セックス・アンド・ザ・シティ新章「第7話 それぞれのバレンタイン」の感想・レビュー（『AND JUST LIKE THAT... シーズン２ / セックス・アンド・ザ・シティ新章』）
『AND JUST LIKE THAT... シーズン２ / セックス・アンド・ザ・シティ新章』の第7話「それぞれのバレンタイン」のあらすじや感想・レビューを紹介します。
＜※ネタバレあり＞
「第7話 それぞれのバレンタイン」のあらすじ
キャリーの元へ、先日メールを送った元婚約者のエイダンから返信が届きます。5年前に離婚し、現在はバージニアに住んでいる彼は、今度仕事でニューヨークに来るので木曜日にディナーしようという内容でした。木曜日はバレンタインデーなので、それを聞いたシャーロットが興奮します。一方、チェと別れたミランダは、本屋の朗読会で自身が好きな作家のオーディオブックを担当していたアメリアを見かけ、14日の夜に会おうと誘います。
アンソニーが営むイケメンベーカリーは、14日にドリュー・バリモアの番組に出ることに。しかし配達スタッフのひとりがヒト成長ホルモンを打っていると知ったアンソニーが「ドーピングは禁止」と告げたところ、一斉に辞められる羽目に。番組に出すスタッフがいないと嘆く彼のため、シャーロットはゴージャスな詩人のジュゼッペをスカウト。ハンサムでセクシーなジュセッペのおかげで番組出演は成功、注文も大量に舞い込んだことから、アンソニーは今回だけで去ろうとするジュセッペに1週間だけ働いてほしいと頼みます。
14日、シャーロットはロックに興味を持ったモデル事務所の話を聞いたものの、「ガチのステージママになっているからモデルは辞める」「友達がいるから帰ってこないでって言ったでしょ」などと言われてしまいます。ハリーとのバレンタインディナーに出かけても怒りが収まらないシャーロットは、身体に異変を覚えて病院へ急行。原因は、リリーの友達が作った大麻入りのブラウニーを食べたことでしたが、救急車の中で見た人生の走馬灯が悲惨すぎて、以前誘われたアートギャラリーの仕事を受けることにします。
ミランダはアメリアの家に誘われ、ドレスアップして出かけますが、彼女の家は汚部屋。いい雰囲気になっても邪魔が入るため、相手が用事で出かけた隙に帰ることにします。その頃、13年ぶりにエイダンに会いに行ったキャリーは、30分待っても彼が店に現れないので「怖気づいたのかも」と不安に。しかし、実はキャリーが店を間違えていたと判明。無事再会を果たし、会話が弾んだ2人はタクシーでキャリーのアパートに向かいます。かつてこのアパートで同棲するも別れたことを思い出したエイダンは「あの部屋には入れない」と逡巡するものの、代わりにホテルへ行くことにして、階段の下でキャリーにキスをするのでした。
シーズン2制作が決まって間もないタイミングから、再登場することが明かされていたエイダンがついに登場！キャリーから「全然変わっていない」と褒められていましたが、エイダン役のジョン・コーベットは再登場するにあたって髪を切ったり減量に励んだりとかなり努力したんだとか。キャリーと何度もつらい別れを経験したことをちゃんと踏まえた展開となっていた彼は、今回のエンドクレジットではゲストとしてではなくwith扱いで載っており、今後どれだけ出てくれるのか期待が高まります。
今回の最も豪華なゲストは、もちろんドリュー・バリモア。『E.T.』などで子役の頃から活躍してきたドリューは、本人役でこのエピソードに出てきた通り、現在はテレビ番組のホストとしての顔も持っています。彼女の番組に以前シャーロット役のクリスティン・デイヴィスが出た際、ドリューは「自分はサマンサタイプ」と言って笑いを誘っていました。
そのほかには、『セックス・アンド・ザ・シティ』ファミリーとも言える人々の姿も。アメリア役のミリアム・ショアは、本シリーズのクリエイターの一人であるダーレン・スターが手掛ける『Younger／ライザのサバヨミ大作戦』でおなじみ。そしてシーマとキャリーが訪れたスパの受付係を演じていたクリスティーナ・ブルカートは、キャリーの若き日を描いた『マンハッタンに恋をして ～キャリーの日記～』にゲスト出演したことがあります。
また、ジュゼッペ役で強烈な印象を残したのはセバスティアーノ・ピガッツィ。イタリアの俳優バッド・スペンサーを祖父に持つなど芸能一家の生まれで、『僕らのままで／WE ARE WHO WE ARE』などに出演していました。先月にはイタリア版VOGUE誌で取り上げられた、注目の俳優です。
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U-NEXT編集部編集者
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