『やぶさかではございません』第10話 スキンシップの段階を上げる?イチャイチャ度に耐えられるか視聴者の心臓が試されている
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『やぶさかではございません』第10話 スキンシップの段階を上げる?イチャイチャ度に耐えられるか視聴者の心臓が試されている

2025.05.29 15:00

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松村沙友里が主演を務めるドラマNEXT『やぶさかではございません』が4月2日からスタートした。U-NEXTでは各話1週間独占先行配信されている。

恋人同士になった不思議麻衣(松村沙友里)と上下亮(駒木根葵汰)。上下にライバル出現!?と思いきや、上下の元カノが突然現れて……と波乱万丈のように見えるが、全く揺るがない麻衣と上下の関係。基本的に、みんな麻衣の幸せを願っているので状況が悪くなり得ないのだ。

そんな中、上下が改まって麻衣にお願いがあると言い出し……。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。

なぜだろう、上下が真剣な顔で「お願いがある」と言ったとしてもあまりハラハラしない。たぶん、かわいらしいお願いなんだろうと予想できるからか。

実際にお願いごとの内容はかわいかた。麻衣の誕生日に一緒に過ごしたいというものだった。かわいい。

麻衣のほうは、「もしかすると、上下が詐欺に引っかかり、お金を貸してくれと言われるかもしれない」というとんでもない想像をしていた。麻衣が詐欺に引っかかったら、いらないと言われても貯金全額を渡しそうだが、上下が貸してくれとは口が裂けても言わなそう。まだまだ麻衣に愛が伝わり切っていないぞ、上下。

誕生日デートの約束をしてウキウキするふたりだが、そこに登場したのは麻衣の母・慈子(櫻井淳子)。麻衣が勤めるサイレントカフェ「アサガオ」のハヤシライスがどうしても食べたくなってきてやってきたのだという。

母の登場で上下にピンチが!?と一瞬、期待したが(いけない、やっぱりちょっと波乱を求めてしまっている)、そんなことがあるはずがない。慈子は麻衣に彼氏ができたことを喜び、上下にも好意的だ。

娘が中学生のときの失恋が原因で恋愛から遠のいていたことを知っていた慈子は、励ますために言った言葉が麻衣を縛っていたのでは、と懸念していた。むしろ麻衣は慈子に感謝をし、笑顔を見せる。

なんとなく、この母がいるから麻衣のような娘が育ったんだろうなあ、ということが想像できる。親の顔が見たいなんてよく言うが、別の意味で麻衣の親の顔は見たくなる。どうやったらこんな良い子が育つのですか、と。現在、さまざまな習い事をして充実している様子の慈子。学びを広げて、視野を広げる。実はそれが一番なのかもしれない。

今回、波乱があったと言えば、誕生日デートだろうか。平和にお祝いをしてもらっていた麻衣だが、上下から予想外の提案をされる。「スキンシップの段階を上げていきたい」というもの。

わりとずっとイチャイチャしているので違和感がなかったが、そういえばふたりはハグが多い。キスは控えめだ。麻衣を傷つけたくない、何より嫌われたくないという思いから、上下は非常に慎重になっているのだろう。麻衣としては、拒否する理由はなかった。小さくうなずくと、そっと距離を縮める上下。優しく抱きしめて、キスをする。

……テレビ的には今でも十分イチャイチャしているが、スキンシップの段階が上がったら視聴者のほうが照れてしまいそうだ。目を隠すフリをしつつ、指の隙間からイチャイチャしているところを見守りたい。

そして夜はひとつのベッドで抱き合って眠る。抱き合うだけである。ほのぼの。そしてそんな夜を過ごすことに上下は幸せを感じていた。

最初からほのぼのとしたドラマだったが、終盤に差し掛かり、多幸感がアップしてきている。ここからふたりに何か課題があるとしたらなんだろう? と頭を悩ませてしまうほど。そして次回は同姓へのステップを踏むのだろうか。

……もしかしたら一番気になるのは、もはや最終回に麻衣の白無垢かウェディングドレスを見られるのか、というところかもしれない。


第10話の視聴はこちらから

公式サイトはこちら

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