心に灯がともる中村倫也“陣内”の支え…髙橋海人“才木”との再タッグ願う『DOPE 麻薬取締部特捜課』第8話
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心に灯がともる中村倫也“陣内”の支え…髙橋海人“才木”との再タッグ願う『DOPE 麻薬取締部特捜課』第8話

2025.08.23 17:00

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ジウ(井浦新)の底知れぬ異能力、寒江(松角洋平)、藤川(小倉史也)ら異能力ハンターの本格始動、「終わりの始まり」の幕開けとなった『DOPE 麻薬取締部特捜課』第8話。奈落の底に突き落とされた気持ちでラストシーンを迎えたが……。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。

第8話は、全知全能の異能力を持つジウが大暴れした回だった。前回、人の体を乗っ取る異能力を見せた彼だが、今回はテレポーテーションのほか、指ひとつで人の頭を爆発させ、才木優人(髙橋海人)の意識に入り込んでいた。ずば抜けた脚力とテレパシーを身につけている泉ルカ(久間田琳加)も含め、チート級の異能力を持っている彼らに勝てるのか。不安が押し寄せる。

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©TBSスパークル/TBS ©木崎ちあき/KADOKAWA
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©TBSスパークル/TBS ©木崎ちあき/KADOKAWA

ジウたちに加えて、異能力ハンターの存在も厄介だ。陣内鉄平(中村倫也)の脱走をきっかけに、自宅待機を命じられた麻薬取締部特捜課。心が折れて動けずにいたなか、才木はひとり気を吐いていた。

その日、綿貫光(新木優子)が自宅に帰ると、祖母・絹代(銀粉蝶)の姿が見当たらなかった。絹代が徘徊しているのを偶然見かけたのは寒江と藤川だった。2人が彼女を“駆除”しようとしたそのとき、綿貫が助けに入った。ここでバトルとなったのだが、なんと藤川も異能力者で「能力封印」の力を持っていたのだ。

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©TBSスパークル/TBS ©木崎ちあき/KADOKAWA

もし彼らとジウが手を組んだら打つ手はない。だが、2人の目的はあくまで「異能力者狩り」だ。藤川がジウの異能力を封印することだってできるはず。ただ、攻撃力も防御力も高い彼にどう近づくのか。ジウにそんな隙はあるのか。異能力ハンターが仲間になってくれる可能性も低い。

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©TBSスパークル/TBS ©木崎ちあき/KADOKAWA

八方塞がりのなかで、気になることがあった。それは才木の異能力である。才木はサイコメトリーの力で両親の出会いや「異能力が社会の有益な力となる」と信じて新薬を開発していた父・隆(田村健太郎)のことなどを読み取っていた。そのなかで、幼い頃の才木が検査を受けた際“複数の異能力がある”ことが明らかとなっている。これは、サイコメトリーや未来予知の他に、まだ覚醒していない異能力があるという伏線なのか。それともまったくの見当違いで、今後も2つの異能力を駆使しながら戦うということなのか、気になるところである。

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©TBSスパークル/TBS ©木崎ちあき/KADOKAWA

どちらにせよ、絶望的な状況には変わりない。ジウやルカにどう立ち向かえばいいのか。そもそもこの勝負に勝てるのか。そんな思いがぐるぐると頭をめぐったとき、才木の前に陣内が現れた。

第8話はずっと心に靄がかかっているような、パズルのピースが足りないような違和感を抱えていた。そうだ。陣内が足りなかったんだ。物語に希望がなかったのだ。

彼が何の目的で姿を見せたのかは不明だ。だが、陣内を見ただけで「もう大丈夫」だと確信できた。これは才木が逆の立場であっても同じことを感じていただろう。「2人が揃えば、どんな困難にも立ち向かっていける」と勇気をもらえるのだ。

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©TBSスパークル/TBS ©木崎ちあき/KADOKAWA

陣内は、視聴者はもちろん特捜課のメンバーにとっても、闇夜を照らす灯火だった。課長の葛城康介(三浦誠己)が騒動の責任をとって特捜課を辞めようとしたとき「葛城さんが課長だから俺は特捜課にいる。他の連中もそうだと思いますよ」と言い、初対面だった綿貫には「居場所ってのは人から与えられるもんじゃない。自分でつくるもんだよ」と声をかける。柴原拓海(豊田裕大)が愚痴をこぼしたときには「お前の人生。そこを犠牲にする必要はねえよ」、「大丈夫。俺が死んでもお前を守ってやる」と告げた。最後はおどけて見せるのも彼らしい。

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©TBSスパークル/TBS ©木崎ちあき/KADOKAWA

陣内の言葉がどれだけ心の支えになったことか。そうした底抜けの優しさと光をくれるからこそ、解体寸前となった特捜課も再び立ち上がれたし、視聴者も希望を持てたのだと思う。

いよいよ最終対決が近づいている。あの2人が揃うと、絶対に大丈夫だと思える。ジウにだって勝てる気がする。再び才木と陣内のタッグを見ることができるのだろうか。

第8話はこちらから

第9話予告編はこちらから

公式サイトはこちらから

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