『やぶさかではございません』第3話 婚活と元カレに傷つく松村沙友理“麻衣”を癒すのは突然のキス?
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『やぶさかではございません』第3話 婚活と元カレに傷つく松村沙友理“麻衣”を癒すのは突然のキス?

2025.04.10 15:45

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松村沙友理が主演を務めるドラマNEXT『やぶさかではございません』が4月2日からスタートした。U-NEXTでは各話1週間独占先行配信されている。

サイレントカフェ「アサガオ」で働く不思議麻衣(松村沙友理)。同僚の上下亮(駒木根葵汰)から、互いに観察し、ダメなところを指摘し合おうと提案されたことで、急激に距離が近づいていく。

ただ、麻衣は気がついていないようだが、上下は麻衣に想いを寄せており……。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。

上下に唇を触れられ、大いに動揺する麻衣。ただ、それで上下を意識するというよりは、自分の男性に対する耐性がないだとか、修行が足りていない、と考えていそうだ。

一方の上下は、麻衣に片想いをしていると視聴者に明かされたとたんに、気持ちがダタ漏れ状態に。1話で見せていた掴みどころのない雰囲気のある感じは一体どこへ? 一気に恋するかわいい男子になっている。

そんなところに「アサガオ」の助っ人スタッフとして縫目玄(濱正悟)が登場したから大変だ。縫目が麻衣とペアになって仕事をこなすことになり、上下は気が気じゃない。おまけに、麻衣が上下の影響を受けて距離感がバグッてきている。必要以上に縫目との距離が近くなってしまっているのだ。

縫目はクールを装っているが、「コミュ力がある陰キャ」と自称しており、麻衣の距離感を笑い飛ばせる感じではなさそう……。

これだけでも上下としては心配する要素がたっぷりだが、縫目が麻衣のお隣さんだということが発覚。もはや緊急事態だ。こんなシチュエーション、恋しか生まれないのでは!?と思ってしまう。

そんな上下の気持ちは気づかず、麻衣は婚活パーティーへ。上下に唇を触れられてドキドキしているようではダメだ! ということで行動を起こしたわけだが、同じことをされてドキドキしない女子は少数派だと思うので麻衣は安心してほしい。と言うより、がんばる方向性がたぶん違う。

……が、婚活パーティーに行っても成果は得られない。

「共働きがいいけど家事は任せたい」と言う男性がいたり、延々と自分の趣味の話をする男性だったり……。麻衣よ、自分で上下は欠点がないと言っていたではないか……。そんな男性と日常生活で会っていて、おまけに実は想いを寄せられているというのに、なぜ婚活パーティーに!ここで上下の気持ちに気がついていないのも麻衣の良いところなのだろうけれど。

そして婚活パーティーの帰りには恋愛が苦手となった原因の男性、学生のころの元カレにばったりと再会する。

相手は結婚して2人の子どもがいる。しかし、子どもにすぐに怒鳴るし、麻衣に向かって「この年で結婚してないのはやばい」などと言う。麻衣ちゃん、麻衣ちゃん、殴っていいよ、その男!と拳を握りしめてしまったが、麻衣はグッと堪える。ここで言い返しても誰かを傷つけてしまう、と。

「共働きがいいけど家事は任せたい」も「この年で結婚していないのはやばい」も、この令和の時代になにを言っているんだ、と憤りたくなるが、決して珍しい話ではない。今もこんなことを言う男性はいるし、そんな言葉に縛られてしまう女性、麻衣のように傷つく女性もいる。私たちの世界にいないのは上下である。

が、上下がいる世界で生きている麻衣。上下が変化に気が付き、励まそうとする。そう、麻衣は婚活パーティーと思いがけない再会で心が疲れていた。麻衣はどこか自暴自棄にもなっているようで、言葉の端々から劣等感をにじませる。そんな麻衣に、上下はたまらずと言った様子で唇を重ねる(念のために書き記しておくと、同意のないキスは良くないと思う)。

ただ、麻衣はどこか上下に助けを求めていたようにも見えた。それに思わず上下のも応えてしまったのかも?

とは言え、上下のキスの仕方が絵になりすぎて思わず見入ってしまった。観ている側をときめかせてしまうのは、3話までではあるが上下の想いの積み重ねと、振り向いてほしいという一生懸命さによるものだろう。

ああ、だからこそ、一言キスの許可はとってほしかったかも!


第3話の視聴はこちらから

公式サイトはこちら

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