事件の真相に広瀬すず“心麦”衝撃!成田凌“友哉”らの表情に涙が止まらなかった『クジャクのダンス、誰が見た?』最終話
広瀬すず主演のクライムサスペンス『クジャクのダンス、誰が見た?』最終話をレビュー
松村沙友理が主演を務めるドラマNEXT『やぶさかではございません』が4月2日からスタートする。U-NEXTでは各話1週間独占先行配信される。
物語の舞台となるのはサイレントカフェ「アサガオ」。主人公の不思議麻衣(松村)は引っ越しの当日に偶然訪れ、その日にアルバイトに応募。順調に仕事をこなす麻衣だったが、あることをきっかけに同僚で年下男子の上下亮(駒木根葵汰)と「観察し合う」関係となる。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
モノローグで「今はひとりで生きていく人が多い時代」と冒頭でいきなり斬り込み、「恋人やパートナーがいなくても幸せになれるかもしれない」と前置きした上で「私は愛し愛される恋愛がしたい」と、麻衣。
「おひとりさま」もすっかり浸透し、逆に「ひとりでも大丈夫」「ひとりでも生きていける」と言わなければならないような空気さえ逆にあるのかもしれない。が、麻衣の「愛し愛される恋愛がしたい」には異様な熱がこもっているように感じる。
それもそのはず、麻衣は中学校のときに初めて付き合った人に1週間でフラれたトラウマがあった。「好きだったのは自分だけ」という事実は、いくつになっても堪えるが、中学生ならその後の恋愛をいることに心がくじけたって不思議ではないのかもしれない。
そして麻衣は恋愛の代わりにあらゆる勉強に情熱を傾けてきた。いろんな仕事にも挑戦してきた。そんな彼女は「アサガオ」のスタッフになると、即戦力に。なんとなく、ドジで仕事があまりできずに成長していく過程で周りの人たちのスタッフと仲を深めていく……、もしくは仕事ができすぎてなんだか高飛車でまわりと距離ができる、というストーリーを勝手に予想してしまっていた。が、麻衣は仕事ができる上に人当りも良い。あっという間に店のスタッフたちとも打ち解けていく。こうなってくると、麻衣のこれまでの人生で本当にうまくいかなかったのは恋愛だけ、という可能性もありそうだ。
そんな麻衣の調子を狂わせる存在となるのが上下だ。カッコイイ。頭のてっぺんからつま先までカッコイイ。佇まいはそのまま漫画から抜け出してきたかのよう。そしてふんわりとした空気感で、物腰柔らか。出入り口で女性と出くわせば、ドアを開けてあげてレディーファースト。それがキザにならない。本人に(おそらく)下心がないのでいやらしさが皆無。さわやか。
もちろん、カフェには彼目当てでやってくるお客さんも少なくない。が、サイレントカフェなので店内でおしゃべりは咎められるし、もちろん騒ぐこともできない。上下に話しかけるだからか上下はのびのびと働き、きっとその結果、さらにファンを増やすことになっているに違いない。
そんな彼はちょっと人との距離が近い。これがまた相手をときめかせてしまう。話をするときも近いので麻衣も気が気ではない。が、麻衣はドキドキする以前に、「私、臭くないかな?」と気にしてしまうあたり、共感が持てる。恋愛系のドラマでいつも思っていたので、そんな至近距離でドキドキよりも気になってしまうことがあるのでは?と……。
そんなふたりは上下からの提案で互いを観察し合うことに。麻衣だけではなく、上下も恋愛があまり得意というわけではなかった。観察し合って、ダメなところを指摘し合おう、と。知り合って間もなく、互いに対しての先入観がなく、どちらかと言うと好意的。そういう相手と観察し合ったら、好きになるという道しか見えないのだが……。恋は互いを知ることからと相場は決まっているではないか。
だとしたら、気が早いが、掴みどころがない上下がどんなふうに好意を表現するのか、ということだ。そもそも距離が近いから相手を勘違いさせがちだし、本気を出したら国が傾きそうだ。
まずは、「この気持ちはなに?もしかしてこれは恋!?」とモダモダとするふたりが見られそうな予感!
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広瀬すず主演のクライムサスペンス『クジャクのダンス、誰が見た?』最終話をレビュー