『ひだまりが聴こえる』中沢元紀・小林虎之介、学生時代の意外な思い出とは?
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『ひだまりが聴こえる』中沢元紀・小林虎之介、学生時代の意外な思い出とは?

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中沢元紀・小林虎之介が主演を務めるドラマ『ひだまりが聴こえる』が6月30日より、U-NEXTで独占先行配信されています。

本作は、難聴の大学生・杉原航平(中沢元紀)と明るくまっすぐな性格の同級生・佐川太一(小林虎之介)がノートテイクを介して心を通わせていく様を繊細に描いた、切なくも儚いヒューマンラブストーリーです。

U-NEXT SQUAREでは、中沢さんと小林さんにインタビュー。今回の役を演じるにあたって挑戦していることや、おふたりのリアルな学生時代の思い出などをたっぷりとお伺いしました。

自然体で過ごせる間柄

ーー本作において、おふたりが挑戦していることを教えてください。

中沢:これまでは自分の経験を活かしてお芝居をしていたんですが、今回は難聴の航平と同じ経験をすることはできないので想像力で補うしかありませんでした。なのでインプットを大切にして演じました。

『ひだまりが聴こえる』
(C)「ひだまりが聴こえる」製作委員会

ーー具体的に、どのようにインプットをしたのでしょう?

中沢:クランクイン前に、中途失調の方のことを調べ、ちゃんと知識を入れた上でお話を聞きました。そうして1人1人の聴こえ方が違うことを知って、航平としての聴こえ方をどんどん自分の中で追求していきました。

ーー小林さんはいかがですか?

小林:今回の撮影は、すごく期間が短くて。それって、すごく大変なことなんですね。体力がとにかく必要になってくる。特に太一はすごくパワフルだから、その分、ワンシーンを撮るだけでも結構エネルギーを使うことが多いですし、どんどん集中力も散漫になっていくんです。でも、今後お仕事が増えてきたら、こういうことも増えていくだろうなと思うので、いい経験だなと捉えています。

『ひだまりが聴こえる』
(C)「ひだまりが聴こえる」製作委員会

ーー具体的にどうやって撮影を乗り越えるようにしているのでしょう。

小林:今は本番以外は、もう完全に力を抜いています。最初は、現場でも太一としていようとしたんですけど、やっぱり余裕がなくなったり、芝居も良くなくなってきちゃって。そのときに、以前共演させていただいた吉沢亮さんが「現場ではリラックスしたほうがよい」と言っていたのを思い出して納得しました。こういう理由だったのかって。ありがたいことに、元紀とは以前にも共演したことがあるので、そこまでしゃべらなくてもいいなと思っていて。

『ひだまりが聴こえる』
(C)「ひだまりが聴こえる」製作委員会

中沢:積極的にしゃべったりとかは、あんまりしてないよね。虎のことは、前回共演した時に、もうわかっているので。お互いにそんなにしゃべる必要もなかったことに関しては気が楽でした。本当に自然体で、力を抜いて、何も考えずに過ごせています。

小林:結構、どのシーンも意味のあるシーンだから、お互いに集中したいもんね。もうすでに関係性が出来上がっているから「仲良くならないと」って無理しなくていいのは、本当にありがたいなと感じています。

豊かな表情はどう作る?

ーー劇中ではお弁当を食べるときの太一のおいしい表情、中沢さんの優しい笑い方が非常に印象的です。表情を作る上でのこだわりがあれば教えてください。

『ひだまりが聴こえる』
(C)「ひだまりが聴こえる」製作委員会

小林:僕は、寝る前に鏡を見ながら、どうやったらおいしそうに見えるかを練習しています。というのも、どうしても食べるシーンが多いので、撮影中はお腹いっぱいなことも多くて(笑)。そういうときでも、おいしく見えるようにはどうしたらいいか、他の作品の食事シーンを観て、「あーこれいい!」「まだやってない」というのを見つけては自分に落とし込むようにしました。

『ひだまりが聴こえる』
(C)「ひだまりが聴こえる」製作委員会

中沢:僕は、笑顔の練習はしてないです。現場の雰囲気で出てくる表情で挑んでいます。というのも、やはり家で台本を読んで、現場の流れを考えても、現場で段取りをしないとわからないことってたくさんあるんですよね。あまり固めすぎると、頭でっかちになっちゃうタイプなので、現場での雰囲気を大事にしながら、考えるところは考えて、いい塩梅を探りながらやっています。

小林:たしかに決めすぎないのは大切だよね。僕も最初は家で覚えるようにしていたんですけど、睡眠時間がなくなっちゃって、後半目が真っ赤になっちゃって。監督から「マジで寝ろ」って言われました。やっぱり寝てないと、セリフを覚えるスピードもどんどん下がるし、そのせいで眠れないループに入っちゃうので…。余裕がないと良い芝居ができないんですよね。

授業中の思い出は?憧れのキャンパスライフは?

ーー劇中ではノートテイクで繋がっているおふたり。学生時代の授業中の思い出を教えてください。

小林:僕は基本寝てました(笑)。テスト中に崖から落ちる夢を見て、机をぼーんって飛ばしちゃったことがあるくらい(笑)。うつ伏せになっていると先生が起こしにくるので、途中からは白目をむいて起きてる風に座りながら眠るようになりましたね。あまりにもそのキャラが定着しているので、ドラマを観てくれた高校時代の友達に「お前がノート書いているとこ初めて見た」って言われました。

中沢:そんなに!?(笑)僕は書道をやっていて、字を書くのが好きだったので、いかに先生の板書を上手にノートに書き写せるかチャレンジしていました。内容よりも「この漢字の書き方いいな」「こうした方がかっこよくなるな」って。

『ひだまりが聴こえる』
(C)「ひだまりが聴こえる」製作委員会

ーーおふたりとも、それぞれに個性的ですね。ちなみに宿題は先に取り組むタイプでしたか?それともギリギリでしたか?

中沢:ギリギリに出していました。

小林:もちろん溜めて、最後の2日で答えを全部写すタイプでしたね。あたかも自分で解きましたよ風に、いい感じに間違えて…。

中沢:わかるな〜、わざと間違えるの。それこそ書き初めとか、楽しいことに関しては一生懸命やるんですけどね(笑)。

ーー今回の作品の舞台は、大学です。おふたりはどんなキャンパスライフを過ごし、どんなキャンパスライフに憧れていましたか?

中沢:僕が大学生の頃は、ちょうどコロナ禍だったので、ずっとオンラインで。今回の作品みたいに、友達と一緒にご飯を食べて、授業を受けて、みたいな当たり前のことに憧れちゃいますね。キラキラしてるなって。

小林:僕は大学生活のキラキラした部分は、わりと体験したほうだと思います。でも、理系だったので勉強は必死でしたね。遅刻したら、授業がわかんなくなっちゃうから。なかなかキツかったです。でも、2年で全部の単位を取ったんです。

『ひだまりが聴こえる』
(C)「ひだまりが聴こえる」製作委員会

ーーえ、すごい!高校時代は寝ていたのに。

小林:大学2年生のときに「俳優になりたい」と思って、親に相談したら「単位全部取ったらいいよ」って言われて。親は無理だと思っていたみたいなんですけど、本当に取っちゃったから驚かれました。「じゃあ大学辞めて、俳優やるわ」って言って、今に至るんですよね。

ーー最後におふたりが感じている本作の魅力を教えてください。

中沢:太一と航平の違いは1つ見どころかなと。結構2人とも育ちや性格が対極にあると思うので。そんな2人が最終的に惹かれあっていく姿を楽しんでいただけたらと思います。

小林:僕は難聴の方にごめんって言わせない作品というのが魅力かなと。原作者の文乃ゆき先生とお話しさせていただいたときに「難聴の方がかわいそうに見えるようには描いてほしくない」とおっしゃっていて。監督とも綿密に擦り合わせながらやっているので、ぜひとも注目してほしいです。


ドラマ NEXT『ひだまりが聴こえる』
毎週水曜深夜24時30分〜25時放送
U-NEXTで各話1週間独占先行配信

中沢元紀さんのその他の出演作はこちらから

小林虎之介さんのその他の出演作はこちらから

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