セックス・アンド・ザ・シティ新章「第6話 15年という価値」の感想・レビュー（『AND JUST LIKE THAT... シーズン１ / セックス・アンド・ザ・シティ新章』）

『AND JUST LIKE THAT... シーズン１ / セックス・アンド・ザ・シティ新章』の第6話「15年という価値」のあらすじや感想・レビューを紹介します。

＜※ネタバレあり＞

「第6話 15年という価値」のあらすじ

心機一転を図りたいキャリーは、シーマに紹介された物件を新居として購入。引っ越しに向けて私物を整理していた際、ビッグのレコードを発見して喪失感を感じてしまう。さらに新居では謎の電子音がずっと鳴ることに悩まされるハメに。そんな時、アンソニーに頼まれて整形に付き添い、好奇心から一緒に診断してもらったところ、手厳しいコメントを聞かされてしまいます。

チェとの「人生最高のセックス」が忘れられないミランダは、女子会でチェとのことをシャーロットに打ち明けますが、浮気だと批判されてしまいます。怒ったミランダが立ち去ろうとすると、キャリーがサマンサのように失いたくないと説得。すこし前に娘のロックから髪を切りたいと言われて動揺していたシャーロットも、みんな今までのようにいられないのかと訴えます。ミランダは迷いながらも、チェに一緒に出かけようとDMを送ることにします。

シーマに実家へ誘われたキャリーは、彼女が両親に恋人がいると嘘をついていることを知ります。その帰り道、シーマから自分の強さを思い出させてくれるものとして赤い紐を手首に結んでもらったキャリーは、どうしても気に入らない新居を売ることに。そして独身時代に住んでいた家に戻ると、これまでの愛おしい15年を思い出し、整形はせずにビッグのレコードを家でかけて心をやすらげることにします。

今回のテーマは、見た目の美しさや人との関係といった、時の経過とともに望むと望まざるにかかわらず変化してしまうもの。キャリーたちが50代半ばになって子どもや親との関係も若い頃とは変わってきたからこそ、こういう描写がよりリアリティをもって感じられます。また、SATCの頃からキャリーにとって大事なアイテムだった彼女のネームネックレスも登場していて、それもキャリーが自分らしさを取り戻すきっかけになったのかもしれません。女性心理をうまく描いたこのエピソードは、実はミランダ役のシンシア・ニクソンが監督を務めています。

このエピソードには、整形のイケメンの先生として『Glee／グリー』のジョナサン・グロフがゲスト出演。ちなみに、シーマの父親を演じているアジェイ・メータは『セックス・アンド・ザ・シティ』シーズン2に端役で出場していました。

AND JUST LIKE THAT... シーズン１ / セックス・アンド・ザ・シティ新章

2021年｜アメリカ

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