『まどか26歳、研修医やってます!』佐藤隆太の安心感が半端ない!芳根京子”まどか”の医師としての覚悟が問われた第5話
シェア

『まどか26歳、研修医やってます!』佐藤隆太の安心感が半端ない!芳根京子”まどか”の医師としての覚悟が問われた第5話

2025.02.12 11:15

この記事に関する写真(4枚)

  • 『まどか26歳、研修医やってます!』第5話
  • 『まどか26歳、研修医やってます!』第5話
  • 『まどか26歳、研修医やってます!』第5話
  • 『まどか26歳、研修医やってます!』第5話

Edited by

医師を志したきっかけは何でもいいのかもしれない。そこに、覚悟さえあれば。そんなことを思わされた『まどか26歳、研修医やってます!』(TBS系)第5話。研修医のまどか(芳根京子)はスーパーローテーションで、4つ目の科となる救命救急センターに配属される。まどかの新しい指導医で、厳しくも「一人でも多くの患者を救いたい」という熱い思いを持ったセンター長・城崎(佐藤隆太)に視聴者から称賛の声が上がっている。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。

まどかはこれまで、医師としてはまだ未熟ながら、自分が担当する患者一人ひとりとじっくり向き合ってきた。しかし、救命救急センターでは、そんな時間はない。ひっきりなしに患者が運ばれてきて、どこが悪いのかも分からない状態で治療に当たる必要がある。

そんな緊迫感のある現場を的確な指示と判断で率いているのが城崎だ。医師としての確かな腕はもちろん、外国人の患者にも対応できる語学力まで持ち合わせている。他にも、高度な知識を持った救急専門の認定薬剤師や、医師の指示に基づいて一定の診療行為が行える診療看護師(Nurse Practitioner)など、プロフェッショナルな人材が揃っており、研修医のまどかが出る幕はなし。

これまでの実務が全く活かせず、ただ指示されたまま雑用をこなすことしかできない。それでも自分ができることを全うしようとするまどかだが、常に緊張感に晒されているストレスからか、点滴の針をうまく血管に通すことができないスランプに陥るのだった。

『まどか26歳、研修医やってます!』第5話
(C)TBSスパークル/TBS (C)水谷緑/KADOKAWA刊

まるでゲームのふりだしに戻った気持ちになるまどか。何もできない無力感から、つい患者の前でため息をついてしまい、城崎から「お前はなんで医者になった?」と問い詰められる。まどかは「患者さんを救いたくて」と答えるが、「目の前でため息つくような医者が患者を救えるか」と叱咤されてしまった。

厳しい言葉だけれど、正論だ。命に関わる重症患者が運ばれてくる救命救急センターでは、少しの気の緩みが患者の命を危険に晒しかねない。まどかは自分の甘さを痛感させられる。

そんな中、迎えたクリスマスイブの当直。頭部外傷で運ばれてきた患者はなんと、まどかの彼氏・直人(渡邊圭祐)だった。まどかが忙しくてしばらく会えていなかった直人は寂しさからお酒を呑み過ぎて、階段から落ちてしまったという。まどかは本気で心配し、それこそため息なんて出る余地もなく、無我夢中で治療に当たった。その気持ちを普段から患者に向けられているか?とまどかは自分に問う。

『まどか26歳、研修医やってます!』第5話
(C)TBSスパークル/TBS (C)水谷緑/KADOKAWA刊

あまりにも診る患者の数が多くて忘れてしまうかもしれないが、その一人ひとりが誰かの大切な人だ。だから、城崎は常に本気なのである。本気で一人でも多くの患者を救いたいと思っているから、彼は研鑽を怠らない。

若手の外科医でも手術の経験が積める海外で修行し、日本に戻ってきたという城崎。外国語に長けているのはそういう理由だ。その圧倒的な努力が佐藤隆太の佇まいに表れていて、安心感が半端じゃない。トイレに行く暇もないほど忙しいのに、ちゃんと指導医としての責務を果たしているのも推せるポイント。まどかに気づきを促すような言葉をかけ、成長へと導いた。

そんな城崎に、視聴者からは「この環境で研修医に注意までできる城崎先生すごくないか?」「人として出来すぎている」「惚れてまうやろーーー!!!!!!」「3人いる説も納得」と称賛の声が寄せられている。

ちなみに、まどかと二人でカップラーメンを待っているシーンでの「伸びるぞ」という城崎の言葉は、「ラーメンが伸びる」と「医師として伸びる」のダブルミーニングだと思われる。そういうところも粋でかっこいい!

『まどか26歳、研修医やってます!』第5話
(C)TBSスパークル/TBS (C)水谷緑/KADOKAWA刊

医師を志した理由は本当に様々だ。TikTokで患者のプライバシーを晒してしまい、動画投稿を禁止された桃木(吉村界人)は元々、お笑い芸人になりたかったという。しかし、芽が出ず、浪人して医師になった。桃木と同じく医師家庭で育った五十嵐(大西流星)は「僕なんか敷かれたレールの上をただ走ってるだけ」と自虐的に語る。

美容外科を目指している萌は中学の頃、ニキビがコンプレックスだったそうだ。そのニキビを皮膚科で綺麗に治してもらったことが、コンプレックスで苦しんでいる人を美容医療の力で救いたいという気持ちに繋がっている。見た目はふわっとしているが、芯はものすごく強い。

千冬(高橋ひかる)のように決して裕福ではない中で医学部に進学させてくれた両親のために頑張っている人、本郷(溝端淳平)のようにプレイヤーよりサポートの方が自分に向いているという理由で麻酔科医になった人もいる。

目の前の患者と本気で向き合う覚悟さえあれば、きっと理由は何でもいいのだ。

『まどか26歳、研修医やってます!』第5話
(C)TBSスパークル/TBS (C)水谷緑/KADOKAWA刊

まどかも本当は、子供の頃にテレビで観た人形劇の主人公・ドクターK(CV:大塚明夫)に憧れて医師を志した。だけど、今は本気で患者を救いたいと思っている。そのためにはもっと、勉強して経験を積まなくちゃいけない。

意を決して、直人にしばらく距離を置きたいと告げたところ、逆に別れを切り出されてしまう。救命救急センターで奮闘するまどかの姿を目の当たりにし、自分とは違う世界で生きていると実感したそうだ。「俺も自分の道を見つけたい!」と宣言し、すっきりとした顔で去っていった。なんだか別れるきっかけを“待ってました”感があって、本当にそれが理由なのかは疑わしいところ。

すっかり置いてけぼりをくらったまどかは動揺しながらも、点滴を成功させる。そのことを誰よりも喜んでくれたのが、菅野(鈴木伸之)だ。まどかが点滴スランプで悩んでいたときからずっと、菅野は気にかけてくれていた。まどかを労う気持ちからだろうが、クリスマスの夜に飲みに行こうと誘い出す菅野。つまり恋人がいない可能性が高く、思わず心でガッツポーズしたのは筆者だけではないだろう。

居酒屋で二人は大好きなドクターKについて語り合う。まどかにも見せてくれるようになった菅野の屈託のない笑顔に胸キュン! だが、医師を目指した理由については「暗い話なんだ、今日はそういう気分じゃない」と教えてくれなかった。それを話してくれた時が、本当の恋の始まりなのかもしれない。


第5話の視聴はこちらから

第6話の予告編はこちらから

この記事をシェア

この記事に関する写真(4枚)

  • 『まどか26歳、研修医やってます!』第5話
  • 『まどか26歳、研修医やってます!』第5話
  • 『まどか26歳、研修医やってます!』第5話
  • 『まどか26歳、研修医やってます!』第5話

Edited by

同じ連載の記事一覧

もっと見る

日本ドラマ 特集の記事一覧

もっと見る