第5話直前!『御上先生』の生徒役・豊田裕大&山下幸輝が生配信イベントで制作裏話をトーク!
松坂桃李主演の学園ドラマ『御上先生』飯田和孝プロデューサー、宮崎陽平監督、生徒役・豊田裕大&山下幸輝が裏話を披露
早いもので、日曜劇場『御上先生』(TBS系)も第5話となり、いよいよ後半戦となってきた。
御上孝(松坂桃李)の心には何が宿っているのか、彼の瞳には何が映っているのか、まだ読めない部分も多いが、生徒たちと通じ合っていることだけは分かる。
これまで御上は、学問を教えるだけでなく、学生たちのターニングポイントになるであろう“人生の教え”も伝えてきた。今回は、そんな御上から様々なことを学んで吸収した生徒たちの“成長”が見られる回でもあった。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
「俺もあんたも同罪だっつってんだよ!」
ぼんやりとした光しかない暗い部屋で神崎拓斗(奥平大兼)の声が聞こえてくる。まるで暗闇を切り裂くように、自分の過ちを悔いるように、真山弓弦(堀田真由)の傷すらも抱え込むように彼は吐露した──。
すべてのプライドを捨て、「あんたに頭下げたくないけど、どうしても会わなくちゃいけないから」と御上と共に弓弦のもとへと向かった神崎。彼は、弓弦に寄り添う言葉をかけ、被害者の母・渋谷加奈子からのメッセージを読んだ。ある映画を用いて言葉をかける御上に対しては「『本当に悪いヤツはここにもいない』って言ってくれているんですよね?でも、自分の責任だって思わないと進めないから。俺も弓弦さんも」と彼女の方を向いた。
そうせざるを得なかったのだろう。弓弦と接見したあと、座り込んだ神崎。手紙を送って、やっと彼女と会うことができた。100%自分の気持ちを伝えられたのかは分からないが、それでもやりきった。「疲弊」、「今後の不安」、「達成感」など、さまざまな感情が入り乱れて、彼の体を押しつぶしたのかもしれない。御上は神崎を抱え込むようにして共に歩く。
御上がいなければここまで傷は深くなかったかもしれない。だが、彼にとっては大切な傷である。何十年後かにかさぶたになったとしても、きっとその傷跡を見て当時のことを思い出す。痛みを思い出す。そんな大切な傷なのだ。
3年2組は、冬木竜一郎(山下幸輝)、宮澤涼(豊田裕大)、徳守陣(八村倫太郎)、そして、富永蒼(蒔田彩珠)を中心に「高校生ビジネスプロジェクトコンクール」(ビジコン)に参加した。4人の決勝大会(最終審査)のプレゼンは、是枝文香(吉岡里帆)の想い、冬木の父の過去をも救うテーマ、あの名作ドラマに触れてのパンチラインなど、瑞々しさと情熱が入り乱れたシーンだった。
今回、御上は事あるごとに「何もしていない」と言っていた。確かに直接的に介入していないかもしれないが、御上の存在や彼の後押しは生徒たちにとって心強いものになったと思う。生徒たちが考え、かたちにして、観客の心をつかんだことが嬉しかったのか、御上が泣いた……かもしれないシーンは、彼の人柄が垣間見えた瞬間でもあった。
そして、本作のスタート時から気になるのが、槙野恭介(岡田将生)の存在である。御上を陥れる存在なのか、敵のふりをした味方なのか、一体どっちなのだろう。とにかく、第5話も、槙野を演じる岡田の“表情の機微”に釘付けとなった。
御上が「生徒の心をつかみはじめている」という話になった際、津吹隼人(櫻井海音)が「ツンデレ爆弾搭載している」と述べた場面があった。槙野は「本当ね〜。腹立たしい」と反応したが、生徒たちとの関係を築く御上に対し、本当に苛立っている(!?)ように見えた。
ビジコンのときもそうだ。ようやく関係が深くなってきた中岡壮馬(林泰文)と御上が親しげに話しているとき、その表情から“嫉妬”の感情が読み取れた。ビジコンでの優勝後、生徒たちと別れた御上とにらみ合いとなったときも、その表情からは“敵対心”しか感じなかった。でも、そうでないと信じたい部分もある。
今のところは、“ライバル視をしている同期”のように見えるが、最終的に御上と分かり合える存在となるのか?そもそも仲間なのか?このドラマの軸となる御上の過去に槙野が深く関わっているのか?次回は御上の秘密が明らかとなるようだが……。
第5話はこちらから
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