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- 森田幸成熱烈ボクシング応援団
8月5日の『WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT 特別版』は、国内最高峰のライトフライ級2試合をお届け!“世界”にあと一歩まで近づいた岩田翔吉が、無敗のハードパンチャー、ジェイソン・ブリーリョと対戦するメイン。そして、元WBO世界ミニマム級王者の谷口将隆が階級を上げて、ベテラン堀川謙一と対戦するセミファイナル。
この2試合は、WBC、WBA世界ライトフライ級の絶対王者、寺地拳四朗に挑戦するイメージで観戦することをおすすめしたい!
メインイベント 第7試合:10R/ライトフライ級 岩田翔吉(帝拳)vs ジェイソン・ブリーリョ(比)
岩田翔吉(帝拳)
2018年、アメリカでド派手なデビューを飾り連勝を重ね、ネクスト“井上尚弥”と注目された岩田翔吉。スタイリッシュかつ攻防兼備なスタイルから、ハンドスピードを活かしたノーモーションの右ストレートやコンビネーションを武器に、チャンピオンになる逸材と期待が大きかった。しかし昨年11月、世界初挑戦となるWBO世界ライトフライ級タイトルマッチでは、王者ジョナサン・ゴンサレスの老獪な試合運びに翻弄され、世界の壁に阻まれた。
そして試合後の談話で「簡単に“次”とは言えません」という発言に、世界タイトルの重さと並々ならぬ決意を感じ取れた。さあ再起第2戦!第1戦同様、進化した姿を見せてくれ!
戦績:11戦10勝(7KO)1敗 オーソドックス 27歳
ジェイソン・ブリーリョ(比)
フィリピン国内で戦歴を積み重ね、これまで無敗。ドローが1つあるものの7勝のうち6KOのハードパンチャー。しかも1回KO勝利が4度!顔面でもボディでも、ほぼ一撃で倒しているのでパンチ力は相当なもの。そのパンチを世界トップレベルの選手にヒットできるのか、お手並み拝見!
戦績:8戦7勝(6KO)1分 サウスポー 21歳
セミファイナル 第6試合:10R/ライトフライ級 谷口将隆(ワタナベ)vs 堀川謙一(三迫)
谷口将隆(ワタナベ)
元WBO世界ミニマム級王者。今年1月に行われた2度目の防衛戦で、フィリピンのメルビン・ジェルサエムに、まさかの2回TKO負けで王座陥落。これが、ライトフライ級に階級を上げての再起戦となる。“マタドール”のニックネームが表す通り、華麗なステップワークで攻撃をかわし、あらゆるアングルから突き刺すようなパンチを放つ、ちょっと日本人離れした左ボクサーファイター。自身初のTKO負けのショックから、どれだけ回復しているのか?ライトフライ級で適応出来ているのか?注目の一戦!
戦績:20戦16勝(11KO)4敗 サウスポー 29歳
堀川謙一(三迫)
2000年にプロデビュー、60戦のキャリアを誇るベテランの右ボクサーファイター。その長い戦績の中には、木村悠、寺地拳四郎、岩田翔吉の名前もある。直近の試合は、昨年12月に行われたOPBF東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦。日本選手最年長42歳8ヵ月での戴冠が期待されたが、惜しくも7回TKOで敗れた。堀川もまた大切な再起戦。右リードを出し続け、粘り強く一歩一歩距離をつめパンチを叩き込む、倒されても果敢に立ち上がるファイトスタイルは、堀川のボクシング人生そのもの!一戦一戦を目に焼き付けたい!
戦績:60戦41勝(14KO)18敗1分 オーソドックス 43歳
第5試合:8R/58.0kg契約 中野幹士(帝拳)vs アルネル・バコナヘ(比)
中野幹士(帝拳)
マノス・デ・アセロ(鉄の拳)のニックネームを持つ全勝の左ボクサーファイター。中量級伝説のチャンピオン、ロベルト・デュランのニックネームであるマノス・デ・ピエドラ(石の拳)からあやかった異名が示す通り、ハードパンチでKOを量産する期待のホープ!
とにかく、早いラウンドでのKO勝利が多いので、1ラウンドから目が離せない!
戦績:7戦7勝(6KO) サウスポー 28歳
アルネル・バコナヘ(比)
井上尚弥のスパーリングパートナーとして来日経験もある、フィリピン国内スーパーフェザー級チャンピオン。リードパンチのジャブをリズミカルに突き、ワンツーを打ち込む、比較的正統派スタイル。プロ23戦の経験値を活かした、試合巧者ぶりを発揮したい。
戦績:23戦16勝(11KO)7敗 オーソドックス 29歳
第4試合:8R/ライトフライ級 高見享介(帝拳)vs ルーベン・ダディバス(比)
高見享介(帝拳)
元高校総体王者で、アマチュア戦績47戦43勝4敗という驚異のレコードを残して、昨年7月プロデビュー。しかもデビューから3連続KO勝利中で勢いに乗っている!スピード、キレ、カウンター、当て勘、上下の打ち分けなど既にプロ仕様。これまでKO負けのない、ルーベン・ダディバスを倒して、連続KO記録を更新できるのか注目!
戦績:3戦3勝(3KO) オーソドックス 21歳
ルーベン・ダディバス(比)
これまで4敗しているがKO負けはない。左右フックを振りながら突進してくる、荒削りなファイタータイプ。やや変則ぎみに飛び込んでくるのが特徴。接近戦で、コンビネーションをまとめて相手の動きを止めたい。
戦績:13戦9勝(5KO)4敗 オーソドックス 23歳
第3試合:6R/ライト級 宮田彪我(帝拳)vs キム・ジョンホン(韓国)
宮田彪我(帝拳)
アマ34勝の実績を引っ提げてのプロデビュー戦は、自身初となる外国人選手相手に3-0判定で勝利。しかし、相手の右オーバーハンドが度々ヒットしヒヤッとした一面も。プロ2戦目は、“上手さ”に“強さ”を加えた、さらに成長した姿を見せたいところ。
戦績:1戦1勝 オーソドックス 23歳
キム・ジョンホン(韓国)
これまで韓国国内で4勝1敗のキャリア。4勝全てが判定勝ちなので、パンチはないかもしれない。しかし、国外での試合や外国人との対戦経験もなく実力は未知数。
戦績:5戦4勝1敗 オーソドックス 20歳
第2試合:4R/74.0kg契約 上村周平(天熊丸木)vs 盛合竜也(ワタナベ)
上村周平(天熊丸木)
“尾張のキングコング”と呼ばれた、パワーでグイグイ押し込むファイター。今年1月の試合では、サウスポー相手に出鼻をくじかれ、攻め切る事は出来なかったが、重量感のある右ストレートは破壊力抜群。ここまで未勝利だが、打ち合いになれば充分に勝機はある!
戦績:2戦2敗 オーソドックス 26歳
盛合竜也(ワタナベ)
189cmの長身を活かし、ジャブと打ち下ろしの右ストレートが特徴的なボクサーファイター。ロングレンジのリードパンチで突き放し試合をコントロールしたい。接近戦から乱打戦に巻き込まれることは避けたいところ。ファイター相手に連勝なるか?
戦績:2戦1勝1敗 オーソドックス 21歳
第1試合:4R/フライ級 堀江尭斗(FLARE山上)vs 齊藤澪矢(将拳)
堀江尭斗(FLARE山上)
昨年12月に行われたプロデビュー戦は、激しい打ち合いの末に一歩及ばず判定負け。今度こそ初勝利が欲しい、長身のボクサータイプ。回転力を活かしたコンビネーションで主導権を握りたい。
戦績:1戦1敗 オーソドックス 19歳
齊藤澪矢(将拳)
今年5月、後楽園ホールで行われたプロボクサー新人テストに見事合格し、史上4人目の高校生プロボクサーとなった齊藤澪矢のデビュー戦!学業との二刀流で初勝利を目指す!
戦績:デビュー戦 オーソドックス 17歳
注目の『WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE boxing 特別編』はこちらから。
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