セックス・アンド・ザ・シティ新章「第10話 それぞれの結末」の感想・レビュー（『AND JUST LIKE THAT... シーズン１ / セックス・アンド・ザ・シティ新章』）

『AND JUST LIKE THAT... シーズン１ / セックス・アンド・ザ・シティ新章』の第10話「それぞれの結末」のあらすじや感想・レビューを紹介します。

＜※ネタバレあり＞

「第10話 それぞれの結末」のあらすじ

ビッグの死からもうすぐ1年、キャリーはポッドキャストで未亡人であることをジョークとして話せるようになっていました。そしてピーターとの3度目のデートで家の前まで送ってもらい、別れ際にキスを交わします。その夜寝ようとすると、消した枕元のランプが勝手に点灯したため、ビッグが怒っているのではないかと考え始めます。その後、キャリーはビッグの兄から彼の遺灰をどうするかについて質問されます。修理に出して直ったはずのランプが再び点滅する中、パリの夢を見たキャリーは遺灰の眠る場所はそこだと確信します。

遺灰を撒きにパリへ向かうことにしたキャリーはミランダとシャーロットに声をかけますが、ミランダがハリウッドに呼ばれたチェに付き添う関係でロサンゼルスからパリへ向かうと聞き、誘いを取り消します。それをきっかけに、キャリーとミランダは口論に。結局一人でパリに向かったキャリーは、橋からビッグの遺灰を撒くことにします。その後、現在ロンドンで暮らすサマンサにテキストメッセージを送り、パリにいるから会わないかと誘うと「明日の夜はどう？」という返信がきて…。

シャーロットはロックのユダヤ教の成人式のために万全の準備を整えます。式当日、ロックから儀式はできないと言われて自信を失いますが、リサに説得されて、結局シャーロットが代わりに成人式を受けることに。ミランダは白髪だった髪をかつての赤毛に染め、カリフォルニアへと旅立ちます。

ニューヨークに戻ったキャリーは、ポッドキャストの同僚ジャッキーから誘われたパーティで、これまでチェの番組で組んでいたディレクターのフランクリンから、自分がホストの番組を新たに始めないかと誘われます。そして新番組「セックス・アンド・ザ・シティ」を開始したキャリーは、社内のエレベーターの中でフランクリンとキスを交わします。

人生の分岐点を迎えたキャリーとミランダ。ミランダが貴重なチャンスであるインターンシップを蹴って恋人についていくことにキャリーは異議を唱えますが、これは『セックス・アンド・ザ・シティ』のシーズン6で、キャリーが当時の恋人についてパリに行くと言った時にミランダが引き留めたのと同じ構造といえます。友人が決めたことに反対するのは勇気のいることですがが、それを互いにできるのがキャリーとミランダの関係性の強さを表しています。

AND JUST LIKE THAT... シーズン１ / セックス・アンド・ザ・シティ新章

2021年｜アメリカ

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