エヴァートンを率いる名将・モイーズ監督に独占インタビュー 12年ぶり復帰で得た手応えと“新スタジアム元年”への決意
2025年1月、12年ぶりに古巣エヴァートンへ帰還し、シーズン途中就任ながらチームを立て直したデイヴィッド・モイーズ監督。クラブにとっては新スタジアムで迎える歴史的な新シーズンを直前に控え、百戦錬磨の指揮官は何を思うのか。チーム再建への確かな手応えと未来への視線、日本との関わりや印象について訊いた。
2025年8月10日(日本時間、23:00キックオフ予定)、昨季のプレミアリーグとFAカップ、それぞれの優勝チームが対戦する『FAコミュニティ・シールド』が開催される。今年は日本代表・遠藤航が所属するリヴァプールと、鎌田大地が所属するクリスタル・パレスが激突。勝てばリーグ戦開幕に向けて弾みがつく、タイトル獲得以上の意味を持つ重要な一戦となる。
聖地ウェンブリー・スタジアムでの決戦に挑む選手たちは、どのような心境で準備を進めているのか。昨季公式戦44試合に出場した“イーグルス”の守護神ディーン・ヘンダーソンが、U-NEXTのインタビューに応じてくれた。
──FAカップ優勝という素晴らしい結果でシーズンを終え、プレシーズンが始まりました。チームの雰囲気はいかがですか?
ヘンダーソン:ええ、全員が揃い、新シーズンの開始を心待ちにしています。今はコンディションを上げることに集中しているところです。プレシーズンで良い試合をこなして、勢いをつけたいですね。
──FAカップを制したことで、チームの期待値や選手の心構えに変化はありそうですか?
ヘンダーソン:昨シーズンは、その前のシーズン終盤に達成した6、7試合の無敗記録の流れから入ったにもかかわらず、序盤でつまずいてしまったのが残念でした。その経験から学ばなければなりません。
勝利はハードワークを重ね、トレーニングに時間を費やした結果だということを改めて認識する必要があります。決して当たり前だと思ってはいけません。プレミアリーグで勝利をつかむのは、どのクラブにとっても難しいことです。だからこそ、一つひとつの試合に同じ姿勢で臨み、良いスタートを切ることが重要になります。
──シーズンの幕開けとなるリヴァプールとのコミュニティ・シールドは、どのような試合展開を期待していますか?
ヘンダーソン:エキサイティングな試合になることを願っています。おそらく、互いに攻め合う展開になるでしょう。個人的には、序盤からスピーディーな試合展開を期待しています。そして…多くのゴールが生まれればと。もちろん、僕たちだけのゴールですが(笑)。
──クリスタル・パレスにとって、今年3度目のウェンブリー・スタジアムでの試合となります。この象徴的なスタジアムには慣れてきましたか?
ヘンダーソン:あそこでプレーするのは大好きです。昨シーズンの終盤に戦った試合は、本当に大きな意味を持つものでした。試合当日にあの場所へ向かう高揚感は格別ですよ。
ピッチに立てば、ある種の自動操縦のような状態で自分の仕事に集中できますし、本当に素晴らしい感覚です。そして何より、僕たちの背中を押してくれるパレスファンの存在がユニークで、信じられないほどの力になります。FAカップ準決勝、決勝の2試合を通して、彼らの応援は本当に素晴らしかった。次の試合でも同じような雰囲気を作り出して、僕たちを勝利に導いてくれることを期待しています。
──国内シーズンの開幕戦であるコミュニティ・シールドに出場することについて、どのように感じていますか?
ヘンダーソン:最高の気分です。クラブにとっては、今回が初めての出場になるはずですから。こうしたビッグゲームでプレーできるのは、クラブにとって本当に素晴らしいことですし、僕たちにとっても特別な魅力をもたらしてくれます。チームの全員が、本当に楽しみにしていますよ。全力でぶつかって、勝利をつかみ取りたいです。
──最後に対戦相手のリヴァプールについて伺います。移籍市場でも活発な動きを見せていますが、彼らはどのような挑戦をもたらすと思いますか?
ヘンダーソン:これまで通りの強さを見せてくるでしょう。ダイレクトなプレー、スピードのあるフォワード陣、強力な中盤…そして堅固なディフェンス陣と素晴らしいゴールキーパーがいます。厳しい相手であることは間違いありませんよ。
ですが先ほども言ったように、当日は何が起きてもおかしくありません。どんな相手に対しても、勝つチャンスはあるはずです。監督(オリヴァー・グラスナー)はすでに対策に取り掛かっているはずですし、彼が思い描くアプローチを正確に把握しているでしょう。FAカップ決勝の時のように、監督のゲームプランをチーム全員が実行できれば、勝利の可能性は最大限に高まるはずです。
2025年1月、12年ぶりに古巣エヴァートンへ帰還し、シーズン途中就任ながらチームを立て直したデイヴィッド・モイーズ監督。クラブにとっては新スタジアムで迎える歴史的な新シーズンを直前に控え、百戦錬磨の指揮官は何を思うのか。チーム再建への確かな手応えと未来への視線、日本との関わりや印象について訊いた。
昨シーズン、70年ぶりに国内タイトルを獲得したニューカッスル。キャプテンとしてクラブの中心を担うブルーノ・ギマランイスは、「僕たちはもっとハングリーになっている」と、新シーズンのさらなる躍進を見据えている。 中盤で次々に相手のチャンスの芽を摘み、攻撃面でも常に闘う姿勢を崩さない、“マグパイズ”のダイナモ。ギマランイスの原動力とサッカーへの眼差し、そして新シーズンへの意気込みを、U-NEXTオリジナルインタビューで紐解いていく。
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