『アンチヒーロー』第6話。すべての鍵を握る明墨の次なる標的とは?
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『アンチヒーロー』第6話。すべての鍵を握る明墨の次なる標的とは?

2024.05.20 12:00

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長谷川博己が「殺人犯をも無罪にする“アンチ”な弁護士」を演じるTBS日曜劇場『アンチヒーロー』第6話。仕組まれた情報漏洩事件に挑む明墨法律事務所。後半に向けて、すべての事件がついに12年前の事件と繋がっていく──。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。

灯りを落とした明墨法律事務所。

アンチヒーロー_第6話_07
©TBS

明墨(長谷川博己)は「そろそろ始めましょうか」と緋山(岩田剛典)と、“エゴシ”という人物について話し始める。緋山は“エゴシ”が12年前の糸井一家殺人事件にまつわる“例の物”を持っているはずだと語気を強めた。

アンチヒーロー_第6話_09
©TBS

そこに戻った赤峰は、明墨が緋山と共に糸井一家殺人事件にまつわる誰かを探していることを悟り、「もし本当に志水さん(緒形直人)が冤罪なら、知ってしまった以上僕は引き下がれない」と、自分の正義を求めて事件を追うことを決意した。

一方、紫ノ宮は父・倉田(藤木直人)の弁護人になろうと拘留先を訪れるが、倉田は「罪を受け入れ、償うつもり」ときっぱりと申し出を断り、糸井一家殺人事件についても口をつぐんだ。

アンチヒーロー_第6話_02
©TBS

紫ノ宮もまた、「父のせいで傷ついている人がいるなら、私にも責任がある」。と、12年前の事件と向き合うことを誓う。

それぞれの理由を胸に、明墨法律事務所は糸井一家殺人事件の謎に挑む──。

アンチヒーロー_第6話_10
©TBS

明墨は、次なる弁護の依頼人・沢原麻希(珠城りょう)に会いに裁判所を訪れた。

沢原は、雑誌・週刊大洋の副編集長を務めていたが、同社で起きた個人情報30万件の流出事件の容疑者として逮捕され、第一審で懲役1年の判決を受けた。明墨は、自分はハメられたと無罪を主張する沢原に「私があなたを、無罪にして差し上げます」と告げ、控訴審の弁護人となった。

アンチヒーロー_第6話_08
©TBS

情報流出に沢原のIDが使われていたことと、沢原の口座に300万円超の入金があったことの2点が逮捕の決め手となったが、明墨は「普通犯人は自分の犯行だとバレないようにするものだが、証拠はすべて沢原さんがやったと物語っている。不自然なほどに」と、沢原の主張の通り、誰かが沢原を陥れていることを示唆する。

沢原は、会社の女性登用の方針から副編集長に昇進したが、その際に追い抜く形になった年上の部下・上田(河内大和)の逆恨みによる犯行を怪しんでいた。

早速上田を調べると、赤峰が、週刊大洋の過去の記事に着目。沢原が副編集長を務めた時期には、民英党議員で法務副大臣・加崎達也(相島一之)の不倫疑惑や企業癒着に迫った特集が組まれていたが、沢原逮捕後に上田が副編集長になると、売上にも貢献していた暴露記事はぱたりと止まっていた。

実は加崎は、対抗派閥である富田誠司(山崎銀之丞)と法務大臣の座を争っていたが、明墨が富田の不正を暴き失脚させたことで(第3話)一気に法務大臣のイスに近づいた人物。赤峰は、週刊大洋の不自然な方向転換に、加崎と上田の不正取引があるのではと睨んだのだ。

明墨は「そこまで気づいているなら話は早い」と不敵に笑うと、赤峰に上田の尾行を指示する。上田は加崎の対抗勢力・竹本派の暴露記事を多く手掛けており、上田の情報源が加崎である可能性を考えていたのだ。

上田のカバンに仕込んだGPSを頼りにした、相変わらずの犯罪すれすれの調査だが、その甲斐があり、赤峰は上田が加崎の第一秘書と接触する様子を掴んだ。

一方紫ノ宮は、明墨の指示で名簿販売業者の社長・田村のパソコンを押収、上田から情報売買についての問合せが複数回来ていたことを掴む。

加崎が自身の暴露記事を止めさせるために、上田を使って情報漏洩事件を起こし、沢原に罪をなすりつけ陥れた。その仮説を証明する証拠が揃った。

アンチヒーロー_第6話_01
©TBS

しかし控訴審では、第一審で出せなかった正当な理由がない限り、新たな証拠の提示は原則として認められない。明墨は「今回の裁判、裁判官が新証拠を採用するかどうかが大きな決め手となる」と考え、控訴審を担当する裁判官・瀬古判事(神野三鈴)の元を訪れる。

女性登用の煽りで苦境に追いやられている沢原の話を聞き、同じく女性判事として苦しんだ瀬古は「まるで過去の私を見ているよう」と同情を示すと、明墨に「彼女の無念晴らしてあげて」と微笑んだ。

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©TBS

控訴審初日。

赤峰が入手した証拠を提示し、沢原の犯行ではないことと、意図的に情報漏洩したように見せかけられていることを主張する。

対して検察は、上田を証人喚問し、小型GPSを仕掛けられ、赤峰に尾行されたことを証言。違法性がある調査で著しい権利侵害だと訴え、証拠を承服することはできないと突き返した。

明墨は尾行を認めた上で、「国家権力でない一般市民によって行われたGPSによる追跡・尾行・撮影は、正当な弁護活動の一環として行われている限り、直ちに違法と評価されるものではない」と反論。被告人の無罪を明らかにする上で、いずれも必要不可欠なものと瀬古判事に陳情し、証拠採用を求めた。

しかし。同情や共感を示した様子の瀬古だったが、結論は、証拠不採用とした。瀬古は、個人の人権を侵害したものである以上採用できないと説き、「たとえ被告人の防御のためであっても、法に携わる人間として、恥じない行いを遵守してください」と正論をかざしたのだった。

すべての証拠が不採用となったが、明墨は、新たに証拠を探す必要はないと指示する。

赤峰は疑問に思ったものの、明墨には沢原の無実を晴らす以外の目的があるのではと考え始める。

紫ノ宮が新たに、検事正・伊達原(野村萬斎)が糸井一家殺人事件の担当検事だったことと、事件後に異例の出世を遂げた情報を得たことで、明墨が担当してきた事件に関わる人物(伊達原、倉田、緋山)には必ず糸井一家殺人事件との関連性があることに気づく。

そして赤峰は、富田正一郎(田島亮)の事件と今回の情報漏洩事件にも、糸井一家殺人事件との繋がりがあることに気づき、ひとつの推論に達する。

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©TBS

赤峰は「先生の狙いは、瀬古判事だったんですね?」と明墨に推論をぶつける。正一郎が罪を被せた松永(細田義彦)、今回の事件の被告人・沢原、そして12年前の志水に有罪判決を言い渡したのも、いずれも瀬古判事だったのだ。

明墨が松永の裁判を傍聴していたのも、富田親子の不正を暴いたのも、すべては瀬古判事にたどりつくため。赤峰は「瀬古判事にも、暴くべき闇があるということになる」と推察し、今回証拠を認めなかったことによって、また判決が不正に操作されるのでは、瀬古は最初から無罪にする気などなかったのでは、と明墨に問い詰める。

明墨は、赤峰が自ら真実に近づいたことを喜ぶように笑みを浮かべると、「瀬古は最高裁判事の座を狙っている。そのポストを確実なものにするため、政界の大物との繋がりを求めている。最高裁判事の人事は、内閣が任命するからね。富田が失脚した今、その相手は加崎だ」と考えを明かす。

そして明墨は、瀬古と加崎、加崎と上田の繋がりがはっきりしたと不敵に笑うと、「この裁判、瀬古を落とさない限り勝ち目はない。ターゲットは瀬古。あいつの闇を、あぶりだす」と、挑戦的な眼差しで宣戦布告を口にした──。

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©TBS

依頼人・沢原の理解者であり救世主となるかと思われた瀬古もまた、糸井一家殺人事件と繋がる人物だった。検事正・伊達原と酒を酌み交わす瀬古は、普段の柔和な表情から一転、野心に満ちた表情に変わっていた。政界とも繋がり、裁判官という絶対権力を持つ瀬古を、果たして明墨はどのように追い詰めるのか──?

アンチヒーロー_第6話_05
©TBS

回を追うごとに、明墨に並ぶ怖さを帯びていく赤峰と紫ノ宮の語り口も痛快で、それぞれの信じる道に向け、12年前の事件解決に向け、力をつけていく2人の戦いにも目が離せない。

いまだ繋がりが見えていない登場人物たちだが、いよいよ次回の第7話で大きな展開が待ち受けていそうだ。瀬古との対決により何が見えてくるのだろうか。それぞれの道がどう絡み合っていくのか──。第7話も見逃せない!

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