『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で話題に!実力を発揮し続ける俳優チュ・ジョンヒョクの出演ドラマ5選
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『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で話題に!実力を発揮し続ける俳優チュ・ジョンヒョクの出演ドラマ5選

2024.07.08 12:00

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  • 黒い太陽~コードネーム:アムネシア~
  • ハピネス -守りたいもの-
  • 『ハピネス -守りたいもの-』
  • ユミの細胞たち

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ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』でヨンウとともに新人弁護士として切磋琢磨するクォン・ミヌ役を務め、一気にその名が知れ渡ったチュ・ジョンヒョク。存在感が日に日に増している注目の俳優だ。

彼は2020年にカカオが主催した新人俳優オーディションに合格。現在はイ・ビョンホンが設立し、キム・ゴウンパク・ボヨンなど人気俳優が多く在籍するBHエンターテインメントに所属しており、SNSでは授賞式で再会した同事務所の俳優たちとの仲睦まじい姿も見せてくれている。

また今年の百想芸術大賞では、映画部門の新人演技賞に『万分の一秒』でノミネートされ、その実力を確かなものにしている彼は、2024年は映画『한국이 싫어서(原題)』(Because I Hate Korea)やディズニープラスで配信予定のドラマ『트리거(原題)』(トリガー)など出演作の公開が続く予定だ。

本記事では最新作『正直にお伝えします!?』や、今後も多くの映画・ドラマを抱える彼が演じてきた様々なキャラクターについて、作品を通じてご紹介する。

①『黒い太陽~コードネーム:アムネシア~』

黒い太陽~コードネーム:アムネシア~
©2021MBC

国家情報院の“黒陽チーム”に所属していたが、突如消息不明となったエリート要員・ジヒョク(ナムグン・ミン)が、過去1年間の記憶を失った状態で韓国に戻ってくるところから始まる本作。

チームの仲間が命を落とした理由と失った記憶、その裏にいる黒幕を明らかにするため動き出したジヒョクだったが、現場支援チームに異動を命じられてしまう。そこで情報分析室から同じチームに配属されたジェイ(キム・ジウン)とパートナーとなって謎を解明しつつ、国家を揺るがす闇の組織と対峙していく。

チュ・ジョンヒョクが演じるのは、ジェイの元同僚で、情報分析室に所属しているチャンギュ。初登場のシーンでは、ファイルの解析で徹夜続きのやつれた顔でジェイに偶然会う。出演シーンは多くないものの、その後もジェイやジヒョクを陰ながらサポートし、データの解析で判明したことを告げる良き同僚として度々登場する。

②『ハピネス -守りたいもの-』

ハピネス -守りたいもの-

2021年に公開された『ハピネス -守りたいもの-』は、“襲人病”というゾンビのように人を襲うようになる病が流行している世界が舞台。

メインキャラクターで警察のイヒョン(パク・ヒョンシク)とセボム(ハン・ヒョジュ)が住むマンションが発症場所とされ、敷地内は壁で取り囲まれてしまう。マンションの住人たちが抱えるエゴや家庭の事情がフォーカスされており、病は違うがコロナ禍を思い出させるようなストーリーだ。

その中でチュ・ジョンヒョクが演じるのは、マンション内にあるジムのトレーナー・スンボム。病の元となったのは“ある薬”と考えられており、その薬を別のトレーナーがジムで売ったことを認め、スンボムも隔離されることになってしまう。途中からの登場ではあるが、キーパーソンとして大きな役割を担っている。

『ハピネス -守りたいもの-』

病に侵されると喉が渇く特徴があるため、発症した際に見せる必死に水を求める姿や、病を発症して自分を失い無我夢中で人を襲おうとする凶暴さは、本当に別人のような不気味さがある。主人公のサポートをするような役柄が多い中で、存在感を発揮し、新境地を見出した作品ともいえるだろう。

③『ユミの細胞たち』

ユミの細胞たち
©STUDIO DRAGON CORPORATION

2021年にシーズン1、2022年にシーズン2が配信された『ユミの細胞たち』は主人公ユミ(キム・ゴウン)や、ユミと恋仲になるゲーム会社代表のウン(アン・ボヒョン)の細胞たちがアニメ化し、彼らの行動に伴ってあれこれ動き出すという新感覚な作品だ。

チュ・ジョンヒョクは、ウンの同僚でゲーム開発者のルイを演じている。基本的に事務所でも、居酒屋でも寝ていることが多いのだが、ウンの悩みに男目線でアドバイスをする。それが少し的を外しているのもリアルだ。

また、同じく同僚のセイ(パク・チヒョン)は、ウンとユミが恋人関係になることを良く思っていないのだが、ルイは間にいるにもかかわらず、セイの気持ちには気が付いていない。

そんな純粋で少しおバカなキャラクターでありながら、ウンの親友で仕事のパートナーとして、良い距離感を保っている。そしてウンとユミの架け橋になる重要な役割を担っているキャラクターだ。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』

2022年にNetflixにて配信され、百想芸術大賞では主人公のウ・ヨンウ演じたパク・ウンビンが最優秀女優賞を受賞するなど、日本でも大きな話題となった『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』。先述の通りチュ・ジョンヒョクは、ヨンウと同じチームでライバルとして働く“腹黒策士”ミヌを演じた。

天才的な頭脳を持つヨンウに対して劣等感を抱いたミヌは、ヨンウの噂を流したり、ライバル会社と取引をしたり怪しい顔を見せるが、本当は優しい心の持ち主。チームで様々な案件を扱ううちに団結力が芽生え、ヨンウや同じく同僚のスヨン(ハ・ユンギョン)との絆が強固になっていく。そしてスヨンとも良い雰囲気になるなど、なかなか憎めないキャラクターなのだ。

ちなみに女性アイドルグループ・NMIXXが「Soñar (Breaker) 」という楽曲を出した時、ドラマ内の「クォン・ミヌ弁護士のロースクール時代のニックネームが何だったか知ってる?」という台詞を引用して楽曲に繋げるショート動画を公開。

様々なアーティストたちが同楽曲でコラボを披露する中、チュ・ジョンヒョクもNMIXXのベイとコラボダンスを披露した。意外にもダンスも上手く、こんなお茶目な一面もあるのか……と驚かされた動画だった。

④『正直にお伝えします!?』

2024年5月1日よりNetflixにて配信がスタートした最新作『正直にお伝えします!?』は、感電をしてから嘘をつけなくなってしまったアナウンサーのキベク(コ・ギョンピョ)と、放送作家のウジュ(カン・ハンナ)が出会い、自らのキャリアに試行錯誤しながらも成長していく物語。

この作品でチュ・ジョンヒョクは、放送作家のウジュの元彼で、“理想の婿”として芸能界で活躍しているチョンウンを演じている。ウジュに未練があるチョンウンはキベクの同級生でもあり、時にキベクのライバル、時にウジュの元カレ、時に2人の親友となって物語を揺るがしていく。

主人公のキベクが正直者になってしまう不思議な現象がこのドラマの土台であるが、正常なチョンウンも、自分自身を誤魔化し、今までついてきた嘘に向き合おうとする。

芸能界の最前線を突っ走ってきた彼は、ファンから嫌われることを恐れ、息苦しさの中で毎日を送っていた。しかしその安全圏から一歩踏み出して、虚像ではない自分と対話しようとする姿には大きな覚悟が感じられる。

チュ・ジョンヒョクが今まで演じてきたキャラクターを組み合わせたような温かさの裏にある苦悩、そして時折見せる冷たい表情がクセになる。

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