セックス・アンド・ザ・シティ新章「第1話 しあわせな日々」の感想・レビュー（『AND JUST LIKE THAT... シーズン１ / セックス・アンド・ザ・シティ新章』）

『AND JUST LIKE THAT... シーズン１ / セックス・アンド・ザ・シティ新章』の第1話「しあわせな日々」のあらすじや感想・レビューを紹介します。

＜※ネタバレあり＞

「第1話 しあわせな日々」のあらすじ

50代半ばになったキャリーは、相変わらずニューヨークに暮らし、ミランダ、シャーロットとブランチで近況報告をし合う日々を送っています。サマンサだけは、キャリーと仕事でのつながりがなくなったことからみんなと距離ができ、ロンドンに移り住んでいました。ある日、キャリーはビッグとハンプトンズへ向かう予定だったものの、シャーロットから娘リリーの発表会に誘われて旅行を延期。ミランダらとともに発表会に行きますが、一人で留守番をしていたビッグが心臓発作を起こしてしまい…。

舞台はコロナ禍を経てのニューヨーク。かつて30代で恋愛を楽しんでいたキャリーとミランダ、シャーロットも今では50代半ばになり、それぞれ結婚して安定した日々を送っています。それぞれの話題も、子どもの成長や白髪染めなど年齢を重ねたことを感じさせるものが含まれるように。でも20年近く経っても彼女たちの友情やそれぞれのキャラクターは不変で、一旦見始めれば、「そしてこんな風に…（And Just Like That…）」という作品タイトル（キャリーが毎回ナレーションで口にする言葉でもある）の通り、すぐにあの世界に戻ることができます。

サマンサは不在なものの、キャリーが出演するポッドキャスト番組のホストであるノンバイナリーのチェや、シャーロットのママ友であるリサ、ミランダが講義を受けている大学教授のナヤなど、新たに加わったキャラクターも魅力的です。

おなじみの世界が描かれていくのかと思いきや、第1話から驚きの事態が起こり、「めでたしめでたし」のその後が描かれていくことに。『セックス・アンド・ザ・シティ』（以下、SATC）は一話あたり20分程度でしたが、この続編ドラマ『AND JUST LIKE THAT... シーズン１ / セックス・アンド・ザ・シティ新章』はおよそ倍に拡大。その分、それぞれのエピソードの見ごたえが増していて、SATCよりも2本の映画版に近い、全10話のもりだくさんな内容になっています。

AND JUST LIKE THAT... シーズン１ / セックス・アンド・ザ・シティ新章

2021年｜アメリカ

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