波瑠×川栄李奈のニセママ物語開幕!“後輩”向井康二は困惑の笑顔!?『フェイクマミー』第1話
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波瑠×川栄李奈のニセママ物語開幕!“後輩”向井康二は困惑の笑顔!?『フェイクマミー』第1話

2025.10.11 17:00

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訳アリの元バリキャリ・花村薫(波瑠)と、元ヤンでベンチャー企業社長のシングルマザー・日高茉海恵(川栄李奈)が主人公の金曜ドラマ『フェイクマミー』が幕を開けた。

正反対の人生を歩んできた2人が、子どもの未来のために禁断の「母親なりすまし=フェイクマミー契約」を結ぶ本作。目が離せないストーリー展開はもちろん、登場人物たちのセリフや想いに突き動かされるシーンも多かった。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。

大手の三ツ橋商事で働いていた薫は現在転職活動中。退職した理由を聞かれても「キャリアアップです」の一点張りで本当の理由を明かさなかった。

なぜ会社を辞めたのか。それは優秀社員賞を受賞したのにも関わらず、昇進したのは時短勤務の同僚だったから。担当者から「働く母親を支える制度改革が急務で」と理由を言われるも、薫としては納得ができない。「独身で子どものいない女性社員は多様性に含まれないということでしょうか」と訴えはしたが、聞き入れてくれなかった。

誰かを押し上げるために、別の誰かを犠牲にする多様性を受け入れられなかった薫。ただ、本当にその選択で良かったのか。彼女もまだ答えを見つけられてはいない。

どこかにスポットを当てれば、その周りに影ができる。価値観をアップデートしているつもりが、自分も「多様性」という便利な言葉を刃にして誰かを傷つけていないだろうか。ゾッとするシーンだった。

その後、薫は以前に面接を受けた会社の社長である茉海恵から「娘の家庭教師として働かないか」と持ちかけられる。茉海恵には非公表の娘・いろは(池村碧彩)がおり、いわゆる小学校のお受験をさせたいのだという。

高額の報酬もあって引き受けたが、いろはは母親のいないところでは生意気な発言を連発。これまでにも家庭教師はいたようだが、前任が辞めた理由も理解できる有様だった。そんななか、薫はいろはがとんでもない「天才」であることに気づく。

すぐに分かり合えた薫といろはは共に勉強に励む。感情が乱れたときは「グーパーをしながら3つ数えると落ち着く」と教えたり、茉海恵の仕事が遅くなったときは薫が面倒を見たりして、仲を深めていく。いろはは宇宙飛行士の山崎直子さんが「推し」であり、同じ小学校に通いたいのだと教えてくれたこともあった。

一方、茉海恵は自分の代わりに小学校受験の面接に行くよう薫に依頼するなど、ぶっ飛んだところはありながらも、仕事には真面目。薫にも希望となる言葉を伝える。

「学校の名前だけで勝手に期待されたり、失望されたりしますよ」という薫に対しては「期待されるってすごいことだよ。失望するやつに引っ張られるなんて時間のむだ。ほっときゃいいんだよ。私、薫さんに初めて会ったとき、この人は自分の人生を選んできた人だ。この人にいろはを託したい。こういう人になってほしいと思った」、「薫さんは何があっても自分の価値を下げちゃ絶対にダメ。あなたはすごい。私が言うんだから間違いない」と述べた。薫は今後も“茉海恵の言葉”に救われるだろう、と予感させるシーンだった。

小学校受験を控えるなか、茉海恵のある動画が拡散されて炎上する騒ぎに。会社が上場前に、非公表の娘を伴い面接に行けば、火に油を注ぐことになりかねない。もう受験は諦めるしかないのか。その事実を知り、手をグーパーにしながら涙を流すいろは。

彼女の夢が目の前で消えるのを見たくなかった薫は、自分が母親の代わりとなって面接に行くことを決断する。

父親役として、“知らぬ間に”白羽の矢が立ったのは、副社長で茉海恵の地元の後輩・黒木竜馬(Snow Man・向井康二)だった。彼は、わけも分からぬまま写真館で「ニセ家族」の写真撮影に応じた。「これなんの写真なんですか?」と困惑する黒木に対し、茉海恵は「お前は笑ってりゃいいんだよ」と声をかける。黒木は、言われるがまま口角を上げて、レンズを見つめた。

果たして、薫たちはこの危ない橋を渡り切ることができるのか。これから、このニセママ物語を追いかけたいと思う。

第1話はこちらから

第2話予告編はこちらから

公式サイトはこちらから

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