『秘密の森』スピンオフ作品!検事ソ・ドンジェの物語『良いが悪い、ドンジェ』
冷徹な資産家でもあるパク・ソンウンが、検事ソ・ドンジェの前に現れ、彼の過去の過ちを暴き出そうと泥沼の戦いを繰り広げる緊迫感のあるストーリー
元気で明るいキャラクターが似合う韓国女優をひとり選ぶとするならば、キム・セジョンを挙げる人は多いことだろう。クシャっと笑う笑顔が眩しく、見ているだけで元気がみなぎるようなパワーを持つ彼女は、多彩な才能で人々を魅了し続けている。
アイドル練習生のオーディション番組「PRODUCE 101」では最終2位となり、I.O.Iのメンバーとしてデビュー。その後、アイドルグループgugudanのメインボーカルとして2020年まで活動してきた。現在では劇中歌を歌うほか、ソロ歌手としても作品をリリースしており、その力強い歌声で多くのファンを虜にしている。
Netflix配信の『社内お見合い』では、思い切ったコメディ演技で話題を呼び、ミュージカルやバラエティなどにも引っ張りだこの存在に。多彩な活躍を見せながら、トップ女優への道を着実に歩んでいる。
本記事では、そんなキム・セジョンの出演作品から、特におすすめのドラマ5作品をご紹介。恋愛ドラマから、ミステリー、アクションまで幅広いジャンルに挑戦しているが、太陽のようなキム・セジョンらしさはどの作品でも健在だ。
受験戦争が激しい韓国の高校生たちが、将来をかけて学校生活を送る中、“X”と呼ばれる
謎の人物が学校内の理不尽な規律を正すために突如現れる。そんな物語の中でキム・セジョンは、漫画家を目指し、名門大学の美術学部への進学を夢見て奮闘する女子学生ウノを演じている。
常に笑顔で活発なウノだが、勉強は不得意だ。彼女はXが起こした事件の現場にいたために、犯人だと疑われ、進学が危うい状況に陥ってしまう。ウノは自身の潔白を証明するため、X探しに奔走。理事長の息子テウン(キム・ジョンヒョン)や学年1位のデフィ(チャン・ドンユン)を疑うものの、その過程で彼らが抱える深い過去を知ることとなる。
本作は、フレッシュな高校生活を描きながらも、彼らが抱えるコンプレックスや学校制度の問題、貧富の差などを鋭く描き出している。一筋縄ではいかない人生を映し出しているような重みのある物語だ。明るく活発な性格ゆえに目立ってしまうウノは、騒動に巻き込まれるが、その前向きさが“レモン”のように彼らの苦悩を爽やかに吹き飛ばしてくれる。
「これはラブストーリーではない」
物語冒頭で、キム・セジョン演じるイヨンがそう語りかけるように、本作は決して甘いロマンスを描いているわけではない。ピアニストだった弟が殺害された事件の真相に迫る兄チャン・ユン(ヨン・ウジン)と、ティンパニ奏者のイヨンが互いの過去のしがらみから解放されていく物語である。
イヨンはピアニストだったイアン(キム・シフ)と同乗していた車で事故に遭い、3カ月間の記憶を失うも、1年後にはオーケストラでティンパニを演奏することを夢見て日々を生きていた。
そんな彼女の前に現れたのが、チャン・ユンである。アルバイトを探しているという彼に、不眠症に悩むイヨンは“イブニングコール”を依頼。超音痴な歌声に驚きながらも、不思議と心が落ち着き、安眠できるようになっていった。そうして2人は不思議な関係を築いていく。
後に、イヨンがオーケストラに参加すると、偶然にもユンもピアニストとして加入。2人の距離は近づくが、イヨンはユンとの不思議な縁に次第に疑問を抱き始める。
幼くして両親を失い、叔母の家族に育てられたイヨンは、記憶を失いながらも懸命に生きてきた。全てを忘れていた彼女に、徐々に過去のトラウマが押し寄せる。しかし、彼女は真実に向き合い、それを受け入れながら前進しようとする。そんなイヨンの強い意志が滲み出る、キム・セジョンの演技にも注目だ。
『悪霊狩猟団:カウンターズ』では本格アクションに挑んだキム・セジョン。昼間は麺屋で働いているが、世にはびこる悪霊をあの世に送り返す“カウンター”として町を守る裏の顔を持つハナを演じている。
ハナは、同じくカウンターで治癒能力を持つメオク(ヨム・ヘラン)と怪力を持つモタク(ユ・ジュンサン)らとともに、日々悪霊退治に励んでいた。
しかし、ある日突然、大切な仲間を失ってしまう。カウンターには、“魂”のパートナーが宿っているが、その仲間の死により、"魂"は高校生のムン(チョ・ビョンギュ)へと乗り移る。新メンバーとなったムンとともに、チームは暴走を続ける悪霊たちと対峙しながら、ムンの亡き父が追っていた事件の真相に迫っていく。
本作でキム・セジョンは、ムンの心強い姉的存在として存在感を示している。
人間レーダーとしての能力を活かし、悪霊の居場所と強さを見極めながらチームを導く若きエースだ。感情をコントロールしきれないムンの心の傷も理解し、家族のような温かさで包み込む人物として描かれている。
松田奈緒子によるコミック『重版出来!』を原作とし、ウェブ漫画編集部での葛藤や成長を描いたヒューマンドラマ『今日のウェブトゥーン』。本作でキム・セジョンは主人公・マウムを演じている。
15年間柔道に打ち込んできたマウムは人生の岐路に立っていた。彼女はあることを理由に柔道から一度離れ、バイトする日々を送っていたが、ある日NEONという大手企業のウェブトゥーンイベントでバイトをしたことをきっかけに、ウェブ漫画に勇気をもらってきた自分も編集者を目指すべく面接を受けてみようと思い立つ。
契約社員としてギリギリ入社することができた彼女は、納期を守らない漫画家や、老いぼれたと批判される漫画家……と様々な個性を持つ作家たちに手を焼きながら、編集者として、またひとりの人間として成長していく。
周囲への気配りを欠かさないマウムは、不安そうな表情を浮かべる同僚がいれば食事に誘い、チームの士気が下がっていれば率先して盛り上げる。まさに、会社に1人はいてほしい潤滑油のような存在だ。
唯一の同期ジュニョン(ナム・ユンス)や、頼れる上司ジヒョン(チェ・ダニエル)、そのほかの編集部のメンバーとも時にぶつかり、時に励まし合いながら日々の業務に取り組む姿は、見る者の心を熱くする。会社勤めの経験がある人なら、誰もが自身の新人時代を懐かしく思い出すことだろう。
2年ぶりのドラマ出演となる最新作『酔いしれるロマンス』。キム・セジョンが演じるのは、特殊部隊出身で、現在は「ジサン酒類」の釜山支店で営業課長を務めるヨンジュだ。
彼女は、持ち前の行動力と情熱で釜山のビール市場を成長させたのだが、ある日、釜山支店が閉鎖の危機に追い込まれてしまう。ヨンジュは後輩たちを守るためにも、会社が買収を狙っているクラフトビール「私の名で」と提携しようと奔走する。
しかし「私の名で」を製造している会社の社長ミンジュ(イ・ジョンウォン)はその提案に興味を示さない。その対応にかえって闘志を燃やしたヨンジュは毎日のようにミンジュのもとを訪れる。
一方で人の感情に敏感なミンジュは、ヨンジュが常に気を張っていることを見抜き、次第に彼女のことを気にかける。水と油のような関係だが、お互いの弱いところを補い合う存在へと変わっていく。対照的な2人が惹かれあっていく姿にはときめきが満載だ。
冷徹な資産家でもあるパク・ソンウンが、検事ソ・ドンジェの前に現れ、彼の過去の過ちを暴き出そうと泥沼の戦いを繰り広げる緊迫感のあるストーリー
ファン・イニョプの最新作『組み立て式家族~僕らの恋の在処~ 』もランクイン!
“最悪”という言葉では足りないほどの性格がひねくれたキャラから、その場をパッと明るくしてくれるお調子者キャラまで——イ・イギョンの演技力が光る映画・ドラマを6作ご紹介!
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