セックス・アンド・ザ・シティ新章「第4話 私はシニア？」の感想・レビュー（『AND JUST LIKE THAT... シーズン２ / セックス・アンド・ザ・シティ新章』）

『AND JUST LIKE THAT... シーズン２ / セックス・アンド・ザ・シティ新章』の第4話「私はシニア？」のあらすじや感想・レビューを紹介します。

＜※ネタバレあり＞

「第4話 私はシニア？」のあらすじ

キャリーはヴォーグ誌の元編集長だったかつての上司イニドと再会。70代の彼女から新しいメディアの立ち上げに協力してほしいと言われますが、対象は「私たちと同じ世代の女性」と同世代扱いされて困惑。それでも、強い影響力を持つイニドに著書を紹介してもらいたいという下心から、誘われた決起集会に参加。女性の権利の擁護者として知られるグロリア・スタイネムのスピーチを聞いて感動し、喜んで寄稿することにしますが、イニドが求めているのはキャリーの原稿ではなく10万ドルの寄付でした。キャリーはひょんなことからイニドの恋人と付き合っていると誤解されて「彼と付き合うほど老けてない」と失言してしまいますが、寄付をする代わりに本を紹介してもらうことには成功するのでした。

シャーロットとリサは子どもたちを4週間のサマーキャンプへ送り出します。子どもたちが不在なのでシャーロットとハリーは大胆に愛を確かめ合いますが、彼に逆行性射精（ドライオーガズム。精液が膀胱に流れている）の問題があることが明らかに。シャーロットと一緒に骨盤底筋を鍛えるための運動に励んだハリーは無事完治します。その後、シャーロットとハリーは、リサとハーバートの結婚20周年パーティに出席。そこでシャーロットは有名な画商のマーク・カサビアンと出会い、自分がアートギャラリーに勤めていた時の活躍を知る彼に「うちで働かないか？」と誘われるものの、子どもがいるため断ります。パーティはトラブル続きで、リサの父親で彼女と同じく芸術家のローレンスからハーバートがけなされた時、リサは夫が会計監査官（ニューヨーク市の行政府の一人）に立候補すると宣言します。

ニューヨークに戻ったミランダは、失恋した息子ブレディのために親子3人でセラピーに参加するようになっていました。ある日のセラピーで、同じ家で暮らし続けてはいるものの気まずい雰囲気のミランダとスティーブが話し合う番だとブレディが主張。セラピストから「家族の形を見直すチャンスでは？」と言われたミランダは家を出ようとしますが、スティーブが「自分が出て行く」と申し出てくれます。

最後、ブレディに「この秋は大学に進学しない」と宣言されたミランダは、自分に原因があるので反論こそしませんが、内心は不満タラタラ。後日、ニューヨークに新居を構えたチェに会いに行くと、そこにはロサンゼルスから送ってきたチェの夫ライルの姿も。みんなで酒盛りした後、ソファで寝るはずのライルが酔っ払ってベッドで寝てしまったことから、チェとミランダもその横で寝ることに。2人がセックスしようとすると、目覚めたライルがそこに加わります。ミランダは足がつってしまい、「2人で続けて」と言って隣の部屋のソファへ移動しますが、追いかけてきてくれたチェと一緒に寝ることに。

このエピソードでは、『セックス・アンド・ザ・シティ』シリーズ後半と映画1作目に出ていたイニド役のキャンディス・バーゲンが再登場。また、第3話に続いて同シリーズファンならご存じのビッツィも姿を見せます。ほかには、画商のマーク・カサビアン役でヴィクター・ガーバー（『タイタニック』）が出演。彼はキャリー役のサラ・ジェシカ・パーカーと1996年の映画『ファースト・ワイフ・クラブ』で共演していました。そしてキャリーが決起集会で出会うグロリア・スタイネムは、女性解放運動のパイオニアである実在の人物で、U-NEXTでは彼女の伝記映画『グロリアス 世界を動かした女たち』も配信中。

AND JUST LIKE THAT... シーズン２ / セックス・アンド・ザ・シティ新章

2023年｜アメリカ

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