“じれキュン”な山崎紘菜×小関裕太インタビュー「ラブコメ&人間ドラマという2つの魅力」を持つドラマ『賭けからはじまるサヨナラの恋』
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“じれキュン”な山崎紘菜×小関裕太インタビュー「ラブコメ&人間ドラマという2つの魅力」を持つドラマ『賭けからはじまるサヨナラの恋』

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U-NEXTで独占配信中のドラマ『賭けからはじまるサヨナラの恋』。“氷鉄の女”と呼ばれる孤高の存在の総務の吉永奈央と、“営業部の王子様”と呼ばれてモテモテの里村紘一は、会社の同期ながらほとんど交流がありません。優柔不断な里村は、先輩に“賭け”を強いられ、奈央に告白。実は6年間も里村に片想いしていた奈央は、裏事情を知りつつも思い出作りだと割り切って交際を開始。里村は嘘の告白をした罪悪感に葛藤するも、次第に心から惹かれていきます。そんなじれったくて胸キュンできる“じれキュン”ラブコメの本作で、ヒロインの奈央と同僚の里村をそれぞれ演じた山崎紘菜さんと小関裕太さんに、このドラマの役作りや魅力などを語り合っていただきました。

賭けからはじまるサヨナラの恋_2Sインタビュー_02
©U-NEXT

会話から浮かび上がる、互いにフォローしあえる良好な関係

━━舞台挨拶イベントの際、仕事の都合で登壇できなかった小関さんはビデオメッセージで、山崎さんの印象を「返しが早くて、芸人さんのように面白いワードがどんどん出てくる」と語っていて、それを壇上で見ていた山崎さんは「私のことお笑い芸人さんだと思っているのかな(笑)」とコメントされていましたね。改めてお互いの印象を教えてください。

小関:そういえば撮影現場でも、お笑い芸人さんみたいといった話になった時、紘菜さんが「ザキヤマさんじゃないから!」みたいに言ってたことがありましたね(笑)。お笑い芸人のアンタッチャブルの山崎弘也さんと一字違いなので。

山崎:どんなあだ名で呼ばれていたことがあるかを話していた時に、高校生の頃ヒロナリと呼ばれたことがあるという話をして(笑)。

小関:撮影現場でどう呼び合おうかという話から、そんな話をしたんですよね。

山崎:結局、小関くんと山崎さんになったけど(笑)。

小関:僕はまだ呼び方が定まっていなくて、一時期はヒロナリさんと呼んでたり(笑)、今は紘菜さん、紘菜ちゃんと言ってるかな。お笑い芸人さんみたいに言ってしまうのも、彼女がいると現場が明るくなるんですよね。ご本人もよく笑ってるし、その笑顔が現場に伝播していくような明るい雰囲気を持っていらっしゃるなと。例えば僕が台詞をちょっと噛んだりしてNGを出してしまい、謝りながら撮り直しをお願いした時などに、面白い言葉を返して現場を和ませてくれるから、助かっていました。

山崎:それは小関くんも同じで、長回しで撮影したシーンのときに、私が同じ箇所で何度も間違えてしまった事があって。みなさんに迷惑をかけてしまったなと落ち込んでいたんです。でも小関くんが優しく「大丈夫だよ」と笑ってくれてとても救われました。それに小関くんは、ご存知の通り本当に歌が上手で。

小関:僕の所属事務所が主催している『ハンサムライブ』で歌も歌っているので、そのライブの練習をしている話もしてましたよね。

山崎:休憩時間の時によく鼻歌を歌われていたんですけど、上手すぎて鼻歌のクオリティじゃない(笑)。それを聞いて、スタッフのみなさんと「癒されるね」と話していました。

小関:ほかの現場でも「よく歌っている人」だと紹介されているらしく、新しい現場に入った時に「すごく歌う方ですよね」みたいに言われることが多くて(笑)。でも自分では無意識に歌っているので、周りから言われて、初めて自覚するんです。だから自分では何を歌っていたかも覚えてないんですよね。

山崎:Official髭男dismさんとか、私の好きな曲を歌ってくれると、聴いていたラジオで好きな曲が流れた時のようなワクワク感があって、嬉しかったです。

小関:うるさいと思われてなくてよかったです(笑)。

賭けからはじまるサヨナラの恋_2Sインタビュー_04
©U-NEXT

2人が演じた吉永奈央と里村紘一の魅力

━━お二人の演じたお互いの役の魅力とは?

山崎:奈央から見た里村の魅力は、自分にないものを持っているところだと思います。奈央はすごく不器用な人で、0か100かみたいな極端なところがある。器用な人なら、過去の出来事があった時に会社でもうまく立ち回れたはずだけど、それが上手くできなかったから“氷鉄の女”が生まれた。

なので、里村としてはコンプレックスかもしれない優柔不断さや八方美人に見られるところも、奈央にとっては誰とでも上手く関係を構築する事ができる才能なので、そこに惹かれたのだと思います。また、そんなふうに最初は里村のことをすごく器用だと思っていたけれど、実は自分と同じで、他人から見た自分のイメージと実際の自分とのギャップに悩んでいることが分かって、遠い存在だった里村を近く感じた瞬間に、本当の愛に変わったのかなと思いました。

小関:里村から見ると奈央には、自分とは真逆ともいえる、上司や先輩にでも自分の意見を言える強さや勇気があることに、自分もそうなりたいと憧れたり、尊敬したところがあったのかなと。そんな彼女と、先輩から強いられた思わぬ賭けがきっかけでデート重ねたりする中、自分にないものを間近で感じたり、自分と同じように弱い部分や不器用な部分もあるんだと、自然に見えてきた。そうして彼自身も恋をして、奈央への愛おしさが募っていったのかなと思っていました。また、僕自身としては、奈央は白目も含めて表情がすごく豊かだし、いろんな心の声や見えないところでとる思わぬリアクションもリアルで面白く、かわいらしくて、キュンキュンしました。

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©U-NEXT

監督と共に挑戦した“白目チャレンジ”

━━奈央と里村を演じる上で、それぞれ意識したこととは?

山崎:コメディの部分を、奈央がリードしなきゃいけないとは思っていました。でも、わざとらしくしすぎては視聴者の方が置いていかれてしまうから、リアリティを持ちつつも、ちょっとダサかったりかっこ悪いということを、どうやったら表現できるのかなとすごく考えました。1話につき1回は白目を入れる“白目チャレンジ”も、監督と一緒に密かに挑戦していました。でも、6・7話は登場シーンが少なすぎて白目を入れられなかったので、監督と「悔しいですね」と話していました。

小関:(笑)。白目も良かったけど、心の声のモノローグも素晴らしくて、そのテンポもいいし、声も聞きやすい。コメディだからというより、ストーリーテラーや本筋の進行役としても、すごくいい芝居ができる役者さんだと感じました。さらにすごいのが、その心の声の音声収録はほぼ1発録りだし、その声がのる実際のシーンを撮影する前に収録していたので、イメージを固めた状態で現場に入っていたのかなあと。

山崎:もちろんこうやったら面白いかなというアイディアを持って現場に行っていましたが、まず一度演じてみる段取り確認があって、その後に近くの別室でモノローグを録っていたので、現場で得た感覚や思いついたものを活かすことも多かったです。監督から最初に、“オタクっぽく”や“気持ち悪く”といった要望をいただいていたので、常にそれを選択するように意識していました。

小関:里村と吉永それぞれの思いが分かれて描かれていて、現場で会わない撮影も多かったので、完成したドラマを見て初めて、こんな面白いシーンを撮っていたんだと驚きました。

山崎:でも当然私だけの力ではなく、監督の素晴らしい編集や音楽の力もお借りしてできたことだと思っています。また、コメディのお芝居は特に、一緒にお芝居してくださる方のリアクションのお力も大きいので、本当にみんなで作り上げたという意識が強いです。あと、ただ明るくて面白いだけだと、吉永奈央という1人の女性の奥行きがなくなってしまうので、なぜ会社を辞めたいのか、なぜ氷鉄の女になったのかという、彼女が抱えている他人に触れられたくない部分をしっかり作ることも意識しました。

小関:僕は里村の持っているコンプレックスに、僕が10代の頃と通じるものを感じました。 里村は他人の気持ちが見えるといういい面もある一方、他人に優しすぎて自分で決断できなかったり、白か黒かはっきりするより中間的なグレーの選択をしてしまうところがある。それを変えたいと思っているけど、なかなか変えられずにイエスマンになってしまう。そんな自分へのジレンマや後ろめたさもあるので、自分の性格や選択にネガティブな意識を持っているんですよね。奈央の思いに応えられなかった根源も、その優柔不断さにあると気付いて、そこから自分の性格を大きく変えていく。そこは10代の自分に問いかけていた言葉なども思い出しつつ、里村が乗り越えていく姿が見えたらいいなあという思いを込めて演じていました。

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新たなことに踏み出す人の背中を押してくれるようなドラマ

━━お気に入りのシーンやおすすめのシーンとは?

山崎:私は、第6話の江ノ島デートです。奈央も里村も純粋に楽しんでいるのに、最後のデートだと思っている奈央の心境を考えるとすごく切なくて。そのデートの最後のシーンは、自分としても苦しかったシーンだったので、すごく印象に残っています。キュンキュンしつつ切ないシーンでもあるので、おすすめです。

小関:特にそのデートの帰り道のシーンは、奈央が身を引こうとしている切なさがあって、じれキュンポイントになっていますよね。里村はこれが最後のデートであることや、賭けによる恋の期限が迫っていることを知らないから仕方ないんだけど、いらない優しさを見せてしまうというか、もし優柔不断じゃなかったら、もう一押しできたのかなと。そういえば、このデート中のバスケットボールのゲームのシーンの撮影は、面白かったですね(笑)。

山崎:シュートを決めるの大変だったよね。

小関:台本通りなんですけど、撮影に時間がかかったし、いちばんカットを割ったシーンかも。他にも僕が好きなのは、第1話で奈央が、部屋の中で酒のツマミを焙り焼きしているシーン(笑)。こんなお酒の楽しみ方あるんだと勉強になった。

山崎:私もあの卓上七輪焼きは欲しいなって思いました(笑)。

小関:ちっちゃくて、ちょうどいいサイズで、その場で焙って食べて。リアルにおいしそうで、じれキュンではないですけど、おっさんっぽい素の奈央が見られる、すごくいいシーンだなと思いました(笑)。

山崎:今回のドラマは、後半に進むにつれて、前半のコメディ要素の多い雰囲気とはガラッと変わって、濃密な人間ドラマになっていくんです。小関くんが里村という人物に奥行や深みを与えて演じていたからこそ、里村の葛藤や成長が丁寧にが描かれている。小関くんのお芝居を拝見して、すごく緻密に役の感情を計算された上でお芝居をされているんだろうなと思いました。この時はこう思っているんだろうなという、その時々の役の気持ちや感情のグラデーションが台詞がなくても表情などで見えるのはさすがだなと。

小関:恥ずかしい(笑)。そこまで考えてはいないけど、めっちゃ嬉しいです。

山崎:笑えたりキュンキュンもするけれど、深い人間ドラマでもある。2つの魅力がある作品になっていると思います。

小関:恋愛コメディドラマの中で人間が変わっていく、ヒューマンストーリーでもありますよね。28歳の今の僕のような年齢で新しいことを始めようとした時、「今さらやって意味あるのかな」と思うことがあるかもしれないけど、新しいことを始めるのも、恋をするのも、いつからでもいい。奈央と里村の姿から、新たなことに踏み出す人の背中を押してくれるようなドラマになっていると思いましたね。

━━笑ってキュンキュンできて感動できる作品の魅力と共に、お二人の仲の良さも伝わりました。ありがとうございました。

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(プロフィール)
山崎紘菜(やまざき ひろな)
1994年4月25日生まれ。千葉県出身。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションにて審査員特別賞を受賞。12年俳優デビュー。デビュー以来映画・ドラマほか、モデルやナレーションなども務め幅広く活躍。20年米公開の映画『モンスターハンター』ではハリウッドデビューを果たす。近年の主な出演作として映画『わたし達はおとな』(22)、『LOVE LIFE』(22) 、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』など。11月28日から公演予定の舞台「ジャンヌ・ダルク」に出演予定。

小関裕太(こせき ゆうた)
1995年生まれ。東京都出身。子役として芸能活動をスタート。その後、ミュージカルや舞台、様々のドラマや映画に出演。
最近の出演作はドラマ『来世ではちゃんとします』、ミュージカル『四月は君の嘘』、舞台「キングダム」、現在はドラマ『癒やしのお隣さんには秘密がある』W主演で出演中。今後、舞台「ジャンヌ・ダルク」が、11月28日より東京・大阪にて上演される。

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