ファン投票によって波乱も。ファイナル進出の16人は果たして?|『HIP POP Princess』第9話レビュー
第9話では、いよいよラストスパートとなる、ファイナルに向けた最後の関門「ファイナリスト選抜戦」を実施。参加者各自のアイデンティティーを表現できる60秒のソロパフォーマンスを披露する。

グローバルに活躍するヒップホップガールズグループの誕生を目指す、Mnetの新プロジェクトである日韓合同サバイバルオーディション番組『Unpretty Rapstar : HIP POP Princess』(以下、『HIP POP Princess』)の日韓同時・国内U-NEXT独占配信のファイナルとなる10話が生配信された。遂に「H//PE Princess(ハイププリンセス)」としてデビューするメンバー7名が決定!
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
メインプロデューサーであるi-dleのソヨン、Dynamic DuoのGaeko、三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典、世界的ダンサーのRIEHATAの4人のもとでチームバトルが行われ、当初は日韓の総勢40名の参加者がバトルを繰り広げてきた。さまざまなミッションにより人数が絞られていき、前回の「ファイナリスト選抜戦」によって、現在の参加者はチェ・ガユン、チェ・ユミン、ハン・ヒヨン、ヒナ、キム・ドイ、キム・スジン、ココ、イ・ジュウン、ミン・ジホ、ミリカ、ナム・ユジュ、ニコ、リノ、ササ、ユン・チェウン、ユン・ソヨンの総勢16名となった。
今回の第10話で、遂に『HIP POP Princess』が完結する。ファイナルを迎えるにあたり、16名が最初に応募した書類やファーストインタビューとファイナルインタビューなどが紹介された。2025年夏、さまざまなミッションを乗り越えるために、試行錯誤しながら曲作りやレッスンを重ねて、奮闘する彼女たちの姿が映し出される。時に喜び、時に涙を流し、時に悔しさをにじませるその姿は、苦悩さえも青春の輝きに満ち溢れている。
いざ、ファイナルステージの会場へ。総勢16名によるヒポプリのテーマ曲「Do my thang」でオープニングを飾る。i-dleのソヨンと岩田がメインMCを務め、GaekoとRIEHATAも見守るなか、「世界を熱狂させるナンバーワンヒップホップアーティストグループになる」という堂々とした抱負を込めたデビューグループ名「H//PE Princess(ハイププリンセス)」と、最終デビューメンバーは7名となることが発表された。
選考方法は、100%のファイナルグローバル投票により決定。韓国40%、日本40%、日韓を除くグローバル地域20%での集計だ。会場では、これまでに脱落したかつての参加者たちや家族も見守る。ここで参加者自身が「一緒にデビューしたい人は誰か」やどの曲をファイナルで選ぶかを決める映像が流れ、韓国の実力者ユン・ソヨンは、迷わず1番にニコ、2番目にココを選択するなど、参加者の想いが伝わる場面もあった。
そして、レッスン場にファイナルの中間評価に訪れたプロデューサー4名の様子が流れた。16名が3チームに分かれて中間評価を受け、チーム別に一番上手だった参加者は、ファイナル最初の新曲ステージで単独イントロができるファイナルベネフィットを獲得できるのだという。結果、本番のステージでは「SPEAK UP」の単独イントロはキム・スジン、「Bless U」の単独イントロはミン・ジホ、「gOOd!」の単独イントロはココが獲得し披露。3曲ともに高評価を得て、観客も大盛り上がりとなった。
ここで合宿所での参加者たちの最後のストーリー映像が流れる。ごちそうが並ぶパーティ会場で舌鼓を打つ面々。実はこの料理は参加者の母親たちの手作りだと告げられ、自宅を離れてデビューへの旅路を歩む彼女たちは懐かしさに包まれる。韓国メンバーに続いて、日本メンバーの母親たちも娘と対面し、涙ぐむ場面も。ササだけ母親の来訪がなかったが、リノの家族に温かく迎えられて参加者同士で育まれた絆の強さが垣間見えた。そんなほっこりした空気から、オーディション時の映像が流れる場面では、爆笑の嵐に。さまざまな過程を経て、ファイナルステージを迎えたのだった。
いよいよ生配信の会場で、i-dleのソヨンによる、最終デビューメンバーの発表となる。栄光の1位は、「いつも大人らしくチームメンバーをまとめる、柔らかなリーダーシップを持った参加者です」と紹介された、ナム・ユジュ。
「本当に長い間願っていた瞬間でした。私がデビューできるように一緒に応援してくださったすべての方々に、心から感謝しています」と話し、「そして誰よりも応援してくれたお母さん、お父さんに一番感謝しています。これからももっと頑張るからね」などと韓国語と日本語の両方で感謝を伝えた。
続く2位は、「ラップメイキング、セルフスタイリング、パフォーマンス創作までどれひとつ欠けていない実力者です」と紹介された、ココ。
「これまでたくさんの応援と投票をありがとうございます。この夢を目指してからしんどい時間もたくさんあったし、辛くて乗り越えられるか不安の毎日でしたが、前を見て走ってきて、このように素敵なデビューの機会をいただけてうれしくて幸せな気持ちでいっぱいです」とコメントした。
3位は、「事前評価から自己紹介サイファー、トラック競争まで自分だけの色が込められたユニークなラップを披露し、上位を維持してきた参加者です」と紹介された、ニコ。
応援してくれた人たちへの感謝を伝え、「ここに来て作詞やメイキングが初めてで辛くて難しい部分もあったんですが、素敵な仲間とプロデューサーの方々と出会えて、もう一段階自分が成長できてすごくここに来てよかったと思いました。ヒップポップという新しいジャンルで唯一無二のアーティストになって頑張りたいと思います」と高らかに宣言した。
4位は、「毎回のトラック競争でプロデューサーたちから絶賛され、実力とともにチームメンバーから高い信頼を得てきた」参加者だと紹介された、ユン・ソヨン。
「まず私は練習生生活がかなり長かったんですが、長い間すごく疲れて、長引くほど挫折感を覚えていました。それでも耐えられたのは、今のようにステージの上でたくさんの愛、ファンのみなさんの愛を受け取る確信と切実さがあったからです」と素直な心情と感謝を伝えた。
5位は、「これまで安定した実力と独創的なパフォーマンスでプロデューサーから高い評価を受けてきた参加者です」と紹介された、キム・ドイ。
応援してくれた人たちへの感謝を伝え、「ゼロから始めた私の最初の挑戦なのに、私を好きになってくれて見守ってくれる方々ができて、デビューまでできることになって、本当にありえないほどの幸運だと思います。私はアイドルだけではなく、アーティストという夢があり、自ら音楽を作っていけるので、私の夢に向かって進み続けられると思います」と用意してきたメモを一生懸命読みながら語るドイ。頑張って日本語でも挨拶をし、健気な印象を残した。
6位は、「毎ミッションごとに心を尽くしたステージを見せてくれました。デビューへの切実な思いに涙を見せたことも。努力が実を結んだようです」と紹介された、リノ。
すでに涙腺崩壊のなか、まず感謝を伝え、「絶対にみなさんの期待を裏切らないように一生懸命頑張るので、これからも見守ってくれたらうれしいです。今までにないヒップホップガールズグループなので、期待してください」と挨拶した。
7位は、「いつも堂々として爆発的なエネルギーで視線を釘付けにする参加者です」と紹介された、キム・スジン。
涙ながらに感謝を伝えながら、「『HIP POP Princess』の旅はここで終わりますが、これからのH//PE Princessとしての私の姿と、メンバーの姿をたくさん応援していただけるとうれしいです。今日私たちにプレゼントをくださってありがとうございます」とコメントした。
こうして選び抜かれたナム・ユジュ、ココ、ニコ、ユン・ソヨン、キム・ドイ、リノ、キム・スジンからなる7名による「H//PE Princess」が決定。温かい拍手が贈られ、濃厚なデビューを掴む旅路は終着駅へとたどり着いた。U-NEXTのXにもコメントが到着しているが、実はこれからが本番。
「H//PE Princess」としての本格的な旅路がまた始まる。デビューしてからの彼女たちの活躍にも大いに期待しようではないか。
第9話では、いよいよラストスパートとなる、ファイナルに向けた最後の関門「ファイナリスト選抜戦」を実施。参加者各自のアイデンティティーを表現できる60秒のソロパフォーマンスを披露する。
『HIP POP Princess』第7話では、敗れた2チームの最下位3名――計6名が脱落した。
番組内でも息ぴったりの4人に、それぞれの第一印象をお聞きしました!
第9話では、いよいよラストスパートとなる、ファイナルに向けた最後の関門「ファイナリスト選抜戦」を実施。参加者各自のアイデンティティーを表現できる60秒のソロパフォーマンスを披露する。
『HIP POP Princess』第7話では、敗れた2チームの最下位3名――計6名が脱落した。
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