ていただきたいです。男女共に日本代表はいまものすごく強いので!
そしてこれから、新しい歴史が刻まれるかもしれないので、それを後々知るんじゃなくて、皆さんにはリアルタイムで目撃してほしいです。新しい監督、新しい体制で、面白い戦術も使っているので、そういうところも詳しく見たらもっと面白くなると思います。
僕も生きている中で、楽しみなことが毎日のように続いていくというのは、こんな幸せなんだと実感をしています。
みんなで全力で応援しましょう!
バレーボールライブの視聴はこちらから
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